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2009-04-03

反応性低血糖症と、その治療?

 過去に反応性低血糖症と診断されたことがある。その診断にいたるまでの簡単な経緯と治療*1および感想を書いておこうと思う。また、低血糖症について参考になるリンクもまとめておきたい。

 なお、私はただの患者で、専門家ではない。低血糖症についての知識や専門用語などの用法に誤りがある場合は、ご容赦いただきたい。また、あくまでも私の当時の体験談であり、現時点でどのような治療が行われているのかまではフォローしきれていない。あらかじめご了承いただきたい。

 

5時間糖負荷試験の結果

 以下は5時間糖負荷試験の結果である。X軸は時間(分)である。90分目のインスリンの値がおかしいのは溶血検体だったためである。したがってこれは無視していただきたい。

f:id:yachimon:20090402214359p:image

Dr.ニュ−ボ−ルドの診断基準によれば、低血糖症の診断基準は次の通りである。*2 *3

75gOGTTにおいて測定したブドウ糖の値を見ながら、次の5つの項目に1つでもあてはまるものがあれば低血糖症と診断します。

a. 6時間のOGTTで絶食時の血糖値より50%mg以上上昇しない場合。

b. 6時間のOGTTで絶食時の血糖値より20%mg以上下降した場合。

c. 6時間のOGTTの間にどの時点でも1時間に50mg以上下降した場合。

d. 6時間のOGTTで絶対値50mg以下を記録した場合。(65mg以下は疑わしい)

e. 血糖値のカ一ブに関わらずOGTT実施中に、めまい頭痛、混乱、発汗、憂欝等の症状が現れた場合。

私の場合60分目と120分目の血糖値の差が50mgとなっており「c. 6時間のOGTTの間にどの時点でも1時間に50mg以上下降した」に該当、また自覚症状である e にも該当したため、反応性低血糖症と診断された。

 

治療

 5時間糖負荷試験とともに血液検査も行う。定期健診のときに行う血液検査よりも項目が少し多い。この結果から、どのようなビタミン(やミネラル)が足りていないのかを読み取り、どのようなサプリメントが必要なのかを決定する。

 このサプリメントは市販のものよりもビタミンの含有量がかなり多いらしい。そして、高価であった。一ヶ月あたり3万円ほどかかったかと思う。

 一ヶ月3万円も払い続けられないので、三ヶ月ほどでやめてしまった。サプリメントを飲んでいた三ヶ月間、体調は悪くなかったと思う。

 ところで、このサプリメントは医院とは別に経営されており、別のビルにあるオフィスで購入する。なんで別々なのかは(省略されました)。保険適用外だが、医師による書面(診断書?)があれば医療費控除は受けられるとの説明であった。

 なお、このサプリメントを飲まなければ診察を拒否されるというようなことはなかった。あくまでも医師がおすすめしているだけである。強制はされない。保険適用のビタミン剤に変えるようにお願いしたら変えてくれた。ただ、保険適用のものを飲んでいる間、体調は悪化していき、休職することになった。(別に、保険が適用されるビタミン剤が悪いという意味ではない。効かなかったというだけである。当時の私は、ビタミンの量が少ないから効かないのだ、と理解していた。)

 

 このサプリメントとあわせて、栄養士による食事指導が数回、4ヶ月ほどかけて行われる。どのような食事が好ましいのか説明を受けたり、1週間くらいの食事の記録を提出して改善点を指摘されるなどした。これも当然保険適用外だが、3000円はしなかったように思う。分子栄養学に基いた指導ではなく、(一般的な)栄養学に基いた指導である。炭水化物を食うなと言われたことはない。血糖値の上昇が緩やかなものを選びましょう、ということだった。白米よりも玄米を、パスタもいいですね、と言われた。ファーストフードハンバーガーでもバンズパンを半分残せば糖質を減らせますよ、とも言われた。ファーストフードハンバーガーだってメニューを選べば牛丼(ほとんど白米)より栄養バランスはよかったりする。

 

 食事と生活改善および休職の成果か、5ヶ月目には随分と体調もよくなってはいた。再度、血液検査を行ったところ、以前悪い数値だった項目もよくなっていた。なんとか働いていけるだろう、という程度には体調も回復していたし、金もないので、復職することにした。復職してからは、この医院には行っていない。

 

現在

 復職後しばらくして再び体調を崩した。前回、休職したときとは異なる症状*4ではあったが、若干無理して復職したこともあり、今度は心療内科にかかることになった。会社と契約しているメンタルクリニックの紹介で、会社に近いところにある心療内科に行った。結論だけ書くと、薬の副作用で1ヶ月ほど休んだ。出社しているときでも、上司曰く「覇気が感じられなかった」そうだ。出社するのがやっとで、仕事がまったく手につかなかった。

 薬の服用をやめて2ヶ月ほどすると、再び元のように戻ったが、症状*5は残っていた。両足のふくらはぎの痛みについては、産業医が炎症反応をみたいとのことだったので、神経内科を標榜している病院血液検査を行った。結果は異常なしであった。ただ、血液検査を実施してもらった2つの病院のひとつが、実は心療内科がメインの病院で、そこで全般性不安障害と診断された。目下その治療中というわけだ。もらってる薬が効いて希死念慮はなくなったが、薬があわないと酷い目にあう。*6

 

感想

 食事指導は大変勉強になった。今後ともバランスのよい食生活を心がけたい。(崩れがちだけど。)

 

バランスのよい食生活って難しいようで、参考になる情報はたくさんある。例えば…

no title

これの「たっぷり食べてもコツコツやせるコツ」とか、とてもいいと思う。

 

 低血糖症の診断だけど、5時間糖負荷検査は必要ないように思う。症状が出たときに測定すればいいのかな、と。

検査と診断

 まず血糖を測定します。できるだけ低血糖を起こした時ないし直後に測定します。いつ低血糖を起こしたかも重要です。

 血中のインスリン値やインスリン抗体を測定することによって、インスリン自己免疫症候群の診断に近づきます。絶食試験(48時間絶食して低血糖が起きるかどうか調べる検査)によって、インスリノーマの診断に近づきます。また75gブドウ糖負荷試験、インスリン負荷試験なども行います。同時にインスリン拮抗ホルモンも測定します。

 インスリノーマや膵外腫瘍(すいがいしゅよう)の診断には超音波画像診断、CT、選択的血管造影などを行います。

 インスリノーマの確定診断には、選択的カルシウム動注負荷後(どうちゅうふかご)肝動脈採血法があります。

低血糖症とは|症状や原因・診断・治療方法 - gooヘルスケア

 自分の場合は、昼食後すぐ・紅茶缶コーヒーを飲んで30分後・甘い物を食べた後2〜3時間後などに、1〜2分間、意識が無くなりすぐに回復するも、体が極めてだるく、脂汗をかいている、などの症状があった。また、HbA1c の値も基準値より若干低く出ていた。これらのことから低血糖症を疑ったのである。

 自覚症状が出るタイミングと3時間糖負荷試験*7および5時間糖負荷試験での採血のタイミングがずれていて「これでほんまにわかるんかいな?」と思っていた。自分で「あー、低血糖状態かな〜?」と感じられるような、症状が出るタイミングがわかっているなら、糖尿病もみてくれるような内科(内分泌内科)に行って検査してもらえばいいのだと思う。

 なお、血糖値測定器を自分で買って、自分ひとりだけでは行わないように。意識がなくなって、そのまま帰らぬ人に…なることは普通はないはずだけど、普通じゃなかったらどうしますか。反応性低血糖症以外にも低血糖状態になる病気はあるわけだし、やっぱり病院で検査してもらったほうがいいと思う。

 

自分がのたうちまわった記録。黒歴史の一部。

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きっかけになった記事

20年来のつらさがほぼ消えたことについて

 

参考になる資料・記事

低血糖低血糖症炭水化物を取らないことの危険性など

ページが見つかりません。 - MSDマニュアル家庭版

低血糖症とは|症状や原因・診断・治療方法 - gooヘルスケア

低血糖症 - 炭水化物代謝の障害 - メルクマニュアル 第17版 日本語版

アトキンスダイエット - Wikipedia

食事 - 11. 栄養障害 - MSDマニュアル家庭版

 

きっかけになった記事に対する批判など

まあ、それほどってことはないのだけど - finalventの日記

ちょっとここまでぶくまが伸びるとひどすぎるなという感じ - finalventの日記

低血糖を呈している人の経験談を、そのまま鵜呑みにしていいの? - シロクマの屑籠

 

低血糖低血糖症についての考察、批判など

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最後に id:doramaoid:doramao さんから頂いた言葉を。(3つのブクマの記事とは、どらねこ日誌の記事のことです。)

b:id:doramao id:yachimonさんへ、ニセ科学というよりグレーゾーンの概念だと思いますが、トンデモとの境界が明白でないため取り扱いが大変に難しいと思います。私のエントリーを3つブクマしたので読んで判断いただければ幸いです

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これからはじめようとされている方へ

とても興味深い記事を見つけたので実践してみる - Parfüm

上記の「参考になる資料・記事」も参照していただいた上で、心当たりがあるようでしたら、内科の医師に相談されることをおすすめしておきます。少なくとも血液検査は必須かな、と。とりあえず症状が出たときかその直後に採血してもらえば、それで十分かと思います。

 

 

追記

 低血糖症、特に機能性低血糖症・反応性低血糖症について参考になる記事です。

機能性低血糖症の疾患概念はグレー - NATROMの日記

 

ところで、言及されてしまったようです。

ネット上にニューボールドの診断基準を知らない産業医に対して不満を述べている体験談があったが、別に知らなくても当然だと思う。

現に、つらい症状があって、それをどうにかしたいと思っている人間が行動を起こそうとしているときに止めに入ったら、そりゃあ殴られますよ。*8でも、その行動が正しいとは限らないわけです。重要なのは、その人が間違いに気がついたら、正しい道を示すことだと思います。可能な限り、正しいと考えられる道を。

 

なんらかの糖代謝異常が示唆される症例や、食事によって症状が改善する症例があるのは確かなようである。そのため、真っ黒ではなくグレー、あるいはトンデモタグではなく医学タグにした。

結局のところ、人によって食べるもので合う合わないが出てきているのじゃないかと推測してます。

 「ナッツがいい」と言われるのだけど、ぼくはナッツを食べるとダウンします。コーヒーは絶対駄目といわれるけれど、早朝にアイスコーヒーを飲む分には問題ないようです。でも、紅茶はいつ飲んでもダウンします。緑茶もその場で淹れたもの以外は駄目。コーラは午前中なら大丈夫。午後は駄目。GI値が低くていいと言われる玄米も駄目で、子ども茶碗半分くらいで十分。それ以上だとダウンします。人から言われた分量じゃなくて、自分で合う合わない・限界量を見つけないと駄目みたいです。なんだか科学的ではない気がするのですが、どうなんでしょうねえ。

 

ところで…

http://d.hatena.ne.jp/electrolite/20090404#1238817611

昼飯を六本木マクロビで食べたら、血糖値が197。玄米も駄目か。。

結局、マクロビもダメってことじゃないですか〜。


 

*1:といえるかどうか微妙だが

*2:自己診断しないように。

*3機能性低血糖症の疾患概念はグレー - NATROMの日記

*4:前回の休職の際の症状は、もうだるくてきつくてしょうがない、という感じのものだった。一方、このときの症状は、特定の仕事に対する拒否反応みたいなもので、とにかくその仕事のことを考えるだけでめまいはするは、やたら疲れるは、とにかく仕事にならなかった。

*5:今度の症状は、疲れやすい・両足のふくらはぎがにぶく痛い・朝、全身が痛い、などであった。ほかには、離人感とか希死念慮なんかもあったが、これらはずっと昔から継続して存在している。

*6:妹の声が聞こえるというのはネタだけど、それ以外は本当→妹の声がきこえる。おかしい。オレには妹はいない。 - でもやっぱりバカが好き!

*7:これは糖尿病の診察などもやっている内科で検査した。保険適用。

*8:あ、私は殴ってないですよ。あくまでも比喩です。

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