田口和裕、花岡貴子『Google+完全活用術』

 Google+(グーグルプラス)の活用本。何ができるかがわかりやすく紹介されている。ただ、この本を読んだのは、個人的に持っている疑問に対する答えを求めてのことだったのだが、その答えは得られなかった。その疑問とは、Facebookを既にやっているのに、そのうえ、Google+をやる意味があるのか、あるいは、Google+に乗り換える必要があるのか。さらに言えば、いまでさえ、検索、メールをはじめ、かなりの個人情報を(暗黙裡に)Googleに上納しているのに、これ以上、プライバシーをGoogleに見せる必要があるのか。GoogleSNSをやりたい事情はわかるし、ユーザーにとって便利な機能があることもわかるのだが、そのあたりのモヤモヤがどうも解消されなかった。もちろん、この本の中には、Google+Facebookの機能の対照表はあるし、機能的な違いはわかるのだが、「で?」という感じが残ってしまう。この本のせいじゃないんだけど。
 ということで、便利さは理解しつつ、じゃあ、使ってみようというところまでは至らなかった。っていうか、自分が友達が少ないからなんだろうか。遠近いろんな距離の友人・知人がいて、さまざまなコミュニティに属しているのならば、便利なのかな。でも、個人的にはFacebookで満足してしまっていて、まあ、いいかなと...(Facebookにしても個人情報をどう使おうとしているのか、不安がつきまとうが...)。この本そのものとは関係ない感想でした。
 で、目次で内容を見ますと...

序 章 グーグルプラスは新世代のSNSサービス
第1章 グーグルプラスを使いはじめる
第2章 アカウントとプライバシーの設定・編集
第3章 グーグルプラスを写真の保管庫として使う
第4章 クロームでグーグルプラスを拡張する
第5章 スマートフォンでグーグルプラスを使う

 Google+を使ううえでのノウハウがいろいろと解説されていて、便利です。