迷走する巨人。やっぱり発言が変わってきた

巨人の原辰徳監督(53)が13日、渡辺恒雄球団会長(85)との間で、球団OBの江川卓氏(56)を来季首脳として招へいする話し合いを持っていたことを認めた。江川氏の招へいは、清武英利球団代表兼ゼネラルマネジャー(GM=61)が渡辺会長を批判する発端となっていた。これまで指揮官は渡辺会長との会談で江川氏の名前が挙がった事実を否定していた。真っ青な宮崎の空までも、くすむようだった。渡辺球団会長と清武球団代表兼GMの対立問題。発端となった江川氏の招へい問題を、原監督が渡辺球団会長と話し合っていたことを認めた。

 組織のスキャンダルが出てくると、「告発 => 否定 => 肯定」というプロセスをたどることが多いけど、巨人の内紛スキャンダルの場合も同じような展開になってきた。で、中心にいるのは、ナベツネさんと江川さん。現代日本を代表するヒールの競演かしら。で、ヒールにはファンも大勢いるので、双方に応援団が生まれるのだろうなあ。原監督は、どっちのサイドにも立てないように見えるから、両者の間で翻弄されるのだろうか。ウソをつき通せるタイプでもないし、といって、告発側に回ることもないだろうし...。

原点―勝ち続ける組織作り

原点―勝ち続ける組織作り

マッスルも東日本大震災には勝てなかった。番組制作・興行会社が破産

(株)モンスター・ナイン(資本金3億5000万円、港区麻布台1-9-10、代表樋口潮氏)と関係会社の(株)デジタルナイン(資本金5000万円、同所、同代表)は、11月11日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。(略)▼モンスター・ナインは、2005年(平成17年)2月に設立され、テレビ番組の企画・制作を主体とするほか、アミューズメントパークを経営していた。具体的には、TBS系「スポーツマンNo.1決定戦」、「サスケ」、「KUNOICHI」などの特番や、テレビ東京系「ソロモン流」、TBS系「筋肉祭」といったレギュラー番組を手がけ、「マッスルパーク」をお台場、北海道千歳などに展開し、2008年3月期には年収入高約31億5000万円を計上していた。▼しかし、番組制作の受注が減少していたことに加え、2011年春頃に実施を予定していた大規模なイベントが中止になったことや、千歳マッスルパークが客足減少から2011年8月末で閉園したことで業況は大きく縮小していた。▼デジタルナインは、1997年(平成9年)6月設立されたイベント興行事業者。具体的には「マッスルミュージカル」と称するショーで、元体操選手などがアクロバティックなスポーツショーを行っていた。2009年3月期は年収入高約17億円を計上していた模様であるが、震災後の「マッスルミュージカル」が全て中止になったことに加え、2011年10月以降の再開のメドが立たなくなり、事業継続を断念、今回の措置となった。

 「サスケ」からスタートしてキンニク系番組を拡大し、さらに、それをイベントやマッスルミュージカルへと拡大してきたんだろうけど、3月の東日本大震災からイベントもミュージカルも吹き飛び、番組制作も流れ、万事休すになってしまったという図式だろうか。同じように苦しんでいる興業会社は多いのだろうなあ。マッスルの力をもってしても、震災には勝てなかったのか。マッスル系の筋肉タレントさんたちも大変だろうなあ。これも震災の2次被害なのだろう。

今年の沢村賞は、マー君。良かった、良かった

今季のプロ野球で最も活躍した先発完投型の本格派投手に贈られる沢村賞の選考委員会が14日、東京都内で開かれ、楽天田中将大(23)が初めて選ばれた。パ・リーグからは2009年の涌井秀章(西武)以来2年ぶり、楽天勢では08年の岩隈久志以来3年ぶり2人目の選出。(略)田中は今季27試合に登板。19勝5敗の成績を挙げ、最多勝のほか、最優秀防御率(1・27)、最優秀投手(最高勝率=・792)のタイトルを獲得した。

 ダルビッシュか、田中将大か、といわれた沢村賞。結局、マー君に。良かった、良かった。できれば、ダルビッシュとダブル授賞というのもありだったと思うけど。
楽天・田中が初の沢村賞 7つの基準すべてクリア日本経済新聞 => http://s.nikkei.com/rAGH2p

田中将大 〜若きエース4年間の成長〜

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