POG週報・準備号1

POGでお世話になってる方はこんにちは、そうでない人ははじめまして。今まで掲示板とメールでPOG関連のやりとりを行っていましたが、今後週1回のPOG関連トピックをはてなで更新していこうと思います。それに伴い、掲示板の方は5月一杯で閉鎖します。

さて、実際のドラフトはダービー後なので、それまでの間はPOGに関する与太話を。僕がPOGで馬を選ぶに当たっての重要な要素は「馬選び」「参加者の嗜好分析」「リスト制作」「人気分析(他のドラフトを参考に)」の4つ。当たり前ですが、馬選びを今書くとリストの内容がばれるのでw

今回は「ドラフトリストの作り方」。僕の場合、ですけど、こんなプロセスで作りますよ、ということで。ちなみに「15頭持ち」「リスト提出制(対面でのウエーバーではない)」を前提としています。

まずは、2歳馬のリストを見ながら、気になった馬を2〜300頭選びます。この時点では、厩舎・性別はいっさい気にしていません。

次に、その中から自分のフィルターで100頭に絞ります。ここは厳密に100頭にします。フィルターの内容は「厩舎」「生月日」「生産牧場」などですね。

次に、その100頭の馬をA群・B群・C群・D群の4つに分けます。Aは是非上位で欲しい馬(保護血統含む)、Bは中位で欲しい馬、Cは下位で欲しい馬(と、個人的なこだわりの指名馬)、Dは今後大きなプラス材料があれば入れ替える馬、です。

次に、それぞれの25頭に1〜25位の順位を付けます。そして、A群の1〜5位をそのまま1〜5位に、B群の1〜5位を6〜10位に、C群を11〜15位に、D群を16〜20位(補欠リスト)にします。残りの馬はリザーブしていきます。

次に、それぞれの馬(100頭全部)に「人気指数」を付けていきます。この付け方は後日。指数0〜2の馬はそのまま、3〜6の馬は指名順を+1、7以上の馬は+2/もしくはリストから除外します。つまり人気で競合しそうな馬の調整ですね。私の大前提戦略は「大人気の馬の奪い合いに乗じて中人気がっぽり」「極力競合を避ける」なので、雑誌などで過剰に持ち上げられている馬は、保護血統かドラ1でもない限りは諦めます。どうせ中位で取れないのですから、淡い期待を抱いて、リストの構成を崩すよりはプラン通りに指名が出来るリスト作りを重視します。

更に、集めた情報からデビューが遅い馬、決まっていない馬はリストの順位を下げていきます。最近のPOG情報網はしっかりしていますので、4月時点で厩舎の分からない馬、デビューのアナウンスのない馬は一部の例外をのぞき戦力になりません。「仕上がれば」というタラレバに期待をしていてはPOGは絶対勝てません。

またこの時点でリストから除外された馬に対しての入れ替えは、順位をスライドさせるのではなく、A群ならA群の6位と入れ替えます。

ただここで、上記ルールを適用するのはA〜C群で、D群に関しては逆で行きます。つまり、D群の馬は競合した時にこぼれてくる「偶然の指名」なので、普段指名しづらい要素の多い馬ほど、拾った時のお得感が高いからです。

去年の私のリストをサンプルに、A〜D群のラインナップを見てみましょう。

A群1位:フェアリードール(ギーニョ)・2位:ウインドインハーヘアオンファイア)・3位レッドチリペッパー(バーニングレッド)・4位アンデスレディー(ナスカ)・5位サクラセクレテーム(サクラオールイン)

B群1位:Dream Away(エイシンチャンドラ)・2位:カチェクリーク(オナーリーブ)・3位:フジノプログレス(ダンツフェザント)・4位:マミーブルーⅡ(ブルーラグーン)・5位:マヤノメイビー(マヤノモノポリー

C群1位:ルビーマイディア(アドマイヤカリブ)・2位:フレンドレイ(ラッシュライフ)・3位:ビーチフラッグ(ビーチフェスタ)・4位ミネルヴァラブ(エアネレイド)・5位:アーネストデザイア(グッドバニラ

D群1位:ウィッチズハット(プリティアンブレラ)・2位:Sherkova(ディーププレシャス)・3位:Heat Is Onシベリアンヒート)・4位:ゴールデンジャックストラトス)・5位:ジョイオブフライト(ホブノブ)

去年はA群から大物でなかったので惨敗状態ですが、逆にこれだけ走らないことも5年に1度くらいしかありません。なにせダービー前で2勝馬いないですからね。

明確にカテゴリが別れているのが分かるでしょうか?(俺の感覚か、そうですね)サンデーはA群にしか居ませんし、B・Cはいわゆる早めの馬ばかり。Dは仕上がるかどうか分からない一発馬。大体このくらいのバランスが一番楽しめる気がします。過去の指名では、A群からディープインパクトブラックタイド兄弟やザッツザプレンティ、スターエルドラード、エンドアピール、B・C群からシンボリグランホーマンテキーラ、ツルマルオトメ、マニックサンデーマヤノメイビーなんかが出ています。D群はほぼ全滅。だめじゃんw その代わり、自分入れ替え指名得意なので、ファインモーションウインクリューガーシーキングザダイヤを指名してます。これらの馬は、デビュー前リストの上位5頭に入ってて、何らかの理由で一時敬遠した馬なんですね。だからこそ、その後の情報を追って、入れ替えでしっかり指名できたというわけです。

こうしてできあがった20頭のリストを、大体ドラフト20日前には完成させます。以後、毎日の騒音に悩まされつつw 順位を入れ替えたりしてドラフトの日を迎えます。

実際の所、多くの人が雑誌で紹介されていることをプラス要素と受け取るでしょう。私も、「あ、良い馬なんだ」と嬉しいのですが、反面「ああ、これで取れないかも」と思うわけで。これはPOGにおける普遍の定理ではないでしょうか。POGプレイヤーがまず心得るべき鉄則は「自分だけの知っている情報なんてモノはない」ということ。自力で厩舎取材してるんじゃないんですから、雑誌やネットの情報なんてのは全員持ち得るわけです。それを土台にしていては競合の嵐必死です。まあ、そうやって(競合をかいくぐって)人気馬を集めるのも気持ちいいですけど、その裏をかく、裏の裏をかく、いずれかが鉄則。

そんなところで。来週はドラフトを1週前に控えての攪乱作戦をかねてw 過去のPOGの復習などを。

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