北海道レンタカーの旅(写真大量)

つーことで写真いろいろ撮ってきたので晒します。

乗り始め


レンタカーしたVitz号。4日間がんばってくれました。


線路のそばで写真とってたらたまたま特急が通過。網走から札幌へ向かう特急オホーツク。


旭川紋別道を経由して層雲峡へ向かう道。道中はこんな一直線の道ばっか。

大雪山国立公園


最初に目指したのはの層雲峡。


もっと山のほうへ登るロープウェイもあったんだがこの日は強風のため運休。残念。


近くの観光センターにあった付近一帯のパノラマ模型。


この付近には名所の滝がいくつか。そのなかの1つ銀河の滝。


北海道でいちばん標高が高い三国峠。うまく写真撮れなかったが陸橋が見所です。


峠からの眺めはなかなか素晴らしい。

足寄湖


道の駅足寄湖。右の建物はチーズ工場。


チーズ工場のテラスから足寄湖を眺める。


最初にいただいたのはもみじ丼。もみじ=鹿肉。かすかに感じる臭みを濃い味付けで封じた一品。

阿寒湖


阿寒湖です。


ここの沼地からはポコポコとガスが噴出していて周囲は硫黄臭ただよう。


こんな注意書きもありました。


観光センターに展示されていたまりもの実物。直径10cm超。けっこうでかい。このほか、まりもの断面図なんてのもあった。


近くの土産屋はこれでもかというくらい「まりもっこり」だらけ。

摩周湖


阿寒湖から車で1時間ほどで、次は摩周湖


霧の摩周湖」と呼ばれてまったく見渡せないことも多い場所らしいですが、この日は湖の全景が見渡せました。


摩周湖の北西のほうにある硫黄山という場所。周囲一面に硫黄の臭いが立ち込める異様な風景。


黄山の周囲は植生もなんか変わっていて、物寂しさを一段と強くさせている。

屈斜路湖・美幌峠


次は屈斜路湖畔の砂湯というところ。湖のそばの足湯スポット。


屈斜路湖といえばクッシーです。ちょww首ズレてる!


屈斜路湖の北西にある美幌峠に向かう途中。道中でライダーもたくさん見かけた。


美幌峠から屈斜路湖を望む。美幌峠は景色がめっちゃ綺麗だった。


おなじく、美幌峠から見た屈斜路湖


湖の反対側には、草原に沈もうとする夕日。

美幌


夕食でふらりと入ったのは美幌の回転寿司「すし若丸」。これが大当たりの名店!ネタがどれも新鮮でお値段も築地より良心的!




おもわず食べたものすべて写真に撮ってしまった。マグロのステーキ握りは炙りマヨネーズ添え。ネギトロを頼んだら中落ちに輪切りネギときた。サーモン親子に「うなわさ」も絶品。


初日に泊まったのは美幌のユースホステル

サロマ湖


美幌からサロマ湖へ向かう田舎道。写真じゃわかりづらいが、人っ子一人いないのに50mおきに「自転車は歩道を通れ」の標識がこれでもかと並ぶ。


ということでサロマ湖に来ました。


サロマ湖を半周して、オホーツク海側に突き出た岬の先へ。この右側がサロマ湖、左はオホーツク海


付近には枯れたような植物がずらりと生えていたんだが、枯れてたのではなくこういう生態のようだ。


オホーツク海側には渡り鳥の群れが。この翌日「サロマ湖の白鳥から鳥インフルエンザ」のニュースを見てちょっと不安に駆られているのだが、これは白鳥ではないし直接触れ合ったりもしてないのでおそらく自分は無事かと。。。

オホーツク国道を北上


道端の牧場にて。この牛とは10秒ほどガンの飛ばしあい。


道の駅オホーツク紋別の近くにある、目を疑うほど巨大なカニ爪のモニュメント。




道に並行して、国鉄廃線跡を発見。レールは撤去されているが草原の中にその跡はいまも残っていたり、鉄橋は枕木ごと放置されていたり。


沙留とかいて「さるる」と読む沙留岬。


道の駅おこっぺ(興部)にはむかし駅舎があったらしい。


日の出岬。これまた絶景で海風が気持ちいい場所。


日の出岬の先っちょ。冬になるとこの海一面に流氷が押し寄せるんだとか。


もういっちょ日の出岬から。北西の海岸線を眺める。


道の駅おうむ(雄武)でいただいた韃靼蕎麦と手づくりコロッケ。


道の駅マリーンアイランド岡島の建物は船の形をしていた。


ちかくの草むらに寝っ転がって撮った一枚。


岡島でいただいたサーモン親子丼。


国道から外れて、神威岬につづく道。


その先。神威岬に沿ってカーブする道。


神威岬の先端はこんな岩場。


神威岬の陰には小さな灯台が建っていた。


ところどころに生えていた青い植物。ラベンダーとは違うっぽい?


ドライブマップに載っていた林道を探しているうちに迷いこんだ舗装路の行き止まり。クッチャロ湖の近く。


で、こっちが目指していた浜猿払エヌサカ線という林道。電柱も標識もなにもないとにかく一直線の道!


ふと道の脇を見たら、畦道の向こうに海が見えた。思わず車を止めて海のほうへ走り出した自分。


そこに広がっていたのは誰もいない静かでだだっぴろい砂浜。



宗谷丘陵と呼ばれるなだらかな丘。とても雄大な光景。よく目を凝らすと稜線に沿って風車がずらりと並んでいた。

宗谷岬


サロマ湖から6時間半。ようやくたどり着いた日本最北端、宗谷岬


NHKみんなのうたで流れていた宗谷岬の歌碑もあった。近づくとメロディが流れる。


宗谷海峡。この海の先が樺太。海は静かで透明度も高い。


宗谷岬から各地への距離標識もありました。


岬のそばの小高い丘の上から。天気がいい日は樺太も見えるそうだ。


丘の上にはこんな牧歌的な光景もありました。


付近では「日本最北のラーメン屋」「最北の寿司屋」「最北の宿」などが自己主張しまくり。


その「最北の寿司屋」でいただいたイクラ丼。


でもってこっちは最北のガソリンスタンド。ここで給油すると記念品がもらえる、と聞いて給油してみた。



もらったのは証明書とお守り。表裏こんなかんじ。

稚内市



宗谷岬から稚内市街までは車で30分ほど。ここは最北端の駅、稚内駅。


線路の最北端から稚内駅のホームを眺める。


しつこくもう1枚。


のんびり写真撮ってたらタイミングよく特急が到着。旭川からやってきた特急サロベツ


稚内駅前の交差点が、国道40号と232号の終点。


稚内市街のちかくにはえらい急な高台があって、そのうえにそびえ立つ展望台。


その展望台のてっぺんから見た稚内市街。稚内は意外と大きな港町です。


展望台からみた市街とは反対側。一転してこちらはほとんど文明を感じない。


展望台の1,2階には資料館がありました。おもな内容は間宮林蔵のことや樺太が日本領だったときのことなど。カルチャーショック的に感じたのは、樺太のことを「今は日本領ではなくなってしまったが」と位置づけていて、日本領だったときの樺太の様子を詳しく展示いていたこと。考えてみれば稚内って札幌よりも樺太のほうが近いんだよね。ロシアとの国境そばということで過去の戦争の歴史とかこれまでの国境ラインの変遷とか、江戸〜明治にかけて日本本土から人がやってきて鉄道敷設したりして開拓していった歴史とか。もし自分がこの街に生まれ育って小さいころからこういうバックグランドを植えつけられていたら、きっと今とは違う考え方を持った人間に育っていただろうな、と思う。


資料館にあったトナカイの剥製。角がすげえ。

ノシャップ岬(野寒布岬)



稚内市街から車で5分ほど。宗谷岬より南側ですがこちらも北に突き出たノシャップ岬。時間的にちょうど日の入りのころだったんだが、厚く曇っていたため日の入りの景色は拝めず。


近くには水族館があり。営業時間は終了していたが柵の外からアザラシが見えた。



ライダーたちに人気の食事処、樺太食堂。店の中は来店客たちの寄せ書きで、壁も天井もトイレの中までも埋め尽くされていた。お値段もそれなりにしますがここはとにかく絶品!

稚内から南下


稚内から海岸線を南へ向けて走るルートはオロロンラインとよばれる。


海と丘だけの景色を稚内から1時間ほど行くと、とつぜん現れる風車の大群。総勢28基の圧巻。オトンルイ風力発電所


内陸のほうに入って音威子府(おといねっぷ)という村。蕎麦殻ごと練りこんだ黒い蕎麦が名物らしいのだが、通ったときはまだ朝早くて営業時間前。残念。


音威子府のちょい南、美深(びふか)という街にて。この付近は国道40号と宗谷本線と天塩川が寄り添うように並んでいる。



美深から人里離れた方向に進路を変えた先。



朱鞠内湖(しゅまりないこ)というダムつきの人造湖。この付近は解けきれない雪が多く残る、肌寒い地域。


添牛内(そえうしない)という集落に残された廃駅の跡。見事な朽ち果てっぷり。GoogleMapで見てみたら、このエリアの詳細な衛星写真が収録されていて、現地ではわからなかったが線路があった跡がくっきり残ってるのね。ちょっと感動。赤い屋根がこの廃駅


この添牛内という集落、ぜんぜん人の気配がなくて、たまたま強風が吹き止まなくてなおさら荒涼感をかもし出していて、まるで集落自体が廃村になったかのような雰囲気。そんななかで小さい子供と散歩している母子連れを見かけて、人が住んでたんだ、という安堵感とともに、この子供には自分の生まれ故郷を大事にしていってほしいな、なんて思った。


おびらしべ湖というところ。交通量のほんとに少ないところに、やたら立派な橋が湖を横断。


またクッシーの仲間かw?!と思ったら、この付近で発掘された化石にちなんだカモハシリュウという恐竜らしい。

留萌


留萌(るもい)の黄金岬。日本海に沈む夕日が海を黄金に染めることからこの名前だとか。通ったのは真っ昼間だったので黄金のかけらも見れず。


日本海だけあってか、波も若干激しめ。こういう景色は長い時間見ていても見飽きない。


岬の先から陸地を眺める。


岬を眺める食堂テラスでのイクラ丼。イクラがてんこもり!セットでついてきたアラ汁も美味。


丘の上へ登る階段にはタンポポが茂って春らしい雰囲気。


留萌駅前にあったこんな建物。このケアセンターはずっと昔からこんな名前だったのか、それとも最近の萌えブームに何かをあやかって名づけたのか、どちらにせよ命名ルーツを知りたい。どうでもいいが留萌の語源は「ルルモッペ」というアイヌ語だそうだ。


留萌駅から増毛(ましけ)方面に行ったところにある鉄橋。昔は複線だったんでしょう。右の鉄橋にはレールはありません。

旭川


旭川駅。札幌本線・宗谷本線・石北本線富良野線が集うだけあってさすがに大きい。


旭川市街のまつ田というお店で食べたラーメン。


旭川から南東に30分ほど行ったところ、新城峠。とても北海道的な景色。


根室本線芦別駅。ちょっとものさみしい駅。

富良野・美瑛


上富良野駅の西にある千望峠というパーキングエリア。


この展望台から富良野や美瑛の町並みを一望。


ふらりと入ったピザ屋さん。ホントは自分でトッピングを載せて窯で焼きあげるらしいんだが、めんどくさいのでお店のプロの技にお願い。


完成したのはこんな一枚。チーズがトロトロ。

そんなこんなで振り返り

3日半で総走行距離1300km弱。ガソリン消費は71リットルで、燃費17.5km/lほど。ちょうどガソリン税が高くなった日だったのがイタかった。
旅行前の計画と比べて、思ってた以上に1日で距離走れた。都心部の太い国道より、交通量の少ない峠道のほうがついスピードが出る。スピードの出しすぎには気をつけましょう。

 

これがあると重宝するだろう、と事前に買っておいたiPodトランスミッターが大活躍。音楽をFMの電波で飛ばしてカーラジオで拾って社内で流せる、という代物。シガーライターからiPod本体へ充電もできるので電池切れの心配もなし。コレがなかったら毎日3回は居眠りしていた自信がある。持っていって大正解でした。

あと、思った以上に寒暖の差が激しく。5月1日は道内で30度超えを記録したらしいので天気のほうが異常だとは思うが。旭川あたりはあったかかったが稚内はさすがに涼しかった。

通った場所をちずったーでプロットしてました。我ながらよく走ったもんだ。