ジョルジュ・ルオー 名画の謎(パナソニック汐留ミュージアム)
パナソニック(パナソニック電工=松下電工)の汐留ミュージアムは小ぶりだが、企画のセンスも良く、好きなミュージアムなのだが、その所蔵品の中核であるジョルジュ・ルオーをテーマにした今回の企画展は出色だった。展示物の豊富さもさることながら、プレゼンテーションに工夫があり、楽しかった。照明・電気設備を専門とした会社らしく、照明や内装がよくできており(洒落た宣伝とも言える)、体感型の展示やクイズ形式の解説など、子供に楽しめる。さらに、絵の裏側を見ることが出来る展示もあり、ルオーの創作の過程を知ることができる。小ぶりのミュージアムだから、できる工夫かもしれない。しかも入場料は500円で、この手の企画展としては安い。
今までも良いミュージアムだが、かなりオーソドックスな印象があった。キュレーターか、ミュージアムの館長が変わったのだろうか。ともあれ、アートが楽しい企画展。
★ジョルジュ・ルオー 名画の謎 展 | 汐留ミュージアム | Panasonic => http://bit.ly/JGQdc0
- 作者: 蜂飼耳,ジョルジュ・ルオー
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2008/01/22
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 20回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
チームFACTA『オリンパス症候群』
- 作者: チームFACTA
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2012/05/27
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 22回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
なぜ、20年間も損失を「飛ばし」続けられたのか。なぜ、かくも長年にわたり、不正は暴かれなかったのか。企業、官庁、監査法人、銀行、証券、メディアによる壮大な「共犯構造」がつくり出した日本型企業の病巣を暴く。
FACTAがオリンパスの問題をスクープしても大手メディアはどこも追わず、「事件」になったのは、日本社会のアウトサイダーである英国人社長の存在があってこそ。どうして、ここまで強固な隠蔽・共犯構造ができてしまったのか。それを知るには、日本の企業社会の歴史を必要がある。しかし、オリンパスの損失を生むことになった財テクだ、バブルだといっても、20年以上前の大昔の話で、リアルに知っている人は少なくなってきた。そこで、この本では丹念に「失われた20年」を追っていく。
目次で、その内容を見ると、こんな感じ...
エジプト、ムバラク前大統領に終身刑
エジプトで、去年、市民による反政府デモによって退陣したムバラク前大統領が、デモの参加者の殺害を指示した罪に問われていた裁判で、エジプトの裁判所は、ムバラク前大統領に対し、終身刑を言い渡しました。
エジプトはリビアと違い、独裁者に対する裁きを司法の手で行ったわけね。こうして中東の春は一歩、一歩、進んでいくんだろうなあ。
- 作者: エマニュエル・トッド,石崎晴己
- 出版社/メーカー: 藤原書店
- 発売日: 2011/09/16
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 17回
- この商品を含むブログ (12件) を見る