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馬上行動 山田冬樹の部屋

2018-12-03

日米の航空機思想の違い

23:58

ゼロ戦は1000馬力、F6Fヘルキャットは2000馬力でした。ゼロ戦は51型まで改良されましたが、防弾措置や機銃が強化された一方で、馬力は変わらなかったため、ベテランには評判が良くなかったようです。

格闘線をする場合、速度が低速になるため、米軍機はその高速性能を生かせないため、早い時期から一撃離脱方式に切り替えて行きました。

ゼロ戦は旋回性能を生かした巴戦をしかけてくるのですが、その際急上昇急旋回の斜めひねり込宙返りをするのですが、宙返りの頂点に達した時点で速度が極端に落ちます。

米軍機は2機が低空域に、2機が高空域にいるに2チーム4機で行動しており、ゼロ戦が宙返りの頂点に来た時、上空の米軍機が急降下してきて、ゼロ戦に機銃を撃ち込んできたそうです。

日本軍も当初はその方法にしてやられていましたが、そのうち自分たちも一撃離脱の共同撃退方式をとるようになりました。

編隊も当初3機編隊が、一撃離脱方式をとるようになってからは4機編成になっていたそうです。

ただ、階級だけ上の上官が前線に来ると、まだゼロ戦の方が優秀だと信じていて、何で空中戦をやらないのだと文句を言っていたそうです。ただ戦闘機乗りは階級より、搭乗時間で上下が決まるため、ベテラン搭乗員は「そんなの机上の空論です。それをやったらまず命を落とすのは上官の方です」と相手にしなかったそうですが。搭乗員も生き残るのに必死ですから、戦法をいろいろ議論していたようです。

ただ、こうしたことができたのは南方のベテランだけで、大量生産された若手パイロットは、まだゼロ戦が世界最高だと信じている上官から格闘戦を挑むように言われて、命を落としているんでしょうね。

敵と会する前に、怖いのは後方で、帽子を脱ぎ視界を良くし、絶えず首を回して後ろ上方を見ていたようです。

戦闘中に怖いのは下方だそうです。そこは全くの死角ですから、相手の機を後方から追うときも、絶えず機体を傾けて下方を覗いていたそうです。

永遠のゼロにもそうしたシーンはありましたよね。

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