一振目

稽古を始めてもうすぐ五年。
そろそろ真剣が一振り欲しいと思っていた。


少し資金も貯めていたのだけど、
その分は産まれたばかりの息子に充てたり、
帰省する際の交通費に消えたりとどんどん目減り。


そうこうしてる内に狙っていた刀も売りにだされてしまい、
こりゃあ今年は無理かなと半ば諦めていた。


そしたらなんと!
自分の元に一振りの刀がやって来ることに!


先日の煙草盆のお礼にと
H氏が譲ってくれたのだ。


価値的にとても吊り合わないので驚いたが
余り使ってないからと渡してくれた。
ありがたい。H氏に感謝。













二尺一寸弱と短いが
振ってみるとズシリと重い。
やはり稽古用の居合刀とは質感が違う。






















無銘だが刃紋から関の刀匠の作だろうとのこと。


H氏以前はO津氏が所有していて
竹を斬りまくっていたそうな(笑。


しばらくはこの刀で
真剣の扱いに慣れていこうと思います。
H氏、ありがとう。
縁あって自分のところにやってきた一振り。
大事にします。














●剣術
○廻剣
#左右の使い分け
#左と右を同じように使う必要はない
→違いを感じるのが大事
#左腕と左胸の詰まりをなくす
#顔の前に刀が来た時に真っ直ぐに立つように
摺足は実際には摺っているわけではない
#踏み変えの時は頭が動かないように
*頭の上まで手を挙げる
*振り下ろしの際は少し右手を残す
○亀山伝組太刀五本目
・打太刀
#右足を崩す
*肘がでないように
*上体をフワリと使う
・仕太刀
#後傾して受ける
→そのまま身体を刀に預ける
#二太刀目は刀に身体を矩せて落とす


●居合
○亀山伝 向譚中刀
#左に意識を寄せる
#前後
*左腰の開き