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馬上行動 山田冬樹の部屋

2009-02-28

SFCG関連のT・ZONEホールディングス 保有株は日本振興銀行の手に 

16:09

時事ドットコムの二つの記事

 中小企業向け融資を手掛ける日本振興銀行は24日、商工ローン大手SFCGの経営破綻(はたん)に伴い、同社の100%子会社「TZCI」(東京)が保有する佐藤食品工業株に対する担保権を行使したことを明らかにした。これにより、振興銀は佐藤食品株の50.5%を取得して筆頭株主となった。(2009/02/24-12:35)

 http://www.jiji.com/jc/zc?k=200902/2009022400865&rel=j&g=eco

 中小企業向け融資が主力の日本振興銀行が、経営破綻(はたん)した商工ローン大手SFCGとの間で、ビル管理の日本管財など上場企業3社の株式を対象とした担保契約を結んでいたことが24日判明した。振興銀は担保権実行の有無を明らかにしていないが、実行されれば同行がこれら3社の大株主に浮上する。(2009/02/24-19:23)

 http://www.jiji.com/jc/zc?k=200902/2009022400865&rel=j&g=eco

日本振興銀行がSFCGから取得した株式

 大量保有報告書というのがある。これは、「金融商品取引法に基づき、上場会社の株券等や投資証券等を5%を超えて保有した場合に大量保有開示制度に基づいて内閣総理大臣金融庁)に提出が義務付けられる法定書類のこと。」(wikipedia)をいう。

 これによれば、日本振興銀行は、09年2月25日、次の株式を新たに取得したとして報告している。

  佐藤食品工業   50.57%

  ミヤコ      28.73%

  大田花き     22.65%

  ライブドアオート 50.55%

  マルマン     36.71%

  SFCG     11.74%

  日本管財     18.20%

 これらの株は、SFCGが持っていたわけではなく(元々は同社が持っていたかもしれないが)、SFCGの100%子会社株式会社TZSC、株式会社TZCI(未上場)、SFCGグループ全体の持株会社である株式会社T・ZONEホールディングス(ジャスダック8073)などが持っていたものと思われる。

 http://www3.sfcg-ir.com/jp/topics/2007/pdf/071227_tzcs_sato.pdf

TZCSという会社

 TZCSというのは、SFCGグループの持株会社T・ZONEホールディングスの99.51%子会社、すなわちSFCGの孫会社だった。07年12月26日付でSFCGがT・ZONEが持っているTZCS株全部を買い取った。当時の評価額は15,427,616,600円だ。

 SFCGの直接子会社となった当時、同社は光ハイツヴェラス、ミヤコ、理研ビタミン、大田花き、日本管財、ビオフェルミン製薬を保有していた。この後ビオフェルミン製薬株は大正製薬に全株譲渡しているが、その余は08年4月2日に一斉に他に譲渡している。SFCGが直接子会社にしたのも、こうした譲渡の準備として行ったものと思われる(大量保有開示による)。

102社構想

 SFCGは、04年、今後10年間に、102の関連会社、1万人の従業員、連結経常利益1000億円を超える一大企業グループを目指す「102社構想」を発表した。T・ZONEホールディング持ち株会社にし、SFCGを含めた102社はその子会社とするやり方だ。今回譲渡された株はそのなれの果てである。

 SFCGのHPにある大島会長の自伝的漫画「天馬空行」には、大島会長が、この構想をT・ZONE次期社長の吉田直樹を前に次のように語るシーンが描かれている。

 「日本の超低金利時代はもうすぐ終わる。」「その時低金利というぬるま湯につかった借金過多の企業は軒並赤字に転落する」「その機を逃さずM&Aによって一気に企業グループを拡大するのだ。」「すでに上場している企業の株式に投資し、20%以上の株式を取得して連結対象会社にする。」

 http://www2.sfcg.jp/manga/tenma_j_16/j16_01.htm

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