不肖の同級生
桑田佳祐氏が、病み上がりの中村勘三郎さんにお手紙を出したそうだ。
彼らは同い年、ジャンルは違えど、同志のようなものなのだろう
メッセージの後に“不肖の同級生より”と書かれていたらしい。しびれるエピソードだな。
8#24
高校の同級生Tが東京から帰省中で久々に飲む夜。
一軒目は今泉“ドラムレジェンド”でRYOEIのライブとbeer。。
ニ軒目大名“餃子弐の弐”
三軒目“七階のナム”薬院六つ角でマッコリ。
四軒目、ここで井上さん(ストーンマーケット)合流。大名“ワイン食堂 BON JOCKEY!”でシロワイン(いや赤いワインかも?)。。
五軒目警固町屋台“けいじ”でラーメン。
高校生の時は、今よりも100倍人見知りで、ひとりよがりな独り上手だったもので
あんまり友達ができないマイペースなティーンエイジでした。
Tはお祭り男で、学級委員とか生徒会とか文化祭なんかに積極的なリーダー気質。
全く相容れないタイプなのが良かったのか、うっとおしいながらもちょいちょい会話していた。
こちとらバリア張りまくりだったのでクラスの同級生でしゃべりかけてくる人はあんまりいなかった
Tはお構い無しにずかずかとバリアを破ってきたんだよね
うわ、メンドクサイ奴!とか思いながら付き合っていた
タイプが違うからよかったのか分かりませんが
その年、父が亡くなって、クラスメートはお葬式に来てくれるのだけど、親しくないからぎこちないんだな。
Tとその仲間たちだけが、ここでもくだらない世間話(下ネタとかサッカーとか自転車の話)でバリアを破ってくれた
周りの大人は信用できないし、皆ピリピリして気を使われる空気がたまらなく嫌だったので
その時、自分でも驚くくらいTのくだらない踏み込みに救われた。
20年たっても忘れてない。
今でも全然違う性格だけど
たまに会うと嬉しい。
メンドクサイ、鬱陶しい
だけど許す、前のめりなTでいてくれ長い付き合いだけど不肖の同級生よ。