やっとむでぽん

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2013-03-17

スクラム・トランプ ワークショップ

スクラムのエッセンスを手軽に体験できる、トランプゲームを使ったワークショップを紹介します。短時間(20〜30分程度)でスクラムの役割の意味を把握し、スクラムにどんな効果があるのか理解できます。チームで理解のベースラインを合わせて、チームビルディングにもなります。事前準備はほとんどいりません。

以前に id:nawoto = 西村直人さん(スクラムブートキャンプ本の執筆や、アジャイルサムライの翻訳)と一緒にすくすくスクラムに登壇したとき、新しいゲームとして作って実施したものです。最近では西村さんが「アジャイル開発基本のキ」セミナーの中で採用しているので、やったことがある人も多いと思います。


学び:

  • コマンド&コントロールと自己組織化チームの差
  • 自己組織化チームは自ら変化するという気づき
  • 全員がゴールを共有することの大切さ
  • POと開発チームの役割

必要な事前準備:

  • トランプ (参加者5〜7名ごとに1セット) ジョーカーは使いません
  • PO向けのプロジェクトゴール資料を印刷する (印刷せず、口頭で説明するのでも大丈夫です)

やりかた:

以下はファシリテータへの指示です。この手順を参考にしてワークショップを進めてください。

  1. 参加者を5〜7名ずつのグループにします
  2. 各グループでプロダクトオーナー(PO)役を決めてもらいます。他のメンバーは開発チームになります
  3. 全員に向けてゲームのルール(後述)を説明します
  4. POだけを集めて、プロジェクトのゴールを説明します
    • プロジェクトのゴールはPOだけに伝え、他のメンバーに知られないようにしてください
  5. 1回目のゲームをやります
    • 5分以内にリリースしてゲームを終えるよう指示してください
  6. 5分経過したらゲームを終了します。各チームに状況を話しあってもらいます
    • ここで、POは種明かしとしてプロジェクトのゴールをチームに伝えます
    • 1回目はうまくできたか、ゴールを知った上でもっと上手にできるか話し合います
  7. ゴールを全員が知った状態で、同じルールで2回目のゲームをやります
  8. 1回目と2回目の違いを、各チームで話し合います

プロジェクトのゴールはこちらを見てください。印刷してPOに配っても、内容を口頭で伝えてもいいです。ほかの参加者にはバレないよう気をつけてください。うっかり見てしまわないよう、PDFにパスワードをかけています。パスワードは「scrum」です。

話し合いの時間を調整して、短ければ全体を20分以内に終わらせることもできます。学びを強調するのであれば、チームごとの話し合いに加えて、ファシリテーターからもチームの様子をフィードバックしたり、重要な要素について解説を加えたりしてください。

ゲーム中、手順やルールに明示していないことは、基本的になにをしても構いません。参加者がなにかアイデアを見つけたら、試してみるよう促してください。ただしファシリテーターが教えてしまったり、ヒントを出したりしてはいけません。(例: 全員カードをオープンにする、など)


ゲームのルール:

  1. 開発チームに1人5枚ずつトランプを配ります。残りは伏せて置いておきます(これを「山」と呼びます)。POには配りません。
    • 配る枚数はチームの人数で調整します。トランプは計52枚で、ゲーム中に追加で5枚ずつ引くことになるので、開発チームが4名なら8枚、5名なら5枚、6名なら3枚となります。
  2. POが何のカードがほしいか宣言します。マーク(スート)と数字で指定します。
    • 例: 「ハートの3がほしい」「クラブのK(キング)がほしい」
    • 途中で変更したり、ほかの言い方をしてはいけません。×「なんでもいいからエース」×「スペードの5から8」×「(出されたカードを見て)もう絵札はいらない」
  3. 開発チームは1人ずつ、まず山から1枚引き、そのうえでPOが欲しそうなものを手札から1枚選び、テーブルに出します。
  4. チーム全員がトランプを出したら、POはそこから1枚選んで取ります。残ったトランプは捨てます。
  5. 2〜4を5回繰り返し、POの手元に5枚のカードがそろったら、リリースとなります。
  6. 5分以内にリリースしてください

説明は以上です。わからないところがあったら、twitterで @yattom に聞くか、FacebookProjectGamesページに質問を投げてください。できるだけ回答します。

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