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2009/12/09 (Wed)

第1回ウェブ学会シンポジウムに参加してきました

結城浩氏がとても有用なポインタを作成してくださっているのでまずはそこの紹介。

2009/12/7(月)に東大安田講堂で開催された第一回ウェブ学会まとめWikiページ(暫定版)

各公演についての詳細はそちらを見ていただいたほうが私の変なフィルタかかった情報よりも何倍も確実です。


全体を通しての大きなキーワードとして

があったように思える。


集合知

集団的知性(Collective Intelligence)と群衆の叡智(Wisdom of Crowds)の二つが「集合知」として混同されている。

この群衆の叡智から集団的知性を抽出するためには情報の信頼性・確実性が求められる。

コミュニケーションを誘発することで新たなコンテンツ創造できる」

「共同作業のプロセス付加価値が生み出される」

と言った公演内容があったが、それに代表されるのがWikiWikipediaではなかろうか。


リアルタイム性

TwitterUstreamに代表される情報のリアルタイム配信。

公演の中で「エジソンがフィラメントの材料を探している時にネットがあれば京都の人とコラボできたかもしれない」というのはまさにTwitter向きだな、と感じた。

エジソン「なんかフィラメントの材料でいいものないかなぁ」

京都の人「私の住んでる八幡市の竹とかどうでしょうね」

しかしここにも情報の信頼性・確実性の問題が絡んでくる。


過去参照

いい言葉が思いつかなかったのででっち上げの言葉ですが、要はデータマイニングなどの分析。

これにより元となったただの「情報」が「知識」へと昇華されるのではないか。

このデータマイニングの手法については「Web人工知能」などが活かされてくるのだろうと思うと同時に、半ば「ネタ」として扱われていた感のある「初音ミク 出馬せよ」のアイデアがとても面白く感じられた。

Wiki・Wikipediaが元々は信頼性の低い情報の集まりから多くの人間による編集を経て確実性の高いものに収束していくのと同じ原理を用いて、民意を反映した仮想的なアバター(ここでは初音ミク)に実行させるというのは実に面白い。


今回のシンポジウムは「ウェブ研究・ウェブビジネスの新たな融合」というお題目だったはずだが、研究という部分は大いに伝わって来たものの、ビジネスという部分が少々弱かったように感じられた。

そんな中印象に残ったのが はてな の伊藤直也氏の発言。

技術中心のプロダクトアウト開発を成功させるにはプロダクトマネージャーのファシリテートが必要」

至極もっともだと思うと同時にそれ以上の言及がなかったのが残念でならない。


最後に、今回のシンポジウムで一番の驚きは

およそ40年前に学生運動が激化し流血まであった安田講堂

初音ミクとやる夫が上映されたこと

だったかもしれない、というオチを付けて終わります。

スポンタ中村スポンタ中村 2009/12/10 09:19 過去参照はログ性ということでしょうか。今回TWITTERのリアルタイム性が賞賛されるけれど、それらは脊髄反射コメントばかりで何も生み出さないことが分かったと思う。
そして、集合知についても、この十年と同じ議論のやりとりばかり。衆愚・秀愚なんて不毛な論理を続けようとしている。これからどうなっていきますことやら、先が思いやられます。

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