ランディ=スタインの手記(抄訳)(1)
http://www.gemzar.com/ で見つけた、膵臓がんステージIVと診断され、それを克服した人の手記。全体の95%ぐらいの翻訳です。
元サイト:http://www.gemzar.com/life_stories/randy_stein.jsp
(公式な翻訳許可をとっておりませんので私的な利用のみお願いします)
ランディ=スタインの記録
以下は、ランディ=スタイン氏の手記です。彼は1996年に膵臓がんと診断されました。このタイプのがんで7年以上生きられた人は多くはいないと言われています。ここに記されたランディの言葉は彼の個人的な意見と体験に基づいたものであり、特定の治療法や薬の使用を推奨するものではありません。
重要:あなた自身の医学的な状態については、担当医とよく話し合ってください。あなたに最も適した治療を決められるのは、あなたと、あなたの担当医だけです。
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私の名前はランディ=スタイン。私の闘病記をここに公開することができて、たいへん嬉しい。私が伝えたいのは、奇跡は本当に起きるということ、それから、人生で大切なものは皆そうだが、奇跡は努力して勝ち取るものだということだ。
私の物語は1996年10月に始まる。その頃から毎日吐き気がするようになった私は、運転中に車を止めて物陰を探し、場所があると吐くようになった。これが毎日長い時間をかけて自動車通勤している私の儀式になった。同時に背中の刺すような痛みもあったが、私は最近買った新しい車のせいだとばかり思っていた。妻は『この車のシートポジションは47種類も変えられるのよ』と言い、背中の痛みの原因はその複雑怪奇なシートのせいだと言ってきかなかった。