膝痛を堪えながら、ミシェールをシャンプーしてやった。

 三週間ほど前から膝が痛み出し足を引き摺って歩いているが、ノーブルで光り輝いているミシェールが何とはなしに薄汚れた感じがして来て、昨日思い切ってシャンプーしてやった。日記を見ると6月22日以来で、前回から二ヶ月も経っている。いつも4週間前後でシャンプーしているので、こんなにアイダが開いたこと初めて。
 しゃがんで洗うが、姿勢を変えるたびに痛みが走り悲鳴を挙げながら、朝8時からフルコースを2時間掛けて終了すれば10時過ぎ、膝だけでなく腰やカイナまでが痛み出した。懸念していたように、ミシェールには体のあちこちに毛玉が出来ていて、ブラッシングするのが大変。もうボクのスタミナは切れて、全ての毛玉を取り除くことを断念した。
 昨日も今日も雨降りで、綺麗になったミシェールを車に乗せてやってない。何時もはシャンプーすれば必ず何処かへ乗せて行って車好きのミシェールは大喜びするが、「今回はシャンプーだけで、車に乗せてくれないのかょ」とでも思ってるかな。
 オンラインニュースのNYタイムスやシュピーゲルなどを見て、長いこと新聞をとっていなかったが、配達を再開してもらってから今日で3日目。『「朝早く新聞が届く」というのは、一日の儀式みたいなものだな』と、初めて気づかされた。

 毎朝、ガレージの前の郵便受けに配達される新聞。
 山里の訪ねて来る人もない寂しい一軒家に、毎朝訪れてくれる訪問客が嬉しいじゃないですか。ボクは他愛もない爺だなぁ。