オリンパスのウッドワード元社長が経営陣刷新を求め、取締役辞任。株主委任状争奪戦が始まる?

10月にオリンパスの社長を解職されたマイケル・ ウッドフォード氏は日本時間の1日にニューヨークで記者会見し、取締役も辞任したと発表した。11月29日に同社が発表した方策を見て、高山修一現社長らが経営陣刷新に主導的役割を担い、今後も影響力を行使するとの懸念から決断した、としている。オリンパス側も、辞表を受理したと発表した。▼同氏は1日発表の声明で、「会社にとって重要な判断は株主の手によって下されるべき」であり「現経営陣から完全に独立した新たな経営陣が一刻も早く選任されるべき」だと強調。その上で自身の取締役辞任は「オリンパスを去るため」ではなく「過去の過ちに関与していない新たな経営陣への早期刷新を促す」ことなどが目的だと説明している。

 オリンパス不正経理を告発して社長を解任されたウッドワード氏が取締役を辞任。外に出ることで、経営陣の完全刷新を求めるのか。大株主の支持を、脛に傷を持つ現在の取締役陣と、その取締役たちに社長の座を追われたウッドワード氏のとちらが勝ち取るか、ということになるのかな。海外の機関投資家たちはウッドワード氏側なのだろうか。国内勢はどうか。それ以前に、取引所の期限までに決算を出せるかどうかかな。
★ウッドフォード氏が抗議辞任:阿部重夫発行人ブログ:FACTA online => http://bit.ly/s0DntA
★Former Olympus chief Woodford quits board - FT.com => http://on.ft.com/sugK2B
★Ex-Olympus Chief Says He Wants to Lead New Management - WSJ.com => http://on.wsj.com/sUYnfB

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プロ野球オーナー会議がDeNAの球界参入を承認

プロ野球12球団による臨時実行委員会が1日午前、東京都内のホテルで開かれた。横浜ベイスターズの買収を決めた携帯電話ゲームサイト「モバゲー」運営会社のディー・エヌ・エー(DeNA)の球界参入を審議し、参入を承認した。引き続き午後に行われるオーナー会議で承認されれば、04年オフに福岡ダイエーホークスダイエーからソフトバンクに譲渡されて以来の球団譲渡が正式に決まる。

 「疑惑の株価」といわれたり、グリーに10億円訴訟を起こされたり、このところ踏んだり蹴ったりだったDeNA、結局、プロ野球には参入できたのだ。でも、まだまだ大変だろうなあ。
★「DeNA球団」疑惑の株価:FACTA online => http://bit.ly/rHHaaI
★グリー株式会社 | ニュースリリース | 訴訟の提起に関するお知らせ => http://bit.ly/w3kaiM

プロ野球ビジネスのしくみ (宝島社新書)

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「小学三年生」「小学四年生」も休刊へ。残るは「小1」「小2」のみ

小学館(東京都千代田区)は1日、月刊学習雑誌「小学三年生」と「小学四年生」を来年2月発売の3月号で休刊すると発表した。四年生は大正12年、三年生は同13年に創刊。昭和48年には、三年生が4月号で102万部、四年生も同号で82万部の最大部数を記録したが、今年度に入ってからは、3年生が4-5万部、4年生は3-4万部になっていた。

 ピカピカの1年生とピカの2年生ぐらいしか、もはや学年雑誌を読んでくれないのだな。親にも買ってあげようというモチベーションがわかないのだろうなあ。今までよく持ったということなんだろうなあ。合掌。
小学一年生 2011年 11月号 [雑誌] 小学二年生 2011年 12月号 [雑誌] 小学三年生 2011年 11月号 [雑誌] 小学四年生 2011年 11月号 [雑誌]

来年の計画を立てるのだったら、やはり、この本があったほうがいいかもーー『共同通信ニュース2012年』

 2012年(平成24年)の計画を立てるのだったら、持っておいたほうがいいのが、これ。「共同通信ニュース2012年」。ビジネスパーソン必携だと思うんだけど。

共同通信ニュース予定2012

共同通信ニュース予定2012

 「ニュース2012年」というように、来年2012年の1月1日から12月31日にまでに予定されている国内外の政治、経済、文化、スポーツの予定が1日単位でわかる本。メディアの人が編集計画を立てるために用意されたみたいな感じもするけど、ビジネスピープルにとっても、この本は有効。特に来年、新製品・新サービスの投入とか、店のオープンとか、イベントとか、考えている人は、それが、どんな時期なのか、把握しておくことは大切。
 例えば、7月27日から8月12日まではロンドン・オリンピック。この時期はオリンピックに話題を取られがちだから、ここで新しいことを仕掛けても目立たない。テレビや新聞で紹介される可能性が低い。来年、オリンピックがあることは知っていても、正確な日付まではなかなか覚えていない。それに来年はロシア、米国、フランス、韓国の大統領選挙もあるし、ビッグイベントがいろいろとある。その結果次第で、政治・経済・社会環境が変わることもある。何かやるんだったら、このあたりもきっちりと押さえておきたい。今年で誕生何周年とかいう情報はアニバーサリー・イベントを考えるヒントにもなるしね。そういえば、来年は金日成生誕100周年、金正日生誕70年なのだなあ。北朝鮮も怖いなあ(とかいうこともわかる)。
 ウィキペディアの「2012年」コーナーも役に立つけど、この本のほうが情報量が多いし、パラパラとめくっていると、発想のヒントにもなる。年賀状や新年メールに「今年はナンタラの年ですが」とか、ひとこと薀蓄を入れるネタ帳としても使える。
★2012年 - Wikipedia => http://bit.ly/rzaJRe