日本バーチャルリアリティ学会VR心理学研究委員会『だまされる脳』

だまされる脳―バーチャルリアリティと知覚心理学入門 (ブルーバックス)

だまされる脳―バーチャルリアリティと知覚心理学入門 (ブルーバックス)

 副題に「バーチャルリアリティ知覚心理学入門」。視覚、聴覚などの情報を脳はどう近くしているのか。そして人間は仮想現実をどう認識しているのかという入門書。バーチャルリアリティの応用例として、高所恐怖症などの治療に利用する話なども出てくる。目次で内容を見ると…

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DVDの販売が縮小。ピーク時の半分以下。ブルーレイを入れてもピーク以下。

販売用DVDの売り上げが6年連続で前年を下回り、平成23年はピークだった17年の半分を切ることが確実になった。背景には廉価商品があふれるDVD販売の現状と、地上デジタル放送への完全移行でDVDの画質が見劣りするといった事情が絡み、DVDがもはや“コレクターズアイテム”ではなくなったことが浮き彫りになった。日本映像ソフト協会(JVA)が公表した昨年1-11月のビデオソフト売り上げによると、販売用DVDは1076億円で前年同期比89・5%。売り上げは17年の2622億円をピークに下がり続け、22年には1402億円にまで落ち込んでいたが、23年は12月分を入れても1300億円に届かない見通しだ。

 DVDの販売は減っていると思ったが、既にピーク時の半分を割り込んでいる。この記事の後段を見ると、ブルーレイは伸びているが、それでも500億円を超えたところだから、足しあわせても、2000億円に届きそうにない。この記事では、テレビのデジタル化が出ているが、映画もiTunesなどネットでのオンデマンド化、さらにHuluのような映画見放題のネットサービスも出てくる中で、DVDは難しいだろうなあ。WOWOWスカパー!の映画チャンネルをHDDレコーダーに録る手もあるし。ともあれ、いちいち、DVDを入れ替えるということ自体が面倒と思われるようになっている。場所もとるし。ブルーレイにしても、その弱点は変わらないような気がするけど。

ネットテレビの衝撃 ―20XX年のコンテンツビジネス

ネットテレビの衝撃 ―20XX年のコンテンツビジネス

“ビール”出荷量、1992年以来の過去最低

ビール大手5社が17日に発表した2011年のビール系飲料(ビール・発泡酒・新ジャンル)の課税出荷数量は、前年比3.7%減の4億4238万ケース(1ケースは大瓶20本)となった。少子高齢化やビール離れによるすう勢的な減少に加え、東日本大震災の影響による供給不足もマイナス幅を拡大させた。市場は7年連続のマイナスで、現行統計が始まった1992年以降の過去最低を更新した。

 ビール離れは激しいなあ。これはビール大手5社の統計。最近は、韓国系の低価格ビール系飲料がかなり入ってきているというから、この数字だけで判断もできないだろうけど、趨勢として、かなり落ち込んでいることは確かなのだろう。「まずはビールで」の時代の終焉か。それに、これだけ寒い日が続くと、最初から「焼酎のお湯割りで」と始めたくなってしまうなあ。

ビールの基本

ビールの基本

放射能被害は、自分で発見するまで、存在しない?

福島県二本松市の新築の賃貸マンションの室内で高い放射線量が測定された問題で、経済産業省は、去年末に地元の自治体から建物に使われたコンクリートの材料が原因ではないかと指摘を受けたものの、「可能性は低い」として詳しい調査をしていなかったことが新たに分かりました。

 こういうニュースを見ると、お上は結局、原発事故の放射能参加をないことにしたいのだな、と思えてしまう。二本松のマンションにしても、最初に気がついたのは住人だというし...。福島原発事故は国に対する信頼を崩壊させる出来事だったのだな。しかも、現在進行形というところが怖い。
経産省、すぐに調査せず マンション内放射線測定で - 47NEWS => http://bit.ly/xIbRM5
★高線量マンション 一般住宅にも汚染石 経産省、年末に把握 (産経新聞) - Yahoo!ニュース => http://bit.ly/xaFnfi

人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)

人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)

福島原発直後、米国が80キロ圏内の避難を勧告したのは、日本の情報(SPEEDI)に基づいていたの?...

国会の東京電力福島原子力発電所事故調査委員会は16日、第2回会合を開き、政府の事故調査・検証委員会、東京電力文部科学省から話を聞いた。文科省は緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)で得られた放射性物質の拡散予測結果について、国内での公表より先に米軍に3月14日から外務省経由で提供していたことを明らかにした。

 福島原発事故の話は後から後から、え〜〜という話が出てくる。3月11日の震災・津波に伴う原発事故の後、3月16日に米国は50マイル(80キロ)圏からの避難を勧告している。日本は過剰反応だとか批難していたが、いま考えると、合理的な措置。さすが米国の情報力と思っていたが、上の記事を見ると、米国が意思決定するときに使ったデータって実はSPEEDIだったの?と思ってしまう。うーん。政府・官僚は「パニックを恐れた」というのだろうけど、何だか国民を見捨てた措置のように思えてきてしまう。加えて、二本松のマンションの高放射線とか、いまだに、そのときのツケを支払わされている。危機に弱い国なのだなあ。今度、災害に見舞われた時は、CNNやBBCをチェックしていたほうがいいのだろうか。
【やぶしらず通信・関連ログ】
福島第一原発事故、米国は50マイル(80キロ)圏内からの避難を勧告(2011年3月17日) => http://bit.ly/yLhG0L
福島第一原発事故、米国は解決に数週間という見方。加えて、やっぱり空から見ている?(2011年3月18日) => http://bit.ly/yLDXUi
福島第一原発事故、米国大使館の米国民向け原発関連情報が気になる(2011年3月27日) => http://bit.ly/zFzI8W

検証 福島原発事故・記者会見――東電・政府は何を隠したのか

検証 福島原発事故・記者会見――東電・政府は何を隠したのか

芥川賞は「道化師の蝶」「共食い」、直木賞は「蜩ノ記」

第146回芥川龍之介賞(以下、芥川賞)と直木三十五賞(以下、直木賞)の選考会が17日あり、芥川賞円城塔えんじょう・とう)さんの「道化師の蝶」と田中慎弥(たなか・しんや)さんの「共喰い」、直木賞葉室麟(はむろ・りん)さんの「蜩ノ記(ひぐらしのき)」に決定した。

 芥川賞直木賞が決まる。芥川賞の2作はこれから出版される様子。直木賞は時代小説なのだ。

道化師の蝶

道化師の蝶

共喰い

共喰い

蜩ノ記

蜩ノ記

【3月10日追記】芥川賞受賞作掲載の雑誌も発売になりました。
文藝春秋 2012年 03月号 [雑誌]

文藝春秋 2012年 03月号 [雑誌]