ソニー、サムソン、業績に明暗。エレクトロニクスの王者は・・・

 世は決算発表のシーズン。ソニーは・・・

ソニーが30日発表した2009年4〜9月期の連結決算(米国会計基準)は、最終損益が634億円の赤字(前年同期は557億円の黒字)だった。世界的な需要減で販売が落ち込み、為替の円高も響いた。売上高は前年同期比20%減の3兆2610億円だった。営業損益は582億円の赤字(同844億円の黒字)だった。

 上期は赤字決算かあ。厳しいなあ。一方、韓国のサムソンは・・・

韓国のサムスン電子が30日発表した2009年7〜9月期連結決算は営業利益が前年同期比2.9倍の4兆2300億ウォン(約3260億円)となった。取引価格が上昇している半導体と液晶パネルが全体をけん引、薄型テレビと携帯電話も好調に推移した。金融危機前の水準を大きく上回り、事業構造が似通う日本の総合電機に先行して回復する足取りが鮮明になってきた。

 こちらは営業黒字。しかも、7〜9月と四半期ではあるが、利益は前年同期の2.9倍。エレクトロニクスといえば、日本企業が王者だと思ったけど、いまは違うんだなあ。グローバルには、ソニーではなくて、サムソンかあ。