はじめてのー2

 前回の出資馬見学編に続き、その他牧場見学編+ご飯レポートです。こちらは特に特ダネなどありませんので、気楽に行きます。


 といいつついきなり前回の補足、というか書き忘れエピソード。エルマンボ(ウォーエンブレム×ティエッチマンボ)。個人的に心配していた馬体重増加はここへ来て落ち着いたようです。牧場の方もほっとしていました。大きいことが悪いわけでは勿論ありませんが、やはりパワフルさと引き替えに心配も大きくなる。ラムレット同様、増加しての大型馬は、元々大きな馬よりも上下のバランスの面でより不安がありますしね。これなら競馬に行くときは490〜510くらいで済むのではないでしょうか。理想的なサイズです。

 さておき。初日の日高から戻り、なんか予約よりグレードアップしていたホテルの部屋(みなさん北海道行くならサラダツアーですよ! 安い! 対応丁寧! 飛行機の席もホテルも考え得るベストに近かった! 車(レンタカー)も良い! 文句なしです。名前がちょっと不安でしたがw私は今後ドンドン使いたいです)で一休みして、すすきのへ。と言っても夜遊びではなく美味しいものを食べるためです。

 うにー。他の魚貝も勿論美味しいですが、北海道のウニは美味しいですねえ〜。あとはボタンエビ! チョイ興奮して写真取る前に食べてしまいました。個人的には八角も大好きなのですが、同行者の反応はイマイチだったかな…?

 シメのラーメンー。なんつーか。札幌は行列できるような店じゃなくても充分美味しいので、並ぶ気がしない。自分が一番好きなお店は郊外で遠いのですが、すすきの近辺でも穴場はいっぱいあります。

 さて、「馬かと思ったら食べ物ばっかかよお腹空いたよ!」と怒られるので、食べ物は終了。馬の話しましょう。翌日。空港牧場にお邪魔した後、早来の見学まで時間があるのでここへ行きました。

 社台スタリオンステーションの一般見学エリア。午前中はこうして、名だたる種牡馬の放牧風景が誰でも見られるのですね。いいね。まあ、放牧地なので、馬は遠くにぽつーんといる感じなんですが。余程良いレンズかズームの強いカメラじゃないと無理ですねー。コンデジではボケボケです。牧場見学に行くと良いカメラが欲しくなる、というのは分かります。

 キンシャサノキセキダノンシャンティ共々、種牡馬引退なの?のフジキセキ後継として期待掛かります。

 ディープインパクト。大きくなりましたね。柵越しに眺めたこのときは、まさか後であんな姿で再会することになろうとは…(謎)。

 ダイワメジャー

 タニノギムレット

 唯一フォトジェニックなシンボリクリスエス。隣にはギム。ダービーの1・2着が隣に放牧されているってのは、何か良いですね。

 まあ、こんな感じで、相当粘らないと良い写真は撮れないですね。クロフネとサムソンに至っては、奥の放牧場で「あの白いのがそうかー?」くらいの認識。多分、クロフネと書かれた柵内に白い馬車馬が居ても、私、分かりません。それでも、これだけの面子を生で見られるのは良い体験。ノーザンホースパークからもそんなに遠くないですし、朝から動く際は是非行ってみてください。

 その後は早来で馬見ーのー。

 ノーザンホースパークでシチュー食べーのー(美味しかった!)。

 かつての栄光に涙を流しーのー。

 ホースパークにいたウインデュエルにガン飛ばされーのー。

 アドマイヤボスがグイッポーのー。

 トツギーノ(違)。

 えと、会員さん特権で、予約しておけばスタリオンステーションの中で馬を見られるんですね。あの豆粒ぽつーんな一般見学と比べると、いかに会員が優遇されているか分かります。で、見学始まる前に種付けさん。写真はロブロイ師匠。今後、我々の間ではロブロイを師匠と呼ぶことにしました。お仕事の後あんなに長いこと***な馬初めて見ましたよ。

 種付けなんて見てもなー、と思わなくもなかったですが、結構個性が出ていて面白いもの。またその間、種牡馬のエピソードなどをスタッフさんが教えてくれるのが楽しく。

 フレンチデピュティ。年齢を感じさせないハリのある馬体ですが、中年体型になり、お腹が出てるので上手くいかなくて怒り狂うそうです……w

 あと、ドリジャはやっぱり小さい馬なので大きな牝馬だと畳を敷いて底上げしてあげないと届かない。「お前はキンキンか」と突っ込むも、周囲無反応。ジェネレーションギャップェ……。その上、若い馬なので、人が介添えするとすぐに嫌がって止めてしまうとか。「もうほとんど自然交配ですね!」 一方ディープは、体高があるし何より柔軟なのでお上手、と。スターだねえ? カジノドライブは素晴らしい馬。安いですし、子供は相当楽しみ。その後も何頭か見ましたが、若干飽きてきたので割愛。ここから本番です。

 この馬は……

 ダノンシャンティ! 母系もステキですし、私的には大期待の種牡馬。子供楽しみだな〜。この馬を見ているとき、事務局の方の面白い話を聞けましたが、割愛。

 このように、会員が予約しておくと、スタッフさんの案内の元、種牡馬が繋がれている厩舎のなかを巡ることが出来るのです。ふおおお、この棟一つで何十億だよ、とか、ここで何かあったら日本の競馬終わるね、とか当たり前な感慨が襲ってきます。金額のことを考えると脳がおかしくなるので、スイッチをウイポ脳に切り替えて見学、見学。あ、あまりに立て続けに見たので、ひょっとしたら名前と馬が一致しなくなっているかも知れません。多分大丈夫ですが、多分…。

 ワークフォース! 超大物だあ〜。カメラ目線感謝。

 これも大物、ハービンジャー! ずっと向こう向いてましたが。

 さっきお仕事見たカジノドライブー。

 ちょっと眠そうなハーツクライ

 メイショウサムソン。娘頑張れ……!

 ずっと食べてたネオユニヴァース

 やっぱりずっと食べてたキングカメハメハ

 なんか絵変わりがしないで飽きてきたのではないかと思いますが(すみません、コンデジスマホでは限界があります)オオトリは……!

 ディープインパク……! と、お休み中。「なかなか見学のタイミングで寝てることはないですねー」とのこと。おお、貴重なの、か?

 もう、本気で寝ちゃったよ! ドリームジャーニーだよ(違う)。

 他にもヴィクトワールピサマンハッタンカフェフジキセキも見ましたが、写真がぶれぶれでしたことよ。残念(マンカフェなんて、1秒たりともじっとしてなかったからなあ…)。

 圧倒された後は事務所に戻り、時間が迫っていたオークスをどうしようかと考えていると「見ていってください」と…ありがたい。流石に混ざって見ることはしませんでしたが、ちょっと離れたところから別のTVでレースを見るスタッフさんの声を聞きつつ、レースを見ました。ジェンティルバンザイ。帰りにはご厚意で立派なスタリオンブック種牡馬カタログ)までいただいて、大満足のまま終了。

 個人的に感動アイテム、トニービンの頭絡。

 いやあ、牧場見学でも同じこと思いましたが、所謂「1/400」である我々には過剰とも思えるこのサービス。本当に有り難いですね。これを「元々サービスに含まれている」と考えることも出来るでしょうが、サービス業の端くれに20年近く関わるモノとしては、これだけのこと(冒すリスクや手間)をやる大変さは身に染みます。本当に凄いことです。決して、感謝を忘れてはいけません。これらのサービスが、心ない暴徒のせいで近い将来に縮小〜中止されてしまわないことを願ってやみません。

 今回は2日間、牧場見学やスタリオンステーションに何度も行ったことのある同行者が、経験を元に色んなアドバイスをしてくれました。その中には、牧場への気遣いや、こうして更新する際の「距離感」なども含まれます。牧場でもそうですし、ネットもそう。当たり前ですが、見聞きしたことをなんでも書いて良いわけではありません。実際に行って、見聞きした情報はここに書いたことの何倍もありますが、それらは明らかにオフレコだったり、「これは書かない方が良いかな?」というグレーだったり、あとは単純に雑談だったり…そうした情報は見学に行った人間の財産だと思いますし、牧場のサービスに感謝して、迷惑が掛からないように胸の内に留めておきたいと思います。まあ、そのうち当たり障りのない幾つかは、酒飲み話とかでしたいですがw

 私の記事が「牧場見学良いなあ〜」という後押しになるかどうかは分かりませんが、いずれかの機会に皆様の「私も行ってきた!」という話を聞くことを楽しみにしております。行くならサラダツアーでね!(もういい)

 最後。洗われ芦毛。「クロフネか。でもこんな脚黒かったっけ?」と見ていたら「キャプテントゥーレですよ!」とスタッフさん。すみません、普通の毛色でも流星で覚えないと裸馬はあんまり区別付かないのに、芦毛は無理ですー。

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