Low Times Podcast Episode 9

ポッドキャストLow Times Podcastの第9回。Tom ScharplingがMONSTER MAGNETのデイヴ・ウィンドーフにインタビューしています。1時間半にわたって全編しゃべっていて、超面白いです。
デイヴはハイスクール時代にHARD ATTACK(DUSTのアルバム名からとった)を結成、UFO、BLACK SABBATHURIAH HEEPJONATHAN RICHMAN & THE MODERN LOVERS、THE DICTATORS、RAMONESなどのカヴァーを演奏していて、1977年にCBGBで毎週月曜日に行われているアマチュア・ナイトでのライヴをKISSのジーン・シモンズが見ていたそうです。ジーンは「LED ZEPPELINのことを人はZEPPELINと呼ぶ。THE ROLLING STONESのことをSTONESと呼ぶ。HARD ATTACKだと、人は何て呼べばいい?バンド名は1語にするべきだ」とアドバイスしたそうで、HARD ATTACKはSHRAPNELと改名しています。
SHRAPNELは作家のノーマン・メイラーの邸宅でライヴ演奏したこともあったそうです。その頃メイラーは殺人犯ジャック・アボットの保釈を求める運動をして、それが実現した直後にアボットは再び殺人を犯してしまい、かなりピリピリしていた時期でした。その日、メイラー宅にはALICE COOPERのデニス・ダナウェイも来ていましたが、壁に飾られた女性の写真を見て「この女とヤりてえなあ」と連呼して、メイラーは彼に頭突きを食らわしたそうです。メイラーは1971年にはゴア・ヴィダルにも頭突きを見舞っているので、得意技だったのかも知れません。
1990年代初め(たぶん1992年)、デイヴはミック・ジャガーとリック・ルービンと一緒に、6時間ぐらいスタジオでセッションをやっているそうです。『WANDERING SPIRIT』のセッションだと思われますが、このアルバムにはデイヴはクレジットされていないので、ボツになったようです。
その他も面白いエピソード満載なので、ぜひ聴いてみましょう。