喜捨喜捨しゅっぽしゅっぽ*1

まさか日記でプログラマを募集して24時間で15人も来るとは思わなかった。それも、全体的に応募者のレベルが高い。求人サイトに載せてもよほど報酬が良くない限りはこんな勢いで来ることは無いだろうから、何ともありがたい限りである。


私の採用基準は明瞭だ。実績のある人は、もう丸ごと仕事をお任せする。実績のない人は自分の書いたプログラムを提出してもらう。そのプログラムの論理的構造を調べて無駄がないかとかエレガントさとか実装困難さとか、言語に対する理解度とかそのへんを評価する。この時点でまだきわどい場合は、普通の会社ならば不採用にするのだが、私の場合こういう時は、簡単な仕事をやってもらう。それが出来たら、わずかながら報酬をお支払いする。


今回は、すでにやり終わっている仕事を試しに何人かの人にやってもらうことにした。この報酬は2万円と少ないが、すでにやり終わっている仕事なので、完成したところでうちの会社的には嬉しくもおかしくもない。つまり、この2万円は人材発掘料だと割り切っている。いずれにせよ、商売の稼ぎというのは半分ぐらいは、何らかの形で捨てなければならないと思う。なぜそんなことをしなければならないと感じるのか、そのことを人にうまくは説明できないけれども、どちらかと言うと私の場合、宗教理念に根ざしているのだと思う。