備忘録

2012-01-27

秋入学万歳

 ずーっと、なんで日本の大学は、4月に入学するんだろうと不満に思っていました。昔は他の国と同じように9月だったという話を聞いて、ますますそう思いました。

 それが、東大のすんばらしい決意のおかげで、全国的に秋始まりに変わりそうですよね! ずっとかなわぬ夢と思っていましたから、本当にうれしい。

 私が、秋始まりにしたほうがいいと考えるのは、国際化とか留学生の受け入れに有利だからとかそんなんじゃないです。日本語教師からぬようですが、日本語教師だからこそ、留学生の受け入れについては「そういう問題じゃない」と思います。だって、優秀な留学生がほしかったら、大学自体を優秀にするのが早道で、入学時期を小細工したって変わらないと思うもん。そして、日本の大学で学べることには残念ながら国際的に魅力がないもの。留学生を受け入れる制度も整ってないし。

 私が、日本の大学も秋始まりにすべきだと考える理由は、ずばり、日本の気候です。

 今の春始まりだと、日本の国が一番勉強に適さない時期である6月7月の蒸し暑い時期に授業をしなければなりません。しかも、この時期は学期が後半になって疲れがたまってくるし、前期の期末試験をしなきゃならんと最低です。文科省が全国の大学に一学期15回の授業を確保するように強要するようになって、ますます前期の期間が伸び、ひどいところでは8月半ばまで授業があります。何も選んでこの暑い時期に冷房をがんがん無駄遣いして授業なんかせんでええやろうが! と、毎年腹を立てていました。一部の大学では、前期の期末試験が夏休み明けに来るからもっとひどいことになりますよね。勉強したこと、夏休みの間に全部忘れてるっちゅうねん。

 一方、2月とか3月とか、まだ寒いけれど、勉強するには悪くない時期に大学は授業がないんです。誰がどう考えても、6月や7月に授業するよりも、この時期に授業をするほうがいいでしょう。暖房は必要ですが、冷房費がかかるのと同じだし、冷房は冷房病になるけれど、暖房は暖房病にはならないでしょ!

 また、今の春始まりの制度だと、後期の授業が変なところでぶっつり断絶します。後期授業がもうほとんど終わり、という時期にクリスマスが来て正月が来て、田舎に帰ったり、遊びほうけたりしていて学んだことを全て忘れ、はっと気づくと年が明け、ぼんやりと後期の授業の残り1、2回を受けます。そして、頭がはっきりしないうちに期末テストが来るという感じ。学生も教師もやる気が出ないまま、どさくさ紛れみたいに学期が終わります。

 秋入学にしたら、これらの問題が全て解決します。前期が年内に終わり、後期は1月始まりで初夏には終わる! すばらしいじゃないですか。早く日本の大学全てが秋入学にならないかなあ。


 この他に私のかなわぬ願いは次の通りです。

・ハッピーマンデー制度をなくす(月曜日が授業になりません。ほんとに経済効果なんかあるのか)

・宝塚おとめをスマホのアプリにする(これはケータイ版があるんだから実現してもおかしくないか。実現してください)

2012-01-21

オーシャンズ11

宝塚歌劇団星組

 最近、星組の公演ははずれがないし、生徒さんたちに勢いがあるから見ると元気になるし、毎回とても楽しみです。今回も、とっても満足しました。

 スタイリッシュでスマートで、ものすごくテンポがよくて、目が回りそうでした。終演後、年配のお客さんが「何がなんだかわからなかったわ」と言っていましたが、まったりしたのをお好みの方はそうだろうと思います。でも、若い人にはいいんじゃないでしょうか。

 チエちゃんが歌がうまいのはわかっていましたが、なんだか他の人もみんな上手になっていたように思います。この人、こんなに歌がうまかったっけ? と、何度も思いました。

 輸入もののミュージカルなどの原作のある作品は、主役とその周囲の一握りの上級生にしか活躍の場がなく、下級生たちがみんな「その他大勢」になってしまうのが困った点ですが、宝塚で翻案しただけあって、下級生たちが活躍していて、端役でも見せ場があるのも良かったです。

 でも、今度の大きな組み替えで、星組はずいぶん人が出て行くんですよね。ちょっと寂しいです。

 それから、未沙のえるさんの退団も残念です。最後にいっぱいアドリブをやってくれますが、あれ、毎回の分、全部見たいな(笑)

2012-01-14

最近の留学生は…

 そんなに長いキャリアがあるわけじゃないけれど、最近つくづく日本語を学ぶ学生が昔と違うなあと感じます。

 たとえば、先日、日本の若い世代の「現代型うつ」についてのテレビ番組を授業で見ました。「現代型うつ」になる原因は、子どものときに大事にされて、精神的に幼く、打たれ弱く傷つきやすいことだということです。その説明を聞けば、かつての留学生なら、「日本の若いやつは甘えてるよ」「ダメだなあ」なんて反応がかえってきたんじゃないかと思います。だから、私もきっと学生たちがそういう反応を示すだろうと考えました。

 ところが、実際は教室にいた子が全員、「私も打たれ弱い」「私も現代型うつかも」と、真剣に内省をしはじめたものだから、びっくり。

 そうか〜、時代は変わったんだなあとつくづく思いました。

 昔は、留学生(特に中国からの)といえば、いろいろな修羅場をくぐり抜けて日本にやってきた子が多かったから、扱いにくい面があったけど、みんなそれなりに自分に自信があって、肉体的にも精神的にも大人でした。

 それが今は、素直でいい子ちゃんで、なんだか日本人の大学生とあんまり違わなくなってます。お金にも困ってないみたいだし。うーん。

 そういえば、オタクの学生や日本ファッション大好き学生も一段と増えました。震災と不景気で日本に留学して来る子は全体数は減ったようですが、日本の若者文化に憧れて来る子はそういうことは関係ないから、相対的にそういう子の割合が増えてるというのもあるかもしれません。

 学生の話題についていくために、また若い人の文化を勉強しなくちゃならないなあ。いやあ、この年齢だとちょっと大変かもねえ…。

2011-12-27

アプリの時代なのかな

 iPadやiPhoneを授業で使おうと息巻いている先生が周囲に結構いて、その余波で、来年度、私も使わざるをえないはめになってしまいました。今年、iPhone買っといてよかった…。

 しかし、実は私自身はこれらの機器を授業で使うことにはかなり懐疑的です。

 だって、もともとiPadもiPhoneも、っていうかMacというものが、写真とか映像とか音楽とか、個人の趣味の世界をターゲットにした製品じゃないですか。だから、個人が独学のために黙々とひとりで使うのにはとっても役に立つと思うけれど、教室で先生が音頭をとってわあわあやるようなもんじゃないと思うからです。学生全員が一人一台持ってやるなら、ちょっと考える余地はあるかもしれないけど…。あ、でも、将来はそういう時代になるかもしれないかな。

 というのはともかく、個人で使うものとして考えるなら、語学教育に使わない手はありません。なにしろ音が出るし、録音できるし、画像も映像も見られるし。

 そんなこんなで私も最近、日本語教育用のアプリをいろいろとチェックするようになりました。「これは使えないなあ」とか、「これはちょっと役に立つかも」とか、いろいろです。

 が、ひとつわかったことがあります。それは、語学教育の世界においては、電子書籍の時代は到来せず、アプリの時代になるんだということです。

 iPadが出る出ないと言っていたころ、電子書籍の時代になる、と出版関係の知人たちが大騒ぎしていました。電子書籍が紙の本とは違うメリットを活かすため、語学教材を音声や動画などをつけて電子書籍化しようと考えたりもしてました。

 だけど、違うんですね。書籍じゃなくて、アプリの時代になるんですね。語学の教材は、こまごまと字面を追う必要はないんだし、音声を再生したり、内容をちょっと文字で確認したりできればいいんです。だったら、アプリのほうがいいわけです。実際、定番の教科書が「これって単なる『音の出る電子書籍』じゃないの?」って感じなのに、アプリとして販売されたりしてるし。

 そうとわかれば、ちょっと気の利いた日本語教育アプリを作ってみたいものです。今のところ、日本語教育のアプリはあんまり多くないようで、語学学習のアプリといえばやはり英語が多く、あとは中国語や韓国語というところでしょうか。日本語はわりと寂しいような気がします。海外の好事家が趣味で作ったようなアプリも多くて、キーワードで検索してもうまく見つからないし…。日本語教育、もっとがんばらなくちゃなあ。

2011-12-12

クラシコ・イタリアーノ/NICE GUY!

宝塚歌劇団宙組

植田景子先生の脚本でゆうひくんだからとすごく期待して見に行ったんですが、期待しすぎたかも…。オープニングがかっこよくって、昔りかちゃんがトップのころ月組でやったシニョール・ドンファンを思い出して、気持ちはすっかり盛り上がったのですが、それ以降、どんどんもり下がって、いつ山場になるんだろう〜と思ったらそのまま終わっちゃいました。すみ花ちゃんのヒロインも何だったのかわからないし。まあ、いいか。

ショーも、斉藤先生のわりに、特に印象的なところがないような。圭子さんとみっちゃんの歌を聞けたから良かったかな。