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yagikatsujiの日記

2015-04-29

こんな映画もありました その37




★★★★★・・・なにを置いてもレンタル店へ走ろう ←新設しました
★★★★・・・絶対オススメ 
★★★・・・一見の価値あり
★★・・・悪くはないけれど・・ 
★・・・私は薦めない 
☆・・・おまけ

※本編の内容に触れる個所がありますから、観られていない方は、ご注意ください。


小さな恋のメロディ


1971年製作といえば、もう44年前の作品ですが今見ても古びていません。
11歳のダニエル(マーク・レスター)とメロディ(映画のタイトルも「メロディ」なのです。
トレイシー・ハイド)の純愛ものであり、大人社会への反抗をコミカルに描いた作品です。

ビー・ジーズの音楽に乗って大ヒットというのは、のちの「サタデーナイト・フィーバー」
と一緒で製作された本国(本作はイギリス、「サタデーナイト・・・」はアメリカ)では、
さほど評価されなかったのに、日本では大当たりした映画です。

マーク・レスターは、この後に東宝に招かれて「卒業旅行」なんていう映画に主演していますし、
トレイシー・ハイドも「スクリーン」誌の人気女優でいっとき上位になつた記憶があります。

今見直してみると、映画の半分ぐらいは二人の家族の生活模様をきっちりと描いているんです。
裕福な家庭で育っているものの、親の興味は成績といい子にしているかどうかだけなダニエルの両親。
貧しくも美しくとはいかず、生活が苦しいメロディの家庭、そしてオーンショー(ジャック・ワイルド)の家などは、家事のすべてを小学生がしなくてはならない家庭なのです。
子どもたちにはストレスのたまるイギリスのこの暮らしの上に、学校の勉強も面白くないわ、
先生は厳しいだけだしと、閉塞感が漂う前半には改めて驚きます。

甘ったるい11歳の恋愛ものだけではなかったのです。
でもその中の日々にみずみずしさを与えるのが、金魚であり、爆弾製作であり、些細な悪さの積み重ねなのです。それにかぶさるビー・ジーズの10曲のメロディのすばらしさですね。きっと日本人の感性にピッタリ来たのでしょうね?大ヒットをしました。

伝統的なイギリスの大人社会は、これからの時代の子供には受け入れられないんでよ、という警告にも見えるコメディタッチの映画は肩がこらず、大上段に振りかぶった主張がないだけ素直に映画に入っていけます。

 「僕たち結婚したいんです」
 「け、結婚?けっこんってどんなものか知っているのか?」
 「好きなんです、一緒に居たいんです、だから結婚したい、それがいけないの?」
すこし薄っぺらなこの部分が名作として評価されなかった部分なのでしょうね。
でも脚本のアラン・パーカーはこの後、監督としてたくさんの名作を作ります。

現在、マーク・レスターロンドンで整体師をしており、
トレイシー・ハイドは映画界を引退して、ママとして普通に生活しているそうです。

トロッコで地平線の果てまで漕いで行った行く先は、
案外普通に平凡な大人の世界にたどり着いたのでしょうか…?★★★★



『でんきくらげ


一連の監督・増村保造さん+主演・若尾文子さんの映画を見ているうちに
ちょっと寄り道して見たみた作品です。1970年の作品です。
タイトルが刺激的ですし、主演・渥美マリさんと来たら、
妄想を刺激されさせるを得ませんでしたが初めて映画でみた渥美マリさんは、
思っていたよりずっと魅力的な女性だったのに驚きました。

渥美マリ主演の「軟体動物シリーズ」第3作目にあたる本作は、エロチック版成り上がりストーリーです。
※「軟体動物シリーズ」とは、渥美マリさん主演の映画で1969〜1970に6作作られました。
「いそぎくちゃく」から「しびれくらげ」まで。本作が3作目です。

洋裁学校に通う19歳の娘・渥美マリが、水商売の母親の情夫を娘を手篭めにしたことで
逆上して殺害したところから始まる渥美マリの転落物語、かと思っていたら逆にその流転を
ひとつひとつ利用して、金と地位をものにしていくというなりあがり物語なのでありました。

男優陣もなかなか楽しく、 川津祐介西村晃、玉川良一さんらが適役を好演しています。
特に西村晃に囲われてからは、展開が楽しく、西村晃が風呂で急死をしてしまった後の
遺産相続におけるしたたかな計画(籍は入ってなくても妊娠していれば相続権がある)などの
仕掛けを川津と組んで仕掛けるあたりは、なかなかの展開でした。 ★★★



男はつらいよ・望郷篇』


1970年。「男はつらいよ」はもともとテレビから始まったシリーズで、監督・山田洋次さん、
主演・渥美清さんはそのままで、テレビでは沖縄に仕事で行っているときにハブ
咬まれて死んでしまうというラストに視聴者から猛反発があって、映画シリーズとして
復活した寅さんが、大当たりしてシリーズ化してしまったといういわくつきの作品なんです。

本作は5作目で、1、2作目は山田洋次監督で、あまり人気が出たもので急遽3、4作目を
作るものの、そのころにはよくあった別の監督が撮るという作品が2作ありました。
それがやはりそれほどの出来ではなく、5作目で打ち切ろうと、テレビでさくらを演じた
長山藍子さんをマドンナに、ひろしを演じた井川比佐志さんをその恋人に据えるという
エンディングにふさわしいキャストで作ったら、それが大当たりしてついに、やめられない
シリーズ化になってしまうという思わぬ展開にという作品です。

山田監督が描く下町情緒が違うんですよね。
100分があっという間なんですわ、うそみたいに。
やはり落語なんですよね、寅さんは。

このあと、ずっと延々48作まで続く作品になろうとは、この時点では誰も予想していなかったでしょうねぇ。
キネマ旬報日本映画の8位にランクインしています。★★★★

2015-04-28

タケノコ切りの季節がやってまいりました。








これをご覧ください。
ピンクのシャツのことではありません。
休みの日ですから、こんな色のも着ていますが、
見ていただきたいのは、腰に下げた「片手切りのノコギリ」なんですね。


今年もやってまいりました。
タケノコ山へ。
おお、伸びてる、伸びてる・・・。


山に入り、なだらかな上りを分け入ります。
右手が近所のおんちゃんの竹の山で、左手の斜面がうちのです。


竹薮ってね、1年でこれだけ新しい竹が生えて伸び、
このまま放っておくと、5年もしたら小学校が見えにくくなるほど伸びるんですよ。

近所のおんちゃん、近頃弱ってきたから山へ来て、竹を倒せてないんだなーと思いましたよ。
大丈夫かな?


僕のタケノコ切り出しグッズです。
プラスチックのコンテナのバスケットは切って皮を剥いだものを入れるかご、
ほか、軍手、汗拭きタオル、皮を剥ぐ包丁、小分けにするビニール袋、冷たいお茶・・・


こんなものもあります。
まだ「筍」という感じですね。
この時期にまだこれだけのものは、あまり伸びないものもあり、
それは節がつんでいて硬く、食べてもおいしくないものがあるので
掘らず、切らず、とりあえず様子見・・・


このぐらいのは、伸び盛りなので全身が柔らかく、うまいのですよ。
もちろん生え始めのものよりは硬いですが、
僕はこのぐらいなのが好きなので、掘らずに切れるくらいまで伸ばします。


こんな怪物級のって、「もう竹でしょ?」と思うでしょ。
ところが、もとを切り倒しておかないと、2年目の竹になると切り倒すのが大変ですから
まあ、地面から数十センチのところで切り倒します。
1年目のは簡単にノコギリで切れます。


そして倒れたものを食べられる範囲でまた切り、
上だけ皮を剥ぐという趣向です。


僕が切り倒し、皮剥ぎ場まで運ぶと、母が慣れた手つきで皮を剥がします。
この作業もなかなか慣れたら面白いのですよ。母=82歳です。


夏日な気候だったので、山に入り、切り倒しては運ぶだけでも結構汗を掻き、
水分も欲しくなります。一休みしながらやらないと滅多にしないことをすると
かなり後でどっと来るんですよー。


剥いでしまったタケノコの皮たちです。
道の真ん中に置いておくとすべるので、脇に寄せて、山の土に戻します。


ポリ袋に6本ぐらい毎に1回車に運びます。
向こうに見えるのは、うちの子どもたちが三人とも通った泉野小学校ですね。


うちの母は山の植物や、野菜などが大好きですから、
こんなものも、「野菜が今高いき採ってきて」と、とりにきました。

豆腐と和えるんだそうですよ。


僕が子どものころから不思議に思っているスポット。
どんなに雨が降らなくてもここだけには水があり、
どんなに降ってもあふれて来ない不思議なスポットです。
泉になっているのでしょうね。

泉野という地名も、あながち嘘ではないのです。


ワゴン車にいっぱいタケノコを積み込んで八木家必殺の大釜でグラグラと煮込みます。
取れ立てをすぐに皮を剥ぎ、輪切りにして熱湯で茹でると一気にあくが抜けちゃいます。

焚き木も大変なんですが、熱いときの火の番も大変なんです。


こんな感じに吹き上がるとあと数分煮て、完了です。
釜から出すのが熱くて大変なのですが、なんとかやっています。


ひと釜めの分です。
こうしてすぐに冷水で冷やしておくのですよ。


この様子を3回やりました。
2回目からはある程度の湯温になっていますから、楽ですが1回目の
沸騰までが大変なのですよ。

とかなんとか言っているうちに、夕方になってしまいました。
あっという間に6時半・・・


戦果はこれだけありました。
例年より、早く育っていました。
雨が多かったせいでしょう、でも本数は少なかったですね。

もう2週間後にまた切りに出かけます。


八木家では初タケノコカレーで、という変わった食べ方です。
タマネギ、ニンジンジャガイモの代わりにタケノコを投入するタケノコカレー
意外といけますよ、一度お試しを。
肉は鶏か豚が合います。

2015-04-25

ランパスしているといろんな店にいろんな人と出会います。











4月1日のことでしたが、いまさらエイプリルフールではありません。


よく通る道なのにここにこんなお店があるのを知りませんでした。
ランパスってこういうお店を教えてくれるから好きなんです。


「P北隣り」だけではわからないので、とりあえずここに停めさせてもらって
店内に尋ねに行きました。

すると「今日はお隣のお店も休みやから、どれでも置いてえいですよ」
と言われましたよ。ローカルな雰囲気がいいですねー。


そのまま置いて、店内に向かう。
先乗り舞台によると、ご年配のご夫婦がされていて、丁寧な接客だという情報。


入り鼻、このバイクの持ち主にばったり出会いました。
ランパスをFBで投稿していると、ランパス情報交換網ができて
ごく最近お友達になったばかりのお方のバイクなのでした。
ちょうど、ランチを終えて帰るタイミングで、ドアの前でばったり。


お店はランチの部終わり際だったので、そんなに混んではおらず
親切なお店のおばちゃんは、
「あら知り合いやったら話して行きや、ランチできるまででも」
ということで、この席で話し始めたのでした。


写真がないのは、初対面で失礼かも?と思ったわけで、
この彼が僕みたいに顔をしょっちゅう露出している方だったらお願いしたんでしょうけど。

彼とは9つ違いますが、
映画好き、特に昔の日本映画
高校時代に映画部、大学も同じ京都で、映画部活動や
自主上映活動もしていたということで、似た趣味境遇なのです。


ランチがきましたよ。
評判どおりのボリューム。
目の前にいた彼は、また再会を期して帰りました。


スープしかメガネを曇らすものがないので一応チャレンジ
片目だけ成功しましたよぉ。


ここでランパスファンにはサービスです。
ナンのことかは、ランパスファンでないとわかりませんね。


これは何かと訊ねたら・・・青汁なんですって。
いろいろ考えて特色だすものですね。


ランチが終わったら、食後の昆布茶が出てきました。
昭和の高知の喫茶店ってほとんどこうでしたよねー、なつかしー。


閉店間際にまで居残ってしまいました。
14時閉店なのですねー。
美味しかったです、ごちそうさまーでした。


店から出て駐車場を確認すると、かすかにyumecocoの文字が・・・
昭和以来塗り替えていないのかもね?
冗談はさておき、知らなかった店と知らなかった人と会える素晴らしい
ランパス体験を「ユ・メ・コ・コ」さんでしたのでした。

2015-04-24

そして季節がめぐる・・・









青空にカツオ鯉のぼりが気持ちよさそうに泳ぐ4月の終わり、
多くの人が「この季節が一番好き」という初夏を思わせる時季がやってきました。


真上から見ると、実に愛嬌のある顔をしていますね。


自宅のリビングの東側に植えてある、かつらの木には、
朝日りまぶしさを遮る効果と、揺れる葉の間から漏れてくる
太陽の光の陰影が楽しめます。


秋には、一葉一葉、落ちていって「最後の一葉」の話のように
風にちらちら舞いながら、冬には「丸坊主」になります。


そして朝食時にさんさんと、温かい太陽の光を届けてくれるのです。
かつらの木、庭木には一番のお勧めなんです。


畑では、去年蒔いて全然芽が出ず収穫できなかった
サラダ菜が、春になって突然芽を出し、今頃実りましたよ。
朝畑でちぎってきては、洗ってはそのまま生でいただくんです。


本来なら2月末に植えるジャガイモの種芋も、
やれる日が雨続きで1ヶ月近く遅れたのですが、ちゃんと茂ってきていますよ。


淡路島で買ってきた玉ねぎ100株は、ようやっと太くなりつつあります。
もうすぐ食べられるようになるでしょうね。


なんとはなしに始めた、エンドウの種を蒔いたものの、2月初めの寒いころ
芽を出して、温かくなって伸び、実をつけ、この1週間で鞘の中の実が丸く硬くなりました。
もうぼつぼついただけますね。エンドウご飯だわ。

2015-04-22

こんな映画もありました その36




★★★★★・・・なにを置いてもレンタル店へ走ろう ←新設しました
★★★★・・・絶対オススメ 
★★★・・・一見の価値あり
★★・・・悪くはないけれど・・ 
★・・・私は薦めない 
☆・・・おまけ

※本編の内容に触れる個所がありますから、観られていない方は、ご注意ください。



雁の寺


水上勉さんが推理小説家として名を成した後、人間模様に切り込みたいという意欲で
書き下ろした「雁の寺」は高い評価を受け、直木賞を獲ってしまいました。
その作品を翌年早速に映画化したのがこの作品です。

水上作品には、貧困、差別、コンプレックス、忍耐、許されぬ恋愛というものをちりばめながら
これ以降の作品が小説として評価され、次々と映画化されていった
分岐点になった小説であり、映画なのであります。

川島監督の映画はストレートではありません。
カメラアングルからして、ありえない角度からの撮影がたくさんあります。
この作品でも、汲み取り口の中からのショットとか、墓穴の底からのショットとか。

またプロローグかエンディングに現代を入れるという手法をこの作品でも取っており、
さりげなく、若尾文子さんのその後は、こうなったのかも?
そして、今は観光地化しているお寺で、こんな奇怪な事件があったんですよとシニカルに描いています。

「湖の琴」「五番町夕霧楼」(佐久間良子版)「越後つついし不親知」などの映画も
久しぶりに見てみたくなりました。★★★★




ミスター・ベースボール』


中日の監督に高倉健さん、中日にやってくる助っ人外人にトム・セレックという布陣で
挑んだ野球映画です。

よくある大リーグのプライドを持つ選手が日本の練習方法や試合で求められる
チームプレーに戸惑いながら、野球というゲームを楽しむために理解仕合を始め
優勝を狙って一丸となって戦い始めるというストーリーのあまり面白みのない映画でした。

健さん追悼の一環として観たのですが、逆にどうしてこんな映画に
出演をしたのかわからないような普通の作品でした。

でもあのころの健さんはまだ名優の域ではなく、
何でも出ますのスターだったから、こういう作品にも出てましたよ、として観る方が
正しいのかも知れませんね。  ★★



『からっ風野郎』


作家・三島由紀夫さんが俳優として主演したやくざ映画です。
鉄砲玉やくざに三島由紀夫さん、その愛人に若尾文子さんを配した増村監督の作品です。

三島由紀夫さんの文学は見事でも役者としては素人ですから
こういう単細胞のような役であれば、演技というより勢いでいけますから
こういう作品を選び配役を振ったのだろうとは想像がつきます。

やくざで単細胞な男に惹かれて離れられない演技も若尾さんならではの侠気(狂気)の世界です。
幸せになれるかも?という期待を抱かせつつ、壮絶にかっこ悪い死を三島さんに演じさせた
増村監督の英断は正しかったのだろうと映画を見て、つくづく思ったものでありました。
★★