やぶいぬ応援団

膵臓癌闘病記や生還者のアドバイス、新薬の治験情報や研究など元気が出る話題を個人が集めたブログです。 <免責事項>本ブログは特定の治療法や薬の使用を推奨するものではなく、このブログの情報を利用した結果について筆者は責任を負うことはできませんのでご了承ください。

関連報道3本

Tarceva

・通院での抗がん剤治療について
外来化学療法については「はじめてのジェムザール」にアドバイスを載せましたが、現在ではさまざまな種類のがんで通院での抗がん剤投与が広まってきているようです。以前ご紹介した肺がんのコスモスさんも外来化学療法を7年以上続けています。関連する記事をいくつか見つけましたので紹介します。


通院での抗がん剤:「生きがい」仕事と両立(2007年12月11日 読売新聞)


【最新医療】 外来抗がん剤治療 (2007年6月29日 読売新聞)


・米国すい臓がん専門家会議開かれる
海外癌医療情報リファレンスのNCIキャンサーブレティンのコーナーで、米国国立癌研究所(NCI)のオンライン誌日本語版の記事が掲載されています。

「数年前と比較して今日では、膵臓癌の基礎科学に関する知識は大幅に増えた。また、使用可能な標的薬もある。あとは、有益な結果が得られるように患者に試用する方法を見つけるだけだ。」


特別レポート「膵臓癌治療の進歩」

続きを読む

誤嚥性肺炎の予防

お年寄りの方は、肺炎で命を落とされることがよくあります。日本でも毎年100,000人が肺炎で死亡しているそうです。肺炎の原因はさまざまですが、飲み込む力(嚥下力)が低下して、口の中の細菌で汚れた唾液や食物を気管へ吸引してしまう誤嚥性肺炎(嚥下性肺炎)は特に65歳以上の方、癌の療養中で抵抗力の低下した方に多い疾患です。


この誤嚥性肺炎について、予防の一方策をひでさんという方が投稿していらっしゃったので許可をいただいて転載します。ひでさんは、すい臓がんのお母様の介護の経験を元にさまざまな有益な情報を発信している方です。

誤嚥性肺炎は、抵抗力が弱っている方では、肺炎球菌を中心とした要因菌が体内に取り込まれ炎症を引き起こし、致命症になる場合もある疾患です。このリスクを避けるには、インフルエンザと同じような予防注射に「肺炎球菌ワクチン」(ニューモバックスNP剤)というのがあり、国内外で一定の効果を上げています。費用はおおむね5千円〜1万円、予防接種ですので原則健康保険は利かず自費になります。脾臓を摘出した患者さんに付いてのみ健康保険適用での接種が認められています。特殊なワクチン形状で、一度接種すると5年間以上効果が持続するといわれており、また、国内の現段階では2度目以降の再接種は、免疫上の副作用防止の観点から認められていないようです。


なお、本ワクチンはまだまだ普及途上段階にあり〜知名度も低く、生産供給量もまだ少数なため〜、接種の是非は主治医先生の裁量に寄るところが大きいです。

<免責事項>本ブログの医療記事や体験記は、特定の治療法や薬の使用をし推奨するものではありません。ご自身の病状については、担当医とよく話し合ってください。このブログの情報を利用して生じた結果について筆者は責任を負うことができませんのでご了承ください。<おことわり>このブログは営利目的ではありません。コメントは承認制です。商品や治療法の広告を目的としたトラックバック、記事内容と無関係のコメント等は予告なく消去させて頂くことがあります。