Roald Dahl Collected Stories／Roald Dahl

Roald Dahl Collected Stories

面白さ★★★★
易しさ★★★

ロアルド・ダールの短編集。
以前ＧＲのMan from the Southを読んだときに面白いと思って買っていたハードカバーです。
収録されているのはRoald Dahl: Collected Stories（USWiki）の通りで、ダールの短編が一通り網羅されているみたいです。

序盤のOver To You収録の短編はいずれも第二次大戦を題材にしたものですが、これといってオチがなく抽象的な話が多くてかなりやられました。
Vengeance Is Mine Inc.あたりからようやくひねりのきいたオチのあるブラックユーモア満載のストーリーが出てくる印象です。

同じひねりがきいた短編といえばジェフリー・ディーヴァ―のTwisted・More Twistedがあります。
そんな感じできちんとオチがあって面白かったのは、

• Vengeance Is Mine Inc.
• Taste
• The Great Automatic Grammatizator
• Edward the Conqueror
• Parson’s Pleasure
• The Great Switcheroo
• The Hitchhiker
• The Bookseller

です。

書かれている英語はとりわけ難しくはありませんでした。
でも、序盤の抽象的な話では何言ってるかさっぱり分からない箇所が結構あったので、Over To You収録作だけは難易度高めです。