実践デバッグ技法
実践 デバッグ技法 ―GDB、DDD、Eclipseによるデバッギングが6月8日に発売される。
「ひなた先生が教えるデバッグが256倍速くなるテクニック」(→ http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20081114 )というデバッグ本を書いているよしみで、オライリーの編集の人から献本していただいた。
「打倒ひなた先生って思ってたのですが全く違うデバッグ本になってしまいました。(笑)」とのこと。
帯を見ると吉岡弘隆さんがコメントを寄せている。(アマゾンでは残念なことに帯が確認できないのだが) また、この吉岡弘隆さんの著書であるDebug Hacks -デバッグを極めるテクニック&ツールの帯には、Rubyのまつもとゆきひろさんの推薦の言葉が書いてある。これだけ見てもこの2冊の本の凄さがわかる。
この2冊( + ひなた先生)の内容の違いについてまとめると以下のようになる。
・ひなた先生 → デバッグの一般的な方法論についていろいろ。バグを出しにくいコーディングについてもいろいろ。デバッグ環境としてはVisual Studioがメイン。 ・Debug Hacks → GDBの使い方からカーネルデバッグまで。カーネルデバッグが出来るようになることが最終的(?)な目標。かなり本格的かつ専門的。 ・実践デバッグ技法 → GDB、DDD、Eclipseによるデバッグ。デバイスドライバのデバッグなどではなく、どちらかというとアプリケーションデバッグ。Debug Hacksよりは入門者向け。いままでWindowsでの開発を専門でやっていた人が、これからLinux環境で…なんてときには一読するといいと思う。 |