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November 02(Sun), 2008

プログラマ・SE35歳定年説

よく、うちの大学の2chスレなんかでも、また情報系就職な人方の間でも、こんな説を耳にする。

プログラマ35歳定年説

プログラマSEさんの35歳定年説なんかは、コンピュータ業界が始まったあたりからずっとなもんなんですが、何故こんなことが言われているのだろうか?とふと疑問に思ったわけです。

プログラマ35歳定年説が叫ばれている理由には、幾つかの根拠があります。
(1) プログラマSEという仕事はコンピュータサイエンスにおける労働の中の階級では一番下に位置している
(2) プログラマSEは激務であるから体力が必要
(3) 最新知識を得るためには若年である必要がある
(4) 管理職になるとプログラマとは呼ばれない
などのことです。

割と多くの人が実は上記のことについてかなりの誤解があるのでは?と思います。

言わずもがななのは(2)や(3)なんですが、労働の態度として(1)や(4)もかなりの間違いではないかと思います。
まず(1)なんですが、確かにプログラムという『作業』で見れば、知的労働のレベルも低く、言ってみればタイプライタ的な扱いになるのかもしれませんし、またSEについても単純な『作業員』とされればそういうことになるのかもしれませんが、本来プログラマSEという単語の中にはかなりの幅があるということですね。そして、特にプログラマ等は芸術家にも似たような感覚があり、その優秀さには雲泥の差があることです。天才プログラマなんて言われる人には、凡人がいくら努力を重ねて良くなろうが割とかなわないなんてことも多いわけです。そういった意味では、『35歳までに見切りをつける』人は多いが、『定年』とは言えないということですね。

(2)や(3)は学生が他の所から刷り込まれる間違いじゃないですかね。先の世界が分からないからそういうことを言うのかもしれないし、中には経営者がまともにこんなアホみたいな話をする人もいる。
社会的な問題ですよ。こんなことを言ってたら。そもそも体力が必要ってどこの土方ですか。確かに暗記等の作業は若年者の方が得意かもしれないが、それまでの経験から来るものなんかは確実に40を超えても使えるものばかりではないのでしょうか。
こういったことを言ってくる経営者がやってる会社だったら『ブラック』と警戒しておいた方がいいかもしれないですね(汗
いずれにしてもこの辺は知的労働というものの性格を間違った判断でのお話ではないかと思います。

(4)は実際に管理職になったりとかする人の、もしくは管理職になりたくないとかいう人の間違いかもしれないですね。学生にも良く居ます。「自分はずっとプログラミングだけやってたい」とかいう人。
いや、いいんですけどね。自分が得た知識とかそういうのを他の人に伝えたりとかしないで何が面白いんだろうかと。何が良いことあるんだろうかと。
これはある意味自分の偏見かもしれないですが、少なくとも長くやるということはリーダーシップを得ることだと思うわけです。
である以上、少なくともチームリーダーとかプロジェクトリーダーとか、普通に経験するレベルなはずです。
そして、そういった人々がプログラムをやんない…わけがないわけです。
経営者にしたって同じでしょう。日本の経営のまずいところは、現場を全然把握していない人間が経営することにあるわけで、特にIT系の場合は、自社でどのような開発を、どのような方向で行っていくかという情報を持っているのはその会社でずっとやってきた人間なわけですよね。
当然、プログラムの一つや二つ、しかも他の人より的確に組むことができる人間が、そういったポストに必要なわけです。
とすれば、確かに管理職ではあるものの、プログラマSEではない…という判断にはなり得ないんじゃないだろかというのが自分の意見です。

とまぁ、そういった意味で、プログラマとかSEの35歳定年説は無い…と断言したいんですが、どうもそういう流れでもないようなんですよね。実際には。

(1)の反論のところでも触れましたとおり、『35歳までに見切りをつける』という人の多さなんですね。IPAの資料(http://www.atmarkit.co.jp/news/200802/18/ipa.html)などでもあるわけですが、実際に見切りをつけちゃったなんて人も多いんです。他業種に流出する数が45%にもなっているとすると、これは明らかに35〜40歳で一区切りなんですよね。
これはなんでかというと、やはりここにも適正の問題が出てくるのかもしれません。
前述の通り、プログラマSEという職業にはかなりその適正について芸術家に近いシビアなものがあります。加えて、職場環境、低賃金などの問題もあります。上記の間違いが折り重なって、それが現実となっている以上、上記のような『変な圧力』によって35歳定年という一区切りが出来てしまっていると言っても過言ではない気がします。

また、40という不惑の年を境にして、人間自体のキャパシティを一度整理しているという部分もあるのかもしれません。労働力が流動的に動くようになった時代ですから、40=フリーエージェント年的な動きがあって、IT業界出身者は他業界と比較しても受け入れられ易くかつ重要な人材の宝庫であるということも言えるのかもしれません。

いずれにしてもこの35歳定年説、誰がどうどこで言い出したのかは不明なんですが…。今の理系、特に情報系の大学生たちが、『理系な人間』であるはずなのにこんなことをろくすっぽ調べもせず、ただただ単に喚いているという今の状況、こっちの方をどうにかしたいなぁと思うんですが…。

DrMarksDrMarks 2008/11/02 23:58 ブログの独り言ですから、それに対して不満というのもおかしいのですが、矢口さんが40過ぎになって今日の記事を読み返したら、かなり違う見方になっているかもしれないと思いました。経験というのは、それ自体がデータの蓄積と洞察力の練磨ですが、そのような経験がない場合は何らかのデータとデータの確かな分析が必要です。
矢口さんの今回の記事こそ情報系の学生なのに何のデータも示されていません。IPAの資料はそれなりのデータであり、分析も妥当であり、むしろ矢口さんの議論を裏書きしてくれない逆データなわけですから、矢口さんの論理が破綻してしまう。全体として矢口さんが言っている内容は理解できますが、私のようなひねくれ者は果たしてそのとおりかと眉に唾を付けてしまう。つまり、確信を与えられていませんから、やはり「なんだ独り言か」と思ってしまうわけですね。むしろ、定年説4つの根拠に対する矢口さんの誤解のほうが目立っているかもしれませんよ。
勝手な言い草で申し訳ないが、ちょっと「おやおや」と思ってしまったことからの親心です(親父ギャグでorz)。

yagu1yagu1 2008/11/03 00:05 >DrMarksさん
>IPAの資料はそれなりのデータであり、分析も妥当であり、むしろ矢口さんの議論を裏書きしてくれない逆データなわけですから、矢口さんの論理が破綻してしまう。
重々承知です。独り言です(汗
その上で、実はデータ示してないんです(汗
一応ではありますが、以下のようなブログ記事もあるんです。
http://japan.cnet.com/blog/itheart/2007/11/20/entry_25001908/
http://ameblo.jp/argv/entry-10016881134.html
http://blog-tech.rikunabi-next.yahoo.co.jp/blog/tada/52
http://blog.livedoor.jp/lalha/archives/50067277.html
http://norihito.typepad.com/weblog/2007/05/35.html
どれもアンチ35歳定年説なんですが・・・。そこで出てきたIPAの資料にハッとしてしまったというのも事実です。
最後の一文はまぁ…自分に対してもなんですが、しかしながら『ただ単に喚いてる』という所が問題定義ですね。いかにもな書き方してますが・・・。

embeddedembedded 2008/11/03 01:47 35才になって自発的に進路変更できた人は幸せだと思うよ。

日本の受託開発的カスタマイズ市場においては、突発的に不幸な案件に巻き込まれることがあります。35才で開発がつらくなるのではなく、そういった突発的な不幸な案件が日常的に発生するために、業界を去っていくのが35才説の真実?

embeddedembedded 2008/11/03 01:59 上の定義で言えば

受託開発的カスタマイズ市場
オリジナル製品開発市場

があるとすれば、日本は受託開発的カスタマイズ市場が、メインであり
米国は、オリジナル製品開発市場がメインであり、

受託開発的カスタマイズ市場は、米国のオリジナル製品開発市場の上になりたっており
米国のオリジナル製品開発市場で作られた製品にバグがあったりすると、結局
受託開発的カスタマイズ市場の人が頭を下げてお客さんに謝らないといけないわけで...

戦場でいえば、最前線では戦ったいるわけで、それはもういろいろな状況に遭遇したりするわけです(^^ 日本では。

yagu1yagu1 2008/11/03 02:16 >embeddedさん
確かにその通りだと思います。市場からの要求や、人的な配置、それらひっくるめてプログラマとしての定年は35歳と言うのは、実際にそういった経験をされた人々の発言もありますし、そういうことなのでしょう。
ただまぁ、、、プログラマとかSEの35歳定年説って言うのは、結局のところ一介のプログラマだとかSEだとかって言う人方の、そういった業態でやっていけるかどうかの話であって、当然その先もあると言うことですよね。何となく、こういった35歳定年説云々が『35歳になったら失職する』的な話題になっている(特に2ch上で)ところが引っかかっているわけです。
オリジナル製品開発が100%正しいと言うわけではなく、日本式のカスタマイズ型というのも割りと悪くない業態ではあるんですがね。とは言え、日本のIT産業の経営者さんたちが、PGやSEの使い捨て的な考え方がある以上、35歳定年説は残るだろうし、否定意見も一杯あるけども35歳が終わりってわけではなく60、70、80歳とどんどん先を見て人生設計をしていく必要があるんじゃないかなぁと。若い人たちが、どれだけそういったところに目線を移せているか?まぁ、難しいですけどね(汗

DrMarksDrMarks 2008/11/03 10:05 2chでの趣旨がわかりませんでした(見たことがないもので、汗;)。「『35歳になったら失職する』的な話」だとすると、私も嘘だと思います。かならずしもそんなことはない。日本でも給与の年功序列もなくなりつつあるわけですから、同一労働なら若い人(安い人)ということもなくなっていますからね。

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