批判だけしてもだめだと思いますよ

なんかタイトルがひどくてうんざりしちゃうんだけど、内容的にはちょっと考えされられたので書き残しておきます。

確かにPDCAって言葉は使われてるけどうまく運用できてないなーって感じることあります。PDCAっていうモデルが悪いか、その取り入れかた、運用の仕方に問題があるのかは分けて考えたい。そして、うまくいってない理由も考えたい。元記事は、うまくいってないじゃん?だからだめじゃん?て言ってるだけに見えるのでちょっともったいない。

僕はPDCAの取り入れ方使い方に問題があると思っていて、取り入れる組織側のもともとの文化とか思考様式、行動様式、科学的手法に対する経験や下地とか、そういうところに問題の根があると思っている。誤解曲解されやすいPDCAモデルにも問題があるかもしれないが、そこを追求しても実りが少なそう。

結局新しいツールとかモデルとかを導入するときは、具体的な方法やルールの下にある目的や原則を理解して、自組織の文化とか体質とか培ってきたものに対してどう適用していくか、どう形式化していくかを、それなりの手間をかけて行っていくのが正攻法だと思います。

PDCAだってちゃんと自分のものにすれば、今日的な変化の多さ、速さにだって、十分対応できると思います。

一時期のようなトップダウンのマネジメントモデル改革なんて流行っておらず、PDCAに代わるモデルの導入、定着はより難しい状況にある気がする。結局のところYahoo!にこんな記事が載るのは、ただのネット一言居士へのおもねりかもね。