俺#

新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

2010年06月14日のツイート

小惑星探査機「はやぶさ」無事帰還! #hayabusa

おそばせながら13日の帰還前後の情報をイロイロと確認しました。はやぶさは、素人目にも致命的なトラブルを何度も経てきたので、正直な感想は「うわマジ帰ってきたのかヨ!」です。設計者の先見の明と、運用チームの努力・創意工夫には本当に頭が下がります。おめでとうございました。

それにしてもNASANHKの再突入の映像は鮮明で衝撃的でした。僅か数メートル程度の機材が大気圏突入するだけで、あそこまで激しく燃え上がるんですね。何年も動向を追ってきたけど、それもこれで一区切りなのは寂しい限りです。でも、これで「はやぶさ」はいつでも地球と共にありますね。帰って来れて良かった!

http://www.shomei.tv/project-1562.html

↑「はやぶさ2予算増額の嘆願署名」に是非ご協力下さい!

http://www.mext.go.jp/a_menu/kouritsu/detail/1294165.htm

↑「行政刷新会議事業仕分け対象事業についての国民からの意見募集について」。今日までですが、JAXA関連の仕分けについて意見できます。

今後の惑星探査の予算はたった3000万円ポッキリで、当然「着手もできず」の状態だそうです。宇宙開発は今尚日本が先頭グループに属する(背伸びして...だけど)と言える数少ない分野です。予算規模がNASAの1/10で、そのポジションです。強いところを伸ばさなくてこの先どうするつもりなのか。

宇宙開発なんてものは明日の飯の種にはなりませんから、不況下にやることではないと考える方も多いかもしれません。しかし、ロシアがこの分野で今だ先頭を走り続けている事を鑑みても、長期的な技術の蓄積・継承・発展がどれほど大切か判るというものです。

ここで途切れてしまっては、ゼロスタートした日本の宇宙開発50年の歴史が無駄になってしまいます。5年や10年のスパンで考えるものではないのです。この次の50年への投資なのですよ。短期的に考えてもJAXAのロケットが商業ベースに乗りつつある今こそ、より力を入れてサポートしていくべきでしょう。

[追記]平成22年度のJAXA全体の予算は約1800億円で、「はやぶさ2」に3000万円というのはJAXA内部の決定のようです。つまり、JAXAとしては「はやぶさ2」の優先度は低いと判断しているのでしょう。すでに3000万という数字が一人歩きしてしまっていますが(^^;。そのような背景ですと、上記署名は少〜し的がズレてしまっていると言えます。

しかし、JAXAを対象とした「仕分け」が実施されたのは事実ですし、上記の予算も前年度比で5%の減少だそうです。そのような状況下、はやぶさをきっかけとして関心が高まり「もっと宇宙開発にカネをかけていいんじゃないの?」と国民が言いはじめている訳です。その声をお上に届けるという意味で、十分に意義のある署名になるのではないかと思います。

届いた声の意味するところを分析し、本当に必要な事を選択し、国民に説明・理解を求め、推し進めるのは政府とJAXAの役割ですよね。まさか、理論的に導き出された優先順位を無視して政治主導で「はやぶさ2やります!(だから清き一票を!)」とかにならないと思いたい(笑。世論操作を含めた戦略として「はやぶさ人気にあやかる」という理論で優先度を上げ下げするなら、それはアリかもしれませんが(^^;

MC W.ROKKOR 28mm f2.8をゲットしてみた #e-pl1

親父どのが遺した「55mm f1.7」はマイクロフォーサーズ機と組み合わせると望遠過ぎてなかなか使いにくいので、吉祥寺のキタムラカメラで28mmをゲットしてみた。曇りがあるC級品らしいけど、試写して拡大表示しても判らんのでヨシとした。2480円ナリ。通りがかりの数ショット。



55mmのほうが良くボケる気がするけど、画角は断然コッチのほうが使いやすいね。しかし、f2.8ですらISO200で撮影するためには絞らないとシャッター速度が追いつかないというのは悩ましい。そんなシーンではISO100はあまり使いたくない*1し。シャッター速度が1/2000秒では困る*2、というのはこういう事なのね。

*1:PenシリーズのISO100はダイナミックレンジが低いらしい。たしかに白飛びしやすい傾向があると思う。

*2:E-PL1が上位機種のE-P1/2に比べて劣る部分のひとつ。後者は最高1/4000秒。