シムーン 1話 4月3日TX
うーん、今ひとつのめりこめないなあ。百合要素は満載だというのに。
たぶんそれは「タブー破りの快感」が無いからだと思う。
「恋愛は男と女のあいだでするべきものである」という暗黙の縛りが現実社会にはある。たとえばマリみてなら「東京近郊の女子高」という舞台設定だからこそ、そういう「暗黙の縛り」をすり抜けて繰り広げられる百合展開にハマれる。
しかしシムーンは異世界で繰り広げられるファンタジーである。じぶんたちが生きている世界と確実に異なる社会構成なのだから、こちらでの禁忌があちらでは普通のことであっても不思議ではないわけだ。現に「女同士でちゅー」することが作品中では当たり前であるようだし。あれだけおおっぴらに接吻されると観てるこちらはあまりドキドキしないのだ。
視聴を続けるかどうか、保留。
ROCK FUJIYAMA
てなわけで、実は放送時間のズレのために紛れ込んでいたこっちのほうが面白かったというw
「アメリカ人がイメージするステレオタイプなニッポン」のビジュアルを逆手にとってネタにしてしまったようなコンセプトが笑える。演出はともかく音楽の取り上げ方は結構まじめで、昔のPVを惜しげもなく流すところがまた良い。
「いい日旅立ち」をロックにアレンジして、ツェッペリンの「天国への階段」と合体させてしまうとか、お笑いなのかマジなのか分からない企画もあるわけだが、番組全体をギターの心地よいビートが支配しているところがタマラン。
やっぱり日本人のロックって、根底にどこか歌謡曲を引きずってるでしょ。そのへんを正直に盛り込んでるところが好印象。