空飛ぶ教授のエコロジー日記
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2007-03-24 研究室
■[研究]ホシクサモドキ科は超原始的被子植物
「ホシクサモドキ科」という植物の科を知る人はいないはずだ。なぜなら、私がここでつけた和名だから。学名は、Hydatellaceaeという。西オーストラリアとインドに分布する、ホシクサに似た「単子葉植物」であり、カツマダソウ科(Centrolepidaceae)に含められたこともある。外見上は、カツマダソウ科やホシクサ科、トウエンソウ科(Xyridaceae)に類似した植物であり、誰も「単子葉植物」であることに疑いをさしはさむことはなかった。
ところが、最新の分子系統学的解析の結果によれば、「ホシクサモドキ科」は単子葉植物のクレードには含まれず、スイレン目と姉妹関係にあり、アンボレラ科に続いて分岐した超原始的被子植物である。
いやはや、驚いた。原始的被子植物の系統関係は、ほぼ決着がついたと思っていたが、思わぬ伏兵があらわれた。
「ホシクサモドキ科」はインドからオーストラリア・ニュージーランドにかけて分布する、小さな湿地性の植物である。西オーストラリアのFlorabaseに画像があった。ご覧になりたいかたは、コチラ。
Nature誌のサイトにアクセスできる人なら、コチラの紹介記事に、標本の拡大写真がある。
外見上は、どうみても、こりゃあホシクサの仲間だよなぁ。
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