オヤマボクチ栽培

 今週末稲刈りの前日28日、八峰村の畑を飯舘の皆さんに見ていただくことになっています。栽培中のオヤマボクチの結実状況や乾燥葉の状態をチェックして今後の凍み餅づくりに活かそうという算段。
 自生オヤマボクチは全国的に数が減っているとか。そのため自生のものではまかなえず今では栽培ものが中心になっています。でも、その栽培技術はまだ確立されるまでに至っていないらしい。
 秋に種を採取して翌年春にまいて発芽させたあと定植。このへんが一般的なパターンでしょう。新潟県農業総合研究所のサイトをのぞいてみたら、このほかにも秋まき、ハウス育苗、黒マルチ、種の低温湿潤保存など、さまざまな実験結果が報告されていました。いずれも従来の方法よりいい結果が出たので掲載してるんでしょうね。素人には判断できませんが。
 オヤマボクチはキク科の多年草です。ということは八峰村の畑に植えた苗は来年も順調なら芽を出して育つ。ただしトウ立ちしたものは葉の収量が落ちるそうです。いずれにしても栽培1年目はあまり収獲できない。3〜4年たったら株の更新が必要になるみたい。
 ※写真は新潟県農業総合研究所のサイトより