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yamazaki666 卍ピャウ!ピャウ!ピャウ!卍

2010-01-06

SNAKES FOR THE DIVINE

HIGH ON FIRE『SNAKES FOR THE DIVINE』アートワーク。かっこいい。 →

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インタビューmp3リストを更新しました。

【メモ】ルーダンの悪魔憑き関連作品

突然ですが17世紀、フランスのルーダン司教ユルバン・グランディエが悪魔アスモデウスと契約を結び、尼僧たちを魔女の性奴隷にしたという事件は、いくつもの小説や映画の題材となってきました。とりあえずメモとしてリストアップしておきます。

1634年に逮捕されたグランディエは異端審問で眼球を潰され、悪魔の刻印を探すため全身の毛を剃られて針で刺され、生きたまま火あぶりになりました。判決のときグランディエは絞首刑の後に火あぶりにしてくれるよう嘆願しましたが、それは聞き入れられず、聖水をぶっかけた後、絞首できない結び目の縄で首を吊られ、生きたまま焼かれました。その頭上を蠅の王ベルゼブブが飛び回ったそうです。グランディエは自分を裁いたラクタンス司教に「お前は30日以内に死ぬだろう」と宣言、実際にラクタンスは30日後に狂死しました。

『三銃士』でおなじみのリシュリュー枢機卿がグランディエの逮捕命令を出したそうですが、同じアレクサンドル・デュマが物語化しています。

でもって、

『肉体の悪魔』

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ルーダンの悪魔憑きをネタにしたケン・ラッセルの1971年の映画『肉体の悪魔』が最高なのです。

最初に「この物語は歴史的事実に基づいています」と出てくるのですが、ルイ13世が武田久美子みたいに乳首と股間に貝殻をつけただけの全裸で人前に出たり、修道尼たちが大挙レズ乱交とか、たぶん歴史的にしていないのでは。 ...と思ったら、ラッセルは「当時そういうことが起こったんだよ!」と語っていました。

グランディエを演じるのはオリヴァー・リード。この人は1973年の『三銃士』(大好き!)でアトスを演じていたり、妙にリシュリュー枢機卿に逆らってばかりいますね。

グランディエはイケメンなので、性的欲求不満の溜まった修道尼たちがズリネタにしています。で、尼僧ヴァネッサ・レッドグレーヴが「夜になると夢魔がグランディエの姿となって私を犯すのです」と告白したりします。この頃ルーダンはカトリックとプロテスタントの棲み分けが微妙な町で、自治を求めるグランディエが邪魔だったりして、しかも彼が土地の有力者の娘をできちゃったヤリ逃げしていて、さらにリシュリューに楯突く煙ったい存在なので、渡りに舟とばかり「グランディエは悪魔と契約して、修道尼たちを淫乱痴女にした!」ということになってしまいます。で、両肩を露わにしたロック・シンガーみたいな司祭とかおかっぱの司祭に裁かれて、拷問されて、火あぶりになります。

この映画は公開当時かなりの賛否を巻き起こしたらしく、特にキリスト教的にヤバイ表現が今なお問題視されていて、そのとばっちりを喰らって日本では昔ワーナーホームビデオからビデオが出たけど、未DVD化。で、国とかソフトによってカットがあるそうです。我が家にあるのは出所不明のダビング物(【追記】DVDも買いました)ですが、修道尼たちが大勢素っ裸になってキリスト像の顔面にマンコを押しつけたりするシーンは入っています。でも最後、修道尼がグランディエの遺骨の骨をマンコに突っ込んでオナニーするシーンは入っていませんでした。

現在アメリカで出ているDVDはspecial uncut restored editionも必ずしも本当の完全版ではないらしいですが、ケン・ラッセルのインタビューとか制作ドキュメンタリーも入っているので、これを機会に押さえておこうかと思います。

イギリスの作曲家ピーター・マクスウェル・デイヴィスが書いた音楽も素晴らしいです。サントラ盤のジャケット・アートも秀逸。

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フランス国立図書館に所蔵されているグランディエと悪魔との契約書。

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ROBERT FRIPP & BRIAN ENO: AIR STRUCTURES

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SOMAたんがいきなり他アーティストの公式音源を含む"2009年プレイリスト"mp3を7時間半ぶんもうpしていて、ヒエー(´Д`)と思いました。大丈夫なのか。

で、その中にFRIPP & ENOの1975年5月28日、パリ公演を収めたアナログ・ブートレグ『AIR STRUCTURES』があって、初めて聴くことが出来ました。昔、西新宿でけっこう見かけた記憶がありますが、買うほどのお小遣いはなかったし、そもそもガキだったのでFRIPP & ENOの良さを判っていなかったです。聴こうと思えばよそのサイトからも落とすことが出来たようですが、存在すら忘れていました。音質も悪くないし演奏は良いし、けっこう浸っています。

オフィシャル盤の『EVENING STAR』も久々に聴き直してみます。

aa 2010/01/09 13:37 さすがSOMAたん、しかしこの人音楽の守備範囲が広いな

stunstun 2010/01/10 23:27 caveman scallシリーズ、毎年恒例ですよね。
もごもご。
昔、AURORA BOREALISから16時間以上他人の曲のMP3を収めたCD-R出してましたね。
勉強になりました。

yamazaki666yamazaki666 2010/01/19 07:30 >aさん  SOMAたんブログは僕もいつも読んで、面白そうだと思ったものは聴いてみるようにしています。

yamazaki666yamazaki666 2010/01/19 07:33 >stunさん  去年もやっていましたっけ?見落としていたかも知れません!CD-R、僕も買いました。そういえば半分ぐらい聴いて放置してあったので、残りも聴いてみます。ところでSKULLは頻出単語なので、ちゃんと綴りを覚えていただきたいところです。