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解析魔法少女美咲ちゃん マジカル・オープン!

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2015-02-18 絶版書籍が電子書籍になるに至るまでの話

[] 絶版書籍電子書籍になるに至るまでの話  絶版書籍が電子書籍になるに至るまでの話 - やねうらお−ノーゲーム・ノーライフ を含むブックマーク  絶版書籍が電子書籍になるに至るまでの話 - やねうらお−ノーゲーム・ノーライフ のブックマークコメント


媒体のほうの拙著解析魔法少女美咲ちゃん マジカル・オープン!』は一度絶版になったんだ。自分で言うのも何だが、リバースアセンブルの名著であり、教科書的な存在であるからアマゾンマーケットプレイスでは長らく定価の数倍というプレミア価格となっていた。


プレミア価格になってからも「再販しないんですか?」とブログの読者の方などから問い合わせを数多くいただき、これは再販すべきだよなぁと思って出版社のほうに増刷するか、無料PDFか何かを公開させてもらえないかと何度か出版社編集担当に交渉したのだが、これがどうもうまくいかなかった。


まず、本文の著作権自体は著者(私)にある。だから絶版になったあと本文だけを公開することは出来る。しかし図は、下書きは私が書いたものではあるが、出版社編集側で手直ししたものが本には使われているし、組版をしたのは出版社である。これらに関する権利出版社にある。また、表紙イラスト漫画家のS先生出版社側が依頼したものである


要するにこの本の権利は私と出版社とS先生の三者にまたがっているのである。そして、販売契約自体は、絶版になるまで有効なわけだが、絶版になった時点で契約自体が終了してしまうのである絶版になったものを再度増刷しようと思うと再度契約書を交わすところからになってしまう。それは出版社としては嫌だと言う。


また、S先生出版社も直接つながっているわけではなく、間に仲介してくれた人がいるので、この人を通して改めて話をしないといけなくなる。それから出版社編集担当が言うには、私がその人を通じて交渉するのは控えて欲しいとのことで、私が無料公開するにせよ、これでは表紙イラストおよび挿絵掲載するのは不可能である


では、この本に関して出版社側の持っている権利(図の清書と組版に関する権利)を私がお金を出していいので買い取らせてくれないかということを出版社にオファーしてみたのだが(買い取ってでも無償で公開しようと思った)、これは条件的に折り合いがつかなかった。


本文だけなら無料で公開できなくもないのだが、本をなるべくそのままの形で公開しようとするとこのように極めてややこしい事態になってしまうのだ。


今後、出版社から書籍を出そうという人は、絶版になったときにこういう事態になって困ると思うなら、イラスト組版まで丸ごと自分でやってしまうか(自分イラストを書いてくれる人を連れてきて、直接その人と交渉し、その人に自分印税のなかからお金を払って書いてもらうか)、あるいは、電子書籍化の契約も同時に取り交わすことをお勧めする。


ともかく、もうこの本については私としては半ば諦めていたのであるが、先日出版社のほうから電子書籍しますんで良かったら契約書にサインして返送してくださいと言われた。


なんや再販は難しいから現実的には不可能なんとちごたんか?何がどうなったんや?」


私としては狐にでもつままれたような気分であるが、出版社側の編集会議において電子書籍化する本としてノミネートされ、その結果、再契約という運びになったようである再販に関する問い合わせが多かったのが功を奏したのか、それとも紙媒体ときベストセラー入りしていたのが功を奏したのかは私には知る由もないが、ともかく応援してくださっている皆様のおかげであることには違いない。皆様、ありがとう&ありがとう


そして、なんとこの拙著解析魔法少女美咲ちゃん マジカル・オープン!』のKindle版2月26日まで半額セールである。「半額で買ったら、やねうらおさんに印税が半額しか入らないのでは?」なんて心配なら無用である。なぜなら、私には満額入るからである。要するに出版社が痛い思いをしているわけである出版社さまさまである。いま、「出版社さまさま」と入力しようと思ったら何故か「出版社ざまぁ」とか変換候補に出てきて吹き出しそうになったが、そんなことはこれっぽっちも思っていないよ!?本当だよ!?


そんなわけでして、皆様、遠慮せずに一人100冊ぐらい買ってくださっていいんですのよ?(ちなみにKindleは1つ買うと自分アカウントに紐付けられた6台までの端末で閲覧することが出来ます。)


そういや当時この本の紹介を自分ブログで何度もしてくれてたひげぽんさん(※)は、いまやtwitter社勤務であり、この本の愛読者であった人たちは日本代表するセキュリティ系のお偉い人になっていたりして、そして私はヒルズオフィスのあるセキュリティ企業CTOとなっているわけだ。時代の流れを感じるな…。


※ 当時のひげぽんさんの記事

http://d.hatena.ne.jp/higepon/20050908/1126177597

http://d.hatena.ne.jp/higepon/20040812

http://d.hatena.ne.jp/higepon/20040823

http://d.hatena.ne.jp/higepon/20040903


p95095yyp95095yy 2015/02/20 06:29 マジカル再版おめでとうございます。

s09s09 2015/02/20 08:58 Kindle記念で、リアル本持っているけどKindle版も買いましたよ。
ついでにFBでシェアさせていただいておりますが、効果は不明です(汗;)。

yaneuraoyaneurao 2015/02/20 09:22 ↑私も自分の本を自炊はしてないので、半額セールのうちにKindle版買わなきゃ!(^^; ← 出版社にもらえてない

名前などない名前などない 2015/04/12 00:31 不覚にもアマゾンレビューの「萌え本を収集してる人以外にはあまりオススメできません。☆1」で噴き出しました・・・wイチャモンってレベルじゃないwww

ぽ 2015/05/27 11:23 2005年くらいに本のほうを買って殆ど新品状態で保管したんですが、先日自炊のために豪快に断裁してしまいました、勿体無い・・・。

美咲ファン美咲ファン 2015/06/25 01:50 再販おめでとうございます。
続編まだー?

2014-04-14 将棋における駒落ちのルールとその考察

[] 将棋における駒落ちルールとその考察  将棋における駒落ちのルールとその考察 - やねうらお−ノーゲーム・ノーライフ を含むブックマーク  将棋における駒落ちのルールとその考察 - やねうらお−ノーゲーム・ノーライフ のブックマークコメント


※ 一昨日の電王戦第五局の終了後の記者会見でうまく話せなかったことをここにきちんとまとめなおしておきます。一度に書ききれないので今回は半分ぐらいをまず書きます。


以前、羽生さんが「打ち歩詰め禁じ手でなければ、将棋は先手必勝(なのではないか)」と発言して波紋を呼んだことは将棋ファンなら誰でも知っているだろう。もちろん、羽生さんが打ち歩詰めが有りのルールにおいて先手勝ちの変化を見つけているというわけではないと思う。将棋の変化はそこまで狭くない。羽生先生の思考過程は、おそらくこうだ。


打ち歩詰め」は数ある将棋ルールにおいて長年淘汰されなかった重要ルールである。長年淘汰されなかったからにはそれなりの理由、何らかの必然性があるはずである。それは、「打ち歩詰め」というルールなしでは、ゲームとして成立しない何かがあるのではないか。「打ち歩詰め」をなくしてみても、将棋ゲーム性はそこまで変わらない(別にゲームとして成立しなくなるほど簡単なゲームにはならない) しかしそれなのに「打ち歩詰めルール必要だと言うのであれば、それはゲームとしての崩壊しか、理由が考えられない。だから、「打ち歩詰め」がないと「先手必勝」になってしまう。

※ この思考過程を裏付けるような羽生先生の発言もあったと思う。


さて、駒落ちルールについてもこの考え方を適用してみよう。


将棋の駒落ちでは上手(うわて)が先手となる。駒を落とすのはハンディをつけるためである。上手は強いわけであるしかし、その強いほうが何故先手なのか?これは誰しもが疑問に思うことであるしかし、この答えを知る人はいないだろう。興味深いことに、さきほどの考え方を適用するとこの“答え”を導くことが出来るのだ。このことは私が20年ぐらい前に将棋勉強しようと思って駒落ちの本を読んだとき発見したものだ。後述する。


まず、将棋の駒落ちのルールはいつ決まったのかということについて、歴史的な経緯を書いておこう。


将棋ファンであれば、常識であるが、駒落ち書籍としての古典木村義雄十四世名人の『将棋大観』(昭和3年発刊)であろう。木村先生は、同型角換腰掛銀の「木村定跡」でも有名である。この先生は定跡を研究することに関して卓越した才能をお持ちだったのだろう。


将棋大観』は、最古の将棋定跡書である大橋宗英の『将棋歩式』や天野宗歩の『将棋精選』(どちらも江戸時代のもの)を下敷きとして、それを木村先生が改良されたものとなっている。つまり駒落ちルールはすでに江戸時代にはあったということになる。江戸時代に指された棋譜としては駒落ちで上手が後手の棋譜が残っていたと思うが(うろ覚え)、上の『将棋歩式』『将棋精選』のどちらも駒落ちの上手が先手となっている。


まり、『(駒落ちの)上手が先手』というルールは長年淘汰されなかったルールであるということになる。


別の角度からも書いておく。


大山十五世名人が、30年ぐらい前に「将棋の駒落ちというのはこれと言ったルール公式に決まっているわけではなく、昔からのやり方でやっている(ので変えても良い)」という主旨の発言をされていたと思う。(うろ覚え)


また、中原先生はかつてNHK杯テレビ将棋トーナメントで、「角落ちや飛車落ちより、私は金落ちのほうが嫌ですけどね」という発言をされていた。「金落ち」という場合、二枚の金を落とすわけではなく(金二枚のほうが角一枚や飛車一枚より勝るというのは将棋常識なので)、金を一枚だけ落とす話をされているわけである。金落ちが角落ちや飛車落ちより指しにくいのかどうかはプロ棋士の間でも意見がわかれると思うが、その感性中原先生らしいと思うのは私だけだろうか。ともかく、「金落ち」のような変則的な手合割について、中原先生が考えておられたことがあるというのは大変に興味深い。


さて、ここで最初の話に戻して、では「何故、駒落ちは上手が先手なのか」について私が20年前に得た“答え”を書いておこう。


最も完成された定跡は二枚落ちの定跡である。これは二枚落ちより多く落とすとハンディが大きすぎて将棋にならないのであまり研究されておらず(実際、従来の定跡書に載っている四枚落ち、六枚落ちの定跡は、激指などで検討するともっと良い手が見つかる)、また、角落ち・飛車落ちなど二枚落ちより小さいハンディの手合いについては変化が膨大になるため定跡としての完成度も低くなってしまう。


であるから、二枚落ちの「二歩突っ切り」「銀多伝」が最も完成された定跡なのである。この両者は江戸時代にはすでにあったとされている。

まり、「上手が先手」というルールは、これらの定跡の完成のために必要であったと考えられる。


説明が長くなるので、ここでは二歩突っ切りにだけ焦点を当てよう。


将棋ファンなら誰もが知っているであろうが、二歩突っ切り戦法とは、次図の形に組む。その戦法の名前の通り、3・4筋の二つの歩を5段目まで進めてある。この形に組むのが急所で、これにより、上手の左辺の駒を釘付けにできる。3一の銀を4二にあがるとその途端に3四歩と突かれてしまうので上手は左銀を2二に上がらざるを得なく、実質的に上手の左銀を無能化できる。


f:id:yaneurao:20140414131054p:image


上手は右の金を守り駒に使うとしたら、攻め駒は右の銀の1枚だけである。左銀が自由になれば、攻めの駒が2枚になるが、二歩突っ切り戦法はこれをさせないわけである。つまり普通に戦うときに比べると上手の戦力は半分しかない。それゆえ、二歩突っ切りで戦うなら、上手は角・飛がなく、左銀・左金が使えないので実質的に4枚落ちか6枚落ちに相当するハンディとなる。大変に優秀な戦法であるわけだ。


二歩突っ切りをするためには、下手(したて)は、4五歩を早く決めないといけない。これを早く決めないと上手に逆に4四歩して角道を遮断されてしまい、左銀が楽になってしまう。(4二銀〜4三銀と使えるようになってしまう) これは即、作戦の失敗を意味する。上手の左銀の活用が決まり、上手の戦力が倍増してしまうのであるから。これでは下手勝てない。[次図]


f:id:yaneurao:20140414131055p:image


そう考えると、下手の4手目の4六歩も必然である。ここで4六歩を間に合わせておかないと次に4五歩が突けない。そうすると上手に先に4四歩と突かれてしまい、上図の失敗図の局面になってしまう。


f:id:yaneurao:20140414131056p:image


まり、この4六歩〜4五歩が間に合うことによって、二歩突っ切り戦法の成立が約束されているわけである。また、この4手目の4六歩、6手目の4五歩が必然手(他の手に変えると上手が4四歩で角道を遮断する手が間に合ってしまう)であることが、二歩突っ切り戦法を完成度の高い定跡としているわけである


裏をかえせば、

・上手が先手であっても二歩突っ切りという大変優秀な戦法が成立する

・上手が先手であることによって二歩突っ切りの4手目・6手目を必然手とできる

ということである


このあともいろいろ必然手が出てくるのだが専門的になりすぎるのでここでは割愛する。ともかく、必然手の連続という綱渡りのような手順ではあるが、いや、綱渡りのような手順であるからこそ、二歩突っ切り戦法という大変に優秀な戦法がギリギリのところで成立すること自体が「上手が先手」というルール正当性示唆していると私は考えたのである


それが「何故、駒落ちは上手が先手なのか」に対して私が20年前に導き出した答えであった。これは私独自の考え方なのだと思っていたが、驚くべきことに私が得た結論と全く同じことを書いてあるブログがあった。


駒落ちあれこれ(daichan's opinion)

http://shogi-daichan.seesaa.net/article/43347155.html

f:id:yaneurao:20140414131057p:image


上記の記事記述だけではこのブログ主の思考プロセスまでは読み取れないだろうが、ここまで読んできた読者になら、上記ブログ主は私と全く同じ(?)思考プロセスを経たであろうことが容易に想像がつくだろう。


私は上記の記事を昔に読んだときに、「ああ、世の中には私と同じ考え方をできる天才がいるんだな」と世間の広さを知ったわけである。あっ。うちのブログの愛読者なら私が自分のことを「天才」だと書いているのはいもの冗談だとわかるだろうが、わからない人のために一言申し上げておくと、だいたいにして自分のことを「天才」などと自分で言っちゃうような人は(本気でそんなことを自分で思っているなら)頭のおかしい人であって、決して天才ではないからな。


まあ、それはそれとして、その当時に上のブログを読んだとき「このdaichanとはどこの天才だよ!」と私は思っていたのだが、今回、私が本記事を書くために発掘してきてよくよく読みなおしてみたら、この天才は、なんと日本将棋連盟の片上理事である。私は片上理事にこの電王戦では非常にお世話になったのだが、まさかこの記事が片上理事記事であったということに、正直何かしら運命づけられたものを感じずにはいられない。


さて、ここまでで「(駒落ちの)上手が先手」であることの理由は十分に伝わったと思う。

また、駒落ちの手合いには歴史的に見て必然性はないので別に他の手合い、他のハンディのつけかたがあってもいいであろうこともご理解いただけたと思う。


明日記事では、今後の電王戦(あるのかどうかは知らない)や将棋における適切なハンディのつけかた、従来の将棋にはない新しいハンディの形式についての考察森下先生に直接お聞いた話などを交えながら書く。お楽しみに!

凡人凡人 2014/04/14 14:04 とても面白い記事でした。
明日の記事も楽しみにしています!
そして、出来れば今後も将棋に関わっていただきたいです。
こんな天才を失うのはとても惜しいです。
風当たりは強いかもしれませんが、応援しています。

将棋将棋 2014/04/14 14:23 関係ない話ですが、ニコニコ超会議に電王戦4ソフトが出るのにやねうら王が出ないのは何でですか!?
仕事が忙しいので辞退されたのかな?まさかハブられたのではないでしょうね?
ちょっとガッカリしてるんです。

yaneuraoyaneurao 2014/04/14 14:33 ↑*1 昨日の記事の追記を参考にどうぞ。

将棋ファン将棋ファン 2014/04/14 15:03 なるほど、と思わせる興味深い考察ですね。
まとめて書いていただき将棋に対する真摯な姿勢を感じ取ることができました。
森下九段との柔軟思考対話の話も楽しみにしています。

40代40代 2014/04/14 15:37 ド素人の考えですが、第4回電王戦やねうら王は
例えば先手の場合、初手から必ず ▲1六歩▲1五歩▲1四歩で
歩をタダでやるようなハンデバージョンで出場というのはどうでしょう。
実績を作るという意味で。

20代20代 2014/04/14 15:46 やねうらおさんをひふみんと対談させるとどうなるんだみたいなコメント多かったけど、森下9段のが噛み合う気もしてきた。

yaneuraoyaneurao 2014/04/14 15:48 ↑*2 それは香落ち以上のハンディでしょうから、全然勝負にならないと思いますよ…。

ILKILK 2014/04/14 19:20 面白い考察でした。
やねうらおさんの将棋の知識・思念は、今後の将棋会にとって絶対にプラスに働くと思います。
今後も是非とも将棋に関わり続けてください。

30代30代 2014/04/14 21:23 素人ですが、駒落ち以外のハンデで思いつくのは、開始時点でいくつかの自駒を成駒あるいは手駒にする、ですね。

話は変わりますが、次回電王戦が開催される場合には、持ち時間に特別ルールがあってもいいのではないかと思いました。
プロ棋士側はトイレ休憩が必要な分+30〜60分、将棋ソフト側はバグに備えて+30〜60分(バグが発生しなかった場合は追加時間なし)など。

今回の電王戦は豪華な会場での対局ということで、トイレまでの往復に時間がかかっていたようですし、
その都度和服の着付けを直したりもあったかと思うので、持ち時間としてはプロ棋士側が若干不利だったのではないかと想像します。
それとも、PCへの指し手入力は開発者が行うということで、開発者の離席中に手が進みPCへの入力が遅れるということもあったのでしょうか?
次回は電王手くんが相手の指し手を読み取るなどして、PCへの指し手入力が自動で行われるようになるといいですね。

tachuppetachuppe 2014/04/14 22:09 もっ、もすかして

やねうらお さんって

つのだじろう さんっ

ですか?

yaneuraoyaneurao 2014/04/14 22:14 ↑*2 > 開始時点でいくつかの自駒を成駒あるいは手駒にする
それはめちゃくちゃ大きなハンディなので、プロ棋士レベルの人がやれば下手(ハンディをもらった側)が必勝です。いまは、香落ちより小さな(細かな)ハンディが必要なのです。

↑*1 (´ω`)?

観戦者n号観戦者n号 2014/04/14 22:47 > うちのブログの愛読者なら私が自分のことを「天才」だと書いているのはいつもの冗談だとわかるだろうが、
> だいたいにして自分のことを「天才」などと自分で言っちゃうような人は頭のおかしい人であって、

今回の電王戦で「凄いんだけど空気が全く読めない」というキャラが出回ってますよ…
で、駒落ちが「どれだけ有利か」を定性的に論じることは今のところ出来ないわけで。
「これくらい有利だという学者が過去にいたよ!!」てくらいかな。

というところまで考えて読めというのはもう無理なんじゃないでしょうか。
結構有名になっちゃったから。

yaneuraoyaneurao 2014/04/14 22:55 ↑ > で、駒落ちが「どれだけ有利か」を定性的に論じることは今のところ出来ないわけで。

それについては明日の記事で書きます。

yaneuraoyaneurao 2014/04/14 22:57 【お知らせ】コメント欄に実在するプロ棋士の名前等で書き込まないでください。(ご本人様でいらっしゃるなら構わないのですが) 質問の内容がどうであれ、削除せざるを得ないのです。よろしくお願いします。

やれやれやれやれ 2014/04/15 05:19 二歩突っ切りは上手にも対策というか紛れを誘う手が多いと思い込んでいたので有力な戦法ではないと思い込んでました(恥
最近は駒落ちでも平手感覚で指す方が多いので、駒落ち定跡にスポットを当ててみるのは面白いですね。
まさかプロ相手にソフト側が駒を落とすなんて考えてはいないでしょうけどwww

bbbbbbbbbbbb 2014/04/15 06:40 先後の勝率差問題と、ハンデ戦の問題について、前に個人的に考えていて思いついた案があります。
「今まで通りの初期配置で、プラス駒台に歩をn枚追加してスタートする。」というものです。

先手0枚 後手1枚だと、今度は後手有利になってしまうというなら、
先手1枚 後手2枚とか、先手2枚 後手3枚とかで調整し、勝率差をなくすわけです。

ハンデ戦の場合は、初期持ち歩の量を実力差に応じて調整することとします。

囲碁の場合、コミや置石という数量的な変化で、質の変化の少ないまま、こういった調整をしていますが、
将棋の場合、これまで、劇的な質の変化なくして勝率調整やハンデ戦を行うことはできなかった。
だが、この方法なら、質的な変化を最小限にとどめつつ、先後の勝率調整や、
ハンデ戦を行えるのではなかろうか、と考えてみたのですが、どうでしょうか。

亜亜亜亜亜亜 2014/04/15 17:40 ↓この発言に、個人的にツボりましたw

>だいたいにして自分のことを「天才」などと自分で言っちゃうような人は(本気でそんなことを自分で思っているなら)頭のおかしい人であって、決して天才ではないからな。

つまり、冗談で言ったのだから、自分は頭がおかしい人ではなく、本当に天才だとw
だから、実質的には本気で天才だと言っている自分は頭のおかしい人であって、決して天才ではない。
結局、天才ではないと主張していることになって、自分は頭のおかしい人ではない。
だから、実際には天才・・・という無限ループw

ai5ai5 2014/04/15 20:35 現状のルールでは大部分の棋士がコンピュータより弱いので、
何かハンデをつけるべきだという主張ですか?

鈴木康夫鈴木康夫 2014/04/15 22:27 片上理事と同じ考えだと思ったら、記事で触れられてました。
私は打歩詰のルールは将棋の奥深さを担保するために残っていると考えます。
飛角歩の不成や二段目の香の不成の方が成るよりも良い可能性が残ります。
実戦でもごく稀に実現し、詰将棋の重要なテーマとなっています。

YakitoriYakitori 2014/04/16 02:26 人間はアップグレードは得意ですけどダウングレードは苦手です。
コマ落ちやルールの下方修正なんかはダウングレードになってしまうので非常に問題になりますよね。
それと、打ち歩詰めができたら、これまでの常識を覆しますから、範囲は大きくなりますけど考え方としては瞬間的なダウングレードじゃないでしょうか。
慣れればもう戻れなくなりそうですが、定石の幾つかは使えなくなるでしょう。

初心者ですが初心者ですが 2014/04/16 05:09 打ち歩詰め禁止って「一兵卒が突然現れて大将の首をとるみたいな卑怯な真似はダメ」
と権力者が自分がそうならないようにと後付で加えたルールだと勝手に妄想して思っていました。
プロ同士の棋戦だと打ち歩詰めになる場合たまにありますよね。

YOSIYOSI 2014/04/16 12:26 打ち歩詰めのルールは、すばらしい詰め将棋作品のためにあるに決まってますよ。詰め将棋ファンには常識です。

kokada_jnetkokada_jnet 2014/04/16 23:28 打歩詰め禁止の件ですが。
持ち駒使用なしだった原将棋が、持ち駒使用ありの現在将棋に変化した際。「至極簡単に、王手がかかる、打歩の王手」は、ゲームの興をそぐものとして、当初、忌避された可能性があると思います。(私が子供の頃、指していた縁台将棋では、「打歩の王手は駄目だよ」というルールが、確か、ありました。初心者は無意味な打歩の王手をかけがちですので、初心者レベルでは、有効なルールだと思います。)
その後の、現在将棋の、上位者たちの実戦をへるうち、「打歩の王手は認めるが、打歩詰めは禁止」とするのが、「シンプルでかつゲームの興趣が深い」ものとして、生き残ったのではないでしょうか。
ですので、打歩詰め禁止と、先手必勝の有無とを関連づけるのは。論理のレベルが違っている気がします。

名無し名無し 2014/04/17 19:47 > yaneuraoyaneurao 2014/04/14 22:55
> ↑ > で、駒落ちが「どれだけ有利か」を定性的に論じることは今のところ出来ないわけで。
>
> それについては明日の記事で書きます。

明日がくるのを楽しみに待って3日が過ぎました。

mmtmmt 2014/04/17 22:04 やねうら先生質問です!
将棋の神が入玉を目指し、将棋の神が入玉を防いだ場合、入玉出来ますでしょうか?
考え出すと夜も寝られへんのです。
根拠レスアンサーで結構です。

yaneuraoyaneurao 2014/04/18 01:57 ↑* 2 す、、すみません。いまアップしました。いままでの疲労がどっと出たのか、ここ数日間、1日16時間ぐらい寝てました。(´ω`)
↑*1 私、将棋の結論は(神様同士が対局したなら)、相入玉での引き分けはないかと思うんですよね。必勝手順を回避するために入玉するのは意外と楽で、片方の入玉が確定するなら、もう片方も入玉しないとバランスが取れませんので入玉することになると思うのですが、それで引き分けというのが意外とありそうな。ソフトはいま入玉は苦手ですが、今後、入玉がうまいソフトが出てきたら、10%〜20%の試合は入玉模様になると思いますよ。

mmtmmt 2014/04/18 08:52 最後にお返事もらえて良かった。
近い捉え方で嬉しいです。
ただ、相入玉後、双方の強大な戦力によって
長手数の戦闘がなされた後、決着というのが
完全解かも知れないと思っています。

ちとしはちとしは 2014/04/27 20:26  ハッキリ言って、その二枚落ち定跡、これっぽっちも優秀だと思いません。完敗しか経験ないですので。その点、二枚落ち革命は勝ちましたので、よほど優秀かと。

yaneuraoyaneurao 2014/04/28 10:08 ↑新・駒落ち革命の二枚落ち定跡が従来のものより優秀なのは後発なので当たり前かと。あと、二歩突っ切りでもアマ二段ぐらいの棋力であればプロ相手に8割以上勝ち越すかと思います。私はニ歩突っ切りでプロとの指導対局(7局ぐらい経験あり)で負けたことはないので。

2013-11-26 ドワンゴの川上会長に聞くべきだった『経営はなぜクソゲーなのか?』

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昨日、ドワンゴの川上会長と2時間ほど対談をさせていただく機会があった。

4Gamer.netの『ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!』という企画である


対談自体はいろいろ裏話が出て、のちにWikipediaにそのまま転記されると思われるような内容も多数あった。


例えば、初期のニコニコ動画においては運営はアニメなどの動画投稿(明らかな著作権違反)に対してもほとんど取り締まりをやっていなかったわけであるが、これは、BM98に倣い、作者は仕組みを提供するが、曲の提供者がどんな曲をアップするのか(例えそれが著作権違反であろうと)には感知しない、というスタンスを参考にされたとのことだった。


そ、、そうなのか!誰かWikipediaに転記しといてくれ!


「ニコニコ動画は、ワシ(やねうらお)が育てた」って今日から言って回るわー。

※ 飲み屋でおっさんが「イチローはワシが育てた」と言ってる程度の意味で。


まあ、そういう興味深い対談であるので、読者の皆様は、4Gamer.netのほうに記事掲載されたら是非読んでいただきたい。


しかし肝心の私は、緊張していたこともあるが、全体的にうまくしゃべれていなかった。終わってから「私ってこんなにしゃべりが下手なのか」とつくづく思った。スタッフの皆さんは対談が終わったあと「面白かった」と言ってくださったので、そこまでひどい内容ではない(と信じたい)のだが、川上会長が「経営はクソゲーですから」とおっしゃったときに、私は「ですよねー」と軽く流してしまった。ここが、この連載の趣旨にそぐう、一番重要な部分であるというのに!


これを紙面上で見ると、私のことは聞き手として恐ろしく下手くそであるように見えると思う。私は事前に本企画の4Gamer.netの過去の連載記事を読んで、川上会長の思想というか、考え方については大筋で理解していた(つもり)ので、とっさに言うべき言葉が見当たらなかったのだ。


このことについていまさらこれ以上、弁解しても仕方がないので、この「経営はクソゲーか」「リアルはクソゲーか」などについて、川上会長の考えと私の考えを以下にざっと書くことによって4Gamer.netの記事の補遺としたい。


まず、川上会長が『会社経営はクソゲーすぎる』という根拠。これは、UEI(株式会社ユビキタスエンターテインメント)の代表を務めるshi3zさんとの次の対談のなかにある。


会社経営はクソゲー過ぎる!――ユビキタスエンターテインメントの清水 亮氏がゲストの「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」第9回

http://www.4gamer.net/games/000/G000000/20121226105/


川上氏:

 確かに会社経営ってゲーム性はかなり高いよね。だけど会社経営って,凄いクソゲーじゃん? ゲームバランスなんじゃらほいみたいな感じじゃないですか。

清水氏:

 あはは。確かに!

川上氏:

 なんでこんなクソみたいなバランスで,かつ縛りプレイをし続けなきゃいけないのっていうね(苦笑)。

清水氏:

 見てるだけでいい時と,自分で死ぬほどやんなきゃいけない時のバランスもかなり悪いですよねぇ。

川上氏:

 それにご褒美がもらえる間隔が長すぎて,もう待ってらんないみたいな感じもある。そもそも,ご褒美をもらえるかどうかも分からないし。

清水氏:

 まぁあと,ご褒美をもらえるような時はずっともらえ続けますからね。それはそれで,もはや麻痺してきて,これがご褒美なのか罰ゲームなのか分からなくなる。

川上氏:

 そうそう。


確かに、この会社経営をそのままゲームとしてシムシティみたいに、会社経営シミュレーションゲームとして発売したら、大ブーイング必定の「とんでもなく糞ゲー」であろう。また、この理屈で行くと、リアルも間違いなくクソゲーに分類される。自分が行なったアクションに対するリターン(プラスの意味でもマイナスの意味でも)が返ってくるタイムスパンが長すぎて、ゲームとして成立していないからだ。


ゲームであるからには、ある程度、自分のアクションに対してその行為がプラスであったのかマイナスであったのかが、早い段階でフィードバックされ、そのフィードバックをもとにプレイヤーはそれを学習しながら次のアクションを考えていくという循環がなければならない。「もうちょっと勉強を頑張って、いい大学行っとけば良かったかな」とか20年後に気づいてもそれはもはや手遅れである。1サイクルのフィードバックに20年もかかるようなゲームゲームとは呼べないだろう。


リアルの世界がクソゲーだと言うのは、フィードバックが得られるまでの長さのほかにバランス崩壊というのがある。それはつまり、金持ちの家に産まれれば、何もしなくとも生きていける、シューティングゲームで言うなら最初から無敵モードのようなものだ。どうやったって死なない。これではゲームとして面白いはずがない。これもゲームとして成立していない例である


そういう意味では、ゲームのようにきちんと短いタイムスパンでのフィードバックが得られ、それをもとにプレイヤーが学習するというサイクルを繰り返すことが出来るようなゲームのほうが楽しく、それと比較すると「経営はクソゲー」という理屈になる。


特に、川上会長自身重度のゲーマーである。なんでも初期のUltima Onlineをプレイしたときは、あまりの面白さに3日3晩やり続け、体調に異変を感じ、これ以上やると会社は倒産すると思い、そして生命の危機すら感じたので涙を飲んでアンインストールしたとのことらしい。


そういう人からすると、「経営が、そしてリアルがゲームになってないじゃん」というのは、お説ごもっともなのである


私が川上会長と対談しているときに、川上会長が「経営はクソゲーですから」とおっしゃったときに、そんなことが頭に浮かび、私は「そうですよね〜」と答えてしまった。違う。ここはもっと食い下がらないといけなかった。何やってんだよ、俺。


経営やリアルがクソゲーだという根拠は、

1) アクションに対するフィードバックが得られるまでのサイクルが長すぎること

2) ゲームバランスの崩壊

この二つである


1)は、会社経営においては、必ずしも長いとは限らない。例えばニコ動であれば何かしら改善すれば即座に効果(売上の増加)として現れることがあり、1日とか1週単位でフィードバックが得られるような事項も当然あるはずだ。リアルにおいても、勉強をすれば試験の成績は伸びるだろうし、何かの技能の訓練をすれば、1ヶ月ぐらいの単位で習熟が目に見てわかるはずだ。そういう意味では、世の中、フィードバックが得られるまでのサイクルはそこまで長いものばかりではないと私は思う。


2)は、なんとも悩ましい問題なのだが、私の知人にとある大企業(連結決算で年商5,000億程度)の御曹司がいるのだけど、生まれたときから金持ちなので、別に勉強なんかしなくとも生きていけるわけである。ところが、そういう人たちは実際に自堕落な生活を送るかというとそうはならないのが普通である。彼の場合、東大に進学し東大の大学院を出てゲーム会社に就職した。何故、ゲーム会社なのか、まわりの誰もが不思議に思った。当時、ゲーム会社はそれほど給料も良くなかったので、東大の院を出てゲーム会社に就職する人なんかほとんどいなかったからだ。彼いわく、「ゲームが好きなのでゲームを作りたかった」とのことらしいが。


金持ちの家庭だと子供のころから専属の家庭教師がついたりすることもあって、思想的、そして文化的にも高い水準の知性を持つので、そういう人は自堕落な生活を送ったりしないというのもあるのかも知れないが、本記事の趣旨にそぐうような文脈でこの現象を捉え直すと、もっと別の見方も出来ると思う。


それはリアルの世界をゲームとして捉えたときに、このゲームを面白いものにしようという心の働きである


リアルの世界がヌルゲー(簡単すぎるゲーム)であるなら、縛りを入れて適度な難度に調整すればいいのである。シューティングで難度調整のためにあえてパワーアップを取らないだとか、弾を撃たないだとかそういう縛りプレイがあるが、それと同じである。簡単なゲームが与えられたときにそれを適切な難度にすることは比較的容易であり、簡単すぎるゲームをどうにかして適切な難度にしようという心の働きみたいなものがある。それは、ゲーマー視点で言うと簡単すぎるゲームからだとそこから得られる経験値が低すぎるため、得られる経験値を最大化したいという欲求である


このように得られる経験値や情報量(エントロピー的な意味で)を最大化したいというのはゲーマーとしての普通の心理であるが、こういう視点でリアルの世界を捉えたときに、ゲーマーでなくともこういう心理はどこかにあるのだと気付かされる。


例えば、自分がこの世に産まれてきたことに何らかの意味を持たせようとする心の働きがある。それはプライドであったり、自尊心を支えているものだが、こういう心の働きがあるので、自ら自分の生き方に縛りを入れて(レギュレーションをして)、無意識のうちに人生の難度を適切なものに調整しようとしてしまう。


逆に言うと、こういう心理が内在している以上、“リアルの世界”はその人の心の在りかた次第では大変意義深い、素晴らしいものになるのではないかというのが私の持論である


また「経営はクソゲーである」というのは、経営をゲームとして捉えたときのバランス崩壊という意味ではその通りなのだが、しかし、スペランカーのようなバランス崩壊のクソゲーでも、当時、ゲームとしては楽しめたはずで、つまり、そのバランス崩壊している部分も許容し、受け入れた上でそのなかにあるゲーム性を享受するということが我々に出来るはずなのである


「ドワンゴは早く売ってしまいたかったんです。でも当時ホリエモンに打診したら高すぎるから嫌だと言われて、どこも買い取ってくれる会社がなかったんですよね〜」とおっしゃっていた川上会長におかれましては、どうか最後まで捨てゲーすることなく、これからもドワンゴを成長させて行ってください!


■ 関連情報


・4Gamer.netの記事


ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!

http://www.4gamer.net/words/005/W00506/


// 4Gamer.netに対談記事掲載されたのでリンクを追加しました。(2013/12/25)

電王戦,なんで勝てたんですか?――「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」第15回は,「BM98」を開発した伝説的なプログラマー・やねうらお氏がゲスト

http://www.4gamer.net/games/001/G000183/20131222001/


書籍

ルールを変える思考法 (角川EPUB選書)

ルールを変える思考法 (角川EPUB選書)


通りすがりのファン通りすがりのファン 2013/11/27 02:39 素晴らしい考察ですね! 共感できる部分が多々ありました。
電王トーナメント以来密かに応援してるのでがんばってください。

yaneyane 2013/11/27 06:54 スぺランカーをバランス崩壊のクソゲーとかいうやつはど素人。

yaneuraoyaneurao 2013/11/27 07:45 ↑*2 ありがとうございます。
↑*1 一応、私は現役当時、1コイン一周クリアはしてます。間欠泉に当たっただけで死ぬとか、うんこにかすっただけで死ぬとか、そのへんのゲームならではの“理不尽”さを本記事では「バランス崩壊」と評しました。

しかし、その理不尽さを「これはこういう世界なのだ」と思うことが出来るかという部分が大切ですね。あの間欠泉は毒ガスなのだとか、うんこには病原菌がついていてそれにより死んでしまうのだとか。そうしてひと度、自分のなかに受け入れることが出来たとき、初めてスペランカーのアクションゲーム(攻略上はパズル要素もありますね)としての秀逸さを体感できると。

それと同様に、経営やリアルの理不尽さも、それを自分が受け入れたときにこそ、開眼できるのだというのが本記事の主張です。

ピンクたんピンクたん 2013/11/27 08:03 > BM98に倣い
会長、お上手ね!

YakitoiYakitoi 2013/11/28 00:09 素晴らしいです。リアルを適切にしようっていうのは心当たりあります。
主に某掲示板でやってるはずなんですけどうまく行きません。超難易度ですよ。
リアルは確かにフィードバック速度が遅いです。だからこそ自分なりの進度フラグを発見して見ていく必要があると思います。
攻めないと面白く無いですよ!

電王戦頑張ってください。
序盤もそうですが、中長期ビジョンを発展させた王の力に期待しています。

AQAQ 2013/11/30 23:58 将棋所を最新版にしたら 
・HiyokoCarloNeo
・ShuukanHiyoko
・SettaiHiyoko
が動かなくなってしまいました。
Bonanza6.0のfv.binも入れているのですが・・・
OSはWindows7Pro64bit、CPUは4コア8スレッドです
将棋所で質問したところ、エンジン側に問題があるそうで
スレッド数が1なら動くのですが、2以上は動かないので
助けてください

yaneuraoyaneurao 2013/12/01 10:13 ↑あとで調べますね。

yaneuraoyaneurao 2013/12/03 13:48 ↑*2 確かにThread 2以上だと動かなくて、これはエンジン側の問題のようです。昔のソースコードなのでこれ修正するの結構面倒で、もう仕方ないのでこれはThread 1でしか動かないということにして、代わりにやねうら王の実行ファイルをそのうち公開するということでお許し願いたいです。

piro77piro77 2013/12/05 00:55 setoption name Threads value を無視するU2Bみたいなのががあればいいのかと思ったけど結構面倒そう(´・ω・`)やねうら王ダウンロードした人たちが動かした学習結果をどんどんと取り込んで究極のやねうら王になるみたいなことができるとおもしろそうですが。

yaneuraoyaneurao 2013/12/05 01:32 ↑そうですね。クラウドで序盤研究を皆で共有するのは楽しそうですね。そんなに難しい話ではないので(悪意のある人がおかしなデータ送ってくると困りますが)、もう少し強くなってからやってみようかとも思っています。

nilnil 2013/12/10 10:55 カワンゴもやねうさんに目通りができる身分になったか!

yaneuraoyaneurao 2013/12/10 17:54 ?!?!

AQAQ 2013/12/11 20:54 YaneLisp version 1.10を将棋所に対応させるには
どうしたらよいでしょうか。
以前pueraαのソースコードを素人なりにバイナリに変換しようとしてPCがうごかなくなってしまった・・

TakuroTakuro 2013/12/11 22:45 やねうら王さんへ
はじめまして。Takuroと名乗ります。
前の電脳戦で人間の棋士が負け越しでしたから、機械より人間を応援していますが、
密かに、やねうら王さんも応援したいと思います。
理由は、コンピュータのハード的、ソフト的な能力だけでない、強者に対する弱者の戦い方というコンセプトが好きだからです。発想が現実的で人間味が感じられます。
能力や成果は別として、元サッカーワールドカップの日本代表監督、岡田武さんも似たような発想をしてたと思います。
織田信長の桶狭間での急襲や、政治的能力では児戯に等しくも軍事的には天才であった源義経の一の谷の鵯越の合戦等々、例は枚挙にいとまないほどあげられます。

そして対戦相手が決まりましたね。
どなたかの将棋ブログでの決め台詞にありました。
「目には目を、歯には歯を、笑いには笑いを」


もう一つ、経営や人生が「クソゲー」というの、よく分かりますし、ゲームに例えるのも発想が面白かったです。
でも参考までに、こういう哲学的な考察もあるということで、紹介させてください。

To use an arithmetically analogy, the integers do not fail to be an infinite set merely because they do not exhaust the rational number. Analogously, it is no denial of man’s capacity for infinite ‘self-perfection’ to hold that there are intrinsic properties of mind that constrain his development. I would like to argue that in a sense the opposite is true, that without a system of formal constrains there are no creative acts; specifically, in the absence of intrinsic and restrictive properties of mind, there can be only ‘shaping of behavior’ but no creative acts of self-perfection.
(“language and freedom “written by Noam Chomsky)

「数学的類推を用いてみよう。整数は有理数に包含されているからといって無限集合であることには変わりが無い。同様に、人間の成長を阻害するような、精神の中に本来的に備わっているものがあるとしても、それをもって人間の自己実現の無限の可能性を否定することにはならない。私は、この逆もまたある意味、真であることを主張したい。すなわち、体系化された公の制限がなければ、創造的活動もありえない。具体的に言うと、精神の中に本来的に備わる制限がなければ、行為をなすとしても、自己実現という創造的行為にはなりえない。」
文責 Takuro

yaneuraoyaneurao 2013/12/12 02:26 ↑*2 YaneLispは将棋所と何の関係もないですぞ。ひよこ将棋のことかな?それについては上のほうのコメントをご覧ください。
↑*1 その引用文がどう本文に対する反論( or 補足?)になっているのか私には今ひとつ理解できないです。「constrains」は、 「constraints」の誤りで、また「formal」は「公の」ではなく「形式的な」の意味だと思います。あと、「shaping of behavior」は、心理学で言うシェイピング法のことで、「教えられたことを教えられるままにやっているだけ」という意味で使われているのではないですかね。

2013-09-01 最近、同人音楽の演奏難度が上がっている件

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DTMという言葉の誕生よりずっと以前から、パソコンに楽曲を(楽譜を見ながら)打ち込み、それを再生して楽しむというムーブメントはあった。


Y8950(MSX-AUDIO)やYM3812/FM1312(Sound Blaster)に代表されるようなFM音源チップが搭載されたパソコンが普及する(1985年前後)よりさらに昔、PSG(Programmable Sound Generator)音源チップAY-3-8910が搭載されたパソコン(PC-6001/X1/FM-7など)が発売されたころ(1981年前後)から、その流れはあった。


当時、自分で楽器を演奏できない者が、楽譜をBASIC言語のMML(Music Macro Language)命令で入力し、再生させていたわけだ。それはとても画期的なことであった。


ただ、流行りのポップスなどを打ち込んでもつまらないので、どうせならゲームの音楽を再生したいと考える人が多かったと思う。コンピューターゲームで再生されている音楽なのだから、(FM音源の波形パラメーターなどをうまく調整すれば)コンピューターで全く同じように再生できるはずだという考えだ。いまで言うコピーバンドにも通ずるところがあると思う。


しかし、当時のアーケードゲーム自体の知名度が低く、楽譜はほとんどが出版されていなかった。CDなどに特典として付属されている楽譜のリーフレットぐらいしか楽譜の入手手段がなかった。


かと言って皆無であったかと言うとそうでもない。


例えば、当時発売された有名どころのゲーム音楽の楽譜としては『グラディウスシリーズ全曲楽譜集I・II』がある。これは1990年3月に発売されたコナミのグラディウスの楽譜集であるしかし、キングレコードが出版し、書店ではなくレコード店の流通で販売されていた。この例ひとつとっても、当時はまだゲーム音楽の楽譜は、書籍として普通に出版して売れるシロモノではなかったのだと言える。


コンピューターゲームの音楽が世間的に認知されるようになるのは、当時CM音楽などを主に手がけていたすぎやまこういち氏が楽曲を提供した『ドラゴンクエスト』(1986年)や、坂本龍一氏が、PCエンジン版『天外魔境 ZIRIA』(ハドソン/1989年)に楽曲を提供したあたりまで待たなければならない。



ALL ABOUT SORCERIAN―ソーサリアンのすべて



ちょうどそのころパソコンではFalcomの『SORCERIAN(ソーサリアン)』がブームになり、1991年6月に『ALL ABOUT SORCERIAN』という攻略本が発売され、ここにゲーム内で使用されている楽譜が掲載されていた。ちなみにこの攻略本は、2000年11月に復刻される。


当時(1990年前後)はパソコン通信全盛期であり、Falcom系の(楽譜からの)打ち込み、完コピ(完全コピー、すなわち、原曲をいかに忠実に再現するか)みたいなのが流行った。


このようにして発展してきた同人音楽の世界が本格的に開花するのは、1990年後半である。この背景には、MIDIファイルの再生環境が充実してきたことや、CD-Rドライブの低価格化、またCDプレス費用の低廉化などが挙げられる。また、音系・メディアミックス同人即売会『M3』(http://www.m3net.jp/)が初めて開催されたのは1998年春である


このころから、同人音楽の世界は少しずつ高難度譜面化していく。PCで演奏させるのだから自分の演奏能力を超えたものをやらなきゃ!みたいな考えがあったのだろう。たぶん、そのピークは、東方Projectのブーム、東方系のゲームの二次創作音楽あたりではないかと思うのだけど、詳しく語るだけの物的証拠を私は持ちあわせていない。ごめん。


そして、聴く音楽から演奏する音楽への転換期がやってきたのが2008年ごろである。JASRAC管理曲の楽譜を個人でも登録し、販売できる『同人音楽の森』(http://www.dojinongaku.com/)というサイトがオープンしたのが2008年。JASRACのインターネット上でのMIDIファイル等への取り締まりが厳しくなったので、きちんと著作権的な部分をクリアした上で楽譜を公開したいというニーズに応えたものである


この『同人音楽の森』で最近、奇妙な現象が起きている。売上げランキング1位を見て欲しい。


f:id:yaneurao:20130901074156j:image:w600


『進撃の巨人』の第1話〜第13.5話までのOP、『紅蓮の弓矢』である。8月はずっとこの楽譜が週間げランキング一位である。『進撃の巨人』の人気を考えれば、これは驚くに値しないと思われるかも知れない。しかしそうではない。この楽譜の演奏動画を見て欲しい。


【進撃の巨人 / Attack on Titan】紅蓮の弓矢(フル) / Guren no Yumiya (full)【Piano】

D


中盤から後半にかけ、相当高難度である。アニソン系の演奏難度で言うと超上級、クラオタ的には中級の中〜上ぐらいだろうか。ともかく、こんな譜面をさらっと弾ける人は全ピアノ人口のうちの1%にも満たないと思うのだが、何故この楽譜がこんなに売れているのだろうか。


この動画はYouTubeで再生回数17万回、ニコニコで再生20万回(sm21399840)という再生回数を記録しているので、もちろん動画を見た人が買っているのには違いないのだろうけど、累計37万人が動画を見たとして、そのうちピアノ演奏者が10%ぐらい。さらにそのなかの1%の人がこれをさらっと弾けるとして、そのなかでこの楽譜をお金を出して買おうという人が10%程度だと…37人。おかしい。こんな人数で1ヶ月間ずっと週間ランキング1位が維持できるはずはないので、どう考えてももっと多い割合が買っている。



まあ、なんにせよ、「高難度楽譜は売れない」という従来の同人音楽の常識を覆す結果となっている。


こんな結果を見せつけられたら出版社としても「バイエル併用」「バイエル卒業程度で弾ける」みたいな楽譜を出す気にはならないのではなかろうか。業界全体の今後の動向が注目される。

mshinodamshinoda 2013/09/02 19:11 FullじゃなくてTVサイズの楽譜買った。ピアノで弾くのが目的じゃなくて、メロディ譜が欲しかったから。自分で耳コピして作ればいいんだけどね。
自分で弾けなくても、楽譜を見ているだけで楽しいってのはあるよ。

yaneuraoyaneurao 2013/09/03 01:22 ↑自分で弾けない人のうち楽譜買っている人が結構いるんですかね…。そう考えないとこの現象って説明つきにくいですね。

紅蓮の弓矢のTVサイズの楽譜であれば、かきむきさん(http://kakimuki.blog91.fc2.com/)の楽譜が簡単でお勧めですね。ブルグミュラー修了程度で弾けます。

Animenzさん(http://animenz.wordpress.com/)のほうの譜面は、難しいリフを省略すればツェルニー30番修了程度ですが…。

bajabaja 2013/09/07 01:10 "音源チップAY-3-8910が搭載されたパソコン(PC-6001/X1/FM-7など)が発売されたころ(1991年前後)">"1981年前後"ですかね。

yaneuraoyaneurao 2013/09/07 06:46 ↑すみません。豪快にtypoしてました。修正しました。ご指摘ありがとうございます。

2013-03-11 エンターテイメントとしての将棋

[] エンターテイメントとしての将棋  エンターテイメントとしての将棋 - やねうらお−ノーゲーム・ノーライフ を含むブックマーク  エンターテイメントとしての将棋 - やねうらお−ノーゲーム・ノーライフ のブックマークコメント


「XXXは観るものか(試合を観戦して楽しむものか)、(自分で)やるものか」という設問はなかなか興味深い。


「プロレスは観るものか、やるものか」と言えば多くの人は前者だろう。


「野球は観るものか、やるものか」

「陸上競技は観るものか、やるものか」

「セックスは観るものか、やるものか」

など、話題は尽きない。


とりわけ「将棋は観るものか、やるものか」 この疑問が長年、私のなかでくすぶっていたのだが、先日、一つの結末に辿り着いたのでそれを今日は書いてみたい。


プロの試合の指し手の意味を理解するにはそこそこの棋力が必要である。NHKの将棋対局などを見ていても、少なくともアマ五級程度の棋力がなければ解説者の言っている意味が理解できない。そういう意味では、ずぶの素人が見て楽しめるものではない。


ただ、将棋人口のうち、このレベル以上の級位者の占める割合はかなり多い。野球で言うと「俺、昔、草野球やってた」とか「俺、昔、キャッチボールをよくやったな」レベルの経験者。大半が該当すると言って良い。


私が常々疑問だったのは、NHKの将棋対局を見て、「棋力が向上するのか」、究極的には「プロ棋士になれるのか」ということだ。


例えば、渡辺竜王。渡辺竜王がプロ四段になりたてのころの棋譜に、向かい飛車に対して一直線に穴熊に囲おうとして大敗を喫する将棋があった。アマ高段者にとって、向かい飛車(3ニ金型急戦向かい飛車)に対して一直線に穴熊に囲えないことは常識であって、たぶん昔の定跡書にも書いてある。私は、渡辺竜王のその将棋を見て、「プロなのにひどい将棋を指すもんだなぁ」と思った。


羽生三冠にしてもそうだ。羽生さんが奨励会時代、圧倒的な勝率で勝ち進んでいて、あまりにも噂になっていたので私は棋譜を取り寄せてひとつひとつ並べてみたことがある。


そうしたら、羽生さんのほうは矢倉でも古い形に組んだりしてて、「あー、こんな組み方したら作戦負けになるのになぁ…。この人、定跡書とか全然勉強してないんじゃないの。」と思ってたら、案の定、そのあと作戦負けになって、「なにが噂の大型新人だよ。てんでド素人じゃん。」と思った。


しかし、その局面から勝つ。勝つ。どんなに作戦負けになってもともかく勝つ。圧倒的終盤力。前人未到の棋神のごとき棋力。「なにこれ。なんでここから勝てるの…!!」「こ、、こいつ、化け物じゃん!!!」 彼の天才性に触れ、本当に鳥肌が立った。


もう一つ例を出そう。ずいぶん前のことになるが、以前、私の将棋友達の仲間内から新四段(プロ棋士)になった人が出たので、その記念パーティをすることになり、そのとき私も呼ばれた。その余興でその新四段になった人による指導対局(多面指し)があったのだが、私の知り合い(アマ五段レベルの人)が平手で指導対局を申し込み、かまいたち(鈴木英春氏考案の戦法)に組んで、普通に作戦勝ちになり、そのまま勝ち切ってしまった。


当時、出版されているほとんどの戦法書をかたっぱしから購入し、愛読していた私からすると「かまいたちをストレートに組ませるなんてありえへんやろ」「これまた弱い、新四段だなー」などと思ったものだが、いまにして思えば、そんなマイナーな戦法を研究するために時間を全く費やさなかったからこそプロ四段になれたのだとも言える。


何が言いたいかというとプロ棋士になったような人はそんなに定跡書なんか読んでないんじゃないかということだ。以前、とあるテレビ番組で羽生さんの少年時代に読んでいた将棋の本棚の写真が写っていたのだが、将棋の本は本当に少なく(三段ぐらいしか棚のないとても小さな本棚の、その本棚のなかのおそらく一段分ぐらいしかなかった)、「よくこれだけしか読まずにプロになれたもんだなぁ」と私はそのときは思ったものだが、あとにして思えば、定跡書なんかそんなに読むことより、プロ棋士になるためにはもっとやるべきことが沢山あるのだ。


プロの将棋指しは結果を残さなければならない。そのためには勝たなければならない。勝つためには未知の局面でなるべく形勢を損ねない指し手を選択する必要があり、そのための力が必要である。定跡の進行通りに進むほうが稀なので定跡を深く、多く知っていてもほとんど勝率には結びつかない。たまに相手の研究手順に嵌って負けることがあってもそんなのは数としてはごくわずかであって、勝率にはあまり響かない。


よって、

・詰将棋を多く解くことにより、局面を頭のなかで正確に、そして高速に先まで進める能力を養う。

これが第一である


・手筋をたくさん覚えたり、局面の形勢判断をなるべく正確に出来る能力を養う

ことは大切だが、手筋も無数にあるわけではないので棋譜を数千局も並べればほぼ出尽くすはずだし、局面の形勢判断もセオリー自体は単純で(駒得・駒の働き・玉の堅さetc…)結局は局面を先まで正確かつ高速に読める能力のほうがよほど大切である。(ある局面を見てその局面適用可能な手筋を瞬間的に思いつく能力や、指し手を絞り込む能力、指し手の方針を決める能力などももちろん大切。)


その上で、

自分が得意とする戦型に関して類似棋譜を並べて深くまで研究する

ことによって、勝率が少し上がるかも知れないが、どうせ研究局面にはなかなかならないので勝率に結びつくとは限らない。


こういう観点で見たとき、NHKの将棋対局というのは、

自分研究したい局面ではない

・解説がアマ初段程度の人向き

・読みの訓練にならない

棋譜一つ鑑賞するのに90分もかかる

という、観戦することによる棋力向上という観点からは極めて効率が悪いと言えるだろう。


ゆえに、NHKの将棋対局を見て、主にそれにより棋力が向上し、プロ棋士になったという人はおそらく存在しないと思う。NHKの将棋対局は、どちらかと言うとアマチュア、もしくは将棋ファンが観て楽しむためのものであり、それによる棋力の向上というのはほとんど望めない。つまり、それは、野球中継のような、エンターテイメントとしての将棋である


アマ初段以上の人が、将棋がいまより強くなりたくて、強くなるのが目的でNHKの将棋対局を見ているなら、それは全くの時間の無駄である。そんなことはいますぐやめて、詰将棋を解くトレーニングに励むだとか、自分の得意戦法のプロの実戦譜をひたすら並べたりするほうがよほど棋力向上にとっては有益である


まあ、NHKの将棋対局を見ている人が多いのは、結局、将棋っていい解説者、いい対局者同士だと見てて本当に楽しいんだな。観戦を楽しむための娯楽としての将棋。そういう楽しみ方があっていいと思う。



以下、将棋を手っ取り早く強くなりたい人向けにお勧め書籍を紹介。



寄せの手筋200 (最強将棋レクチャーブックス) 美濃崩し200 (最強将棋レクチャーブックス)



戦法書よりは、詰将棋や、左の書籍のような終盤力を高めるトレーニングのほうが大切である。詰将棋はインターネットでいくらでも見つかるので、本は要らないかな…。







渡辺明の居飛車対振り飛車 I 中飛車・三間飛車・向かい飛車編 (NHK将棋シリーズ)渡辺明の居飛車対振り飛車 II 四間飛車編 (NHK将棋シリーズ)



級位者向けとしては、基本戦法と基礎的な考えかただけ押さえておけばいいので、左の2冊で十分だと思う。NHKの将棋講座を書籍化したもので、NHKの放送時の台本チェックなどが入っているためか、非常に丁寧でわかりやすい説明になっていて、他の定跡書とは別格である





現代将棋の思想 ~一手損角換わり編~ (マイナビ将棋BOOKS)



まあ、戦法書のなかでも、糸谷六段(大阪大学大学院文学研究科在学中という異色の経歴の持ち主)の現代将棋の思想 ~一手損角換わり編~ (マイナビ将棋BOOKS)は普通の定跡書とは一線を画するものがある。この本は将棋の思想書、もしくは指し手の方向性を決めるための本とも言える本で、アマ初段〜二段ぐらいで伸び悩んでいる人には是非読んで欲しい。



それ以外の本は高段者以外は読んでも身につかなくて効率が悪いというか、専門性が高すぎるというか、どうせ実戦でそんな局面になるのが稀で勝率には響かないというか…。(そのことに気づいたのは私は比較的最近のことなのだが…。)

yaneuraoyaneurao 2013/03/11 08:07 羽生さんに関して言えば、基礎がしっかりしているので、そのあと書籍を見たときの吸収力がアマチュアとは全く異なり、一度見ただけで手順はもちろんのこと、変化手順なんかもすべて頭に入るので書籍として手元に残しておく必要はなかったのかも知れない。逆に素人は定跡などを自分の力に変えるための力が不足しているので早い段階で定跡書ばかり読んでもまったく自分のものにならない。

それは、音楽的素養のない人がいくら音楽を聴いても自分の身につかないことにも似ている。音楽的素養のある人にとって、日常生活のときにお店などで聞く音楽のすべてが自分の音楽的経験を豊かなものにしてくれる。

結局のところ、「基礎って大切だよね」だとか「基礎がきちんと出来ていないときに応用を勉強しても実りの少ないものになってしまう」だとか、そんな程度の話なのだが。

wagiwagi 2013/03/11 11:06 観るものか、やるものか、というよりは、やる上で観ることが役にたつか、みたいなお話っぽいですね。
記事内の考察と直接関係ない話なのですが、最近ニコニコ動画でタイトル戦の生中継をしてまして、視聴者に対して「皆さんはどのくらいの棋力をお持ちなんですかね」とアンケートをとってました。初心者がかなり多数を占めていたのを確認した上で、解説のプロの方が「ああ、これは、意識して解説しなければいけませんね」というようなことを仰ってまして、このあたりが記事でいうところの『観戦を楽しむための娯楽としての将棋』における最先端なのかなあ、と思いました。反面、娯楽として最適化された方法ほどやる側の役に立たなくなっていくのかな、という気もしますが。
今のところタイトル戦はタイムシフト視聴もできない上に気軽に楽しむには長すぎるんですが(やる側として実になるかは別にして)観る側がカジュアルに楽しめる環境というのはもっと発展のしどころがあるんじゃないかと思ってます。やねさんも書かれてる通り、将棋、観るのめっちゃ面白いんですよね。
もうすぐ電王戦ですが、個人的にやねさんのこの周辺の記事を今からかなり楽しみにしているので、終わってから(もしくは始まる前でも)時間があったら是非お願いします。笑

あと記事内『寄せの手筋200』、勘違いでなkれば以前も紹介されていたと思うのですが、その時に買わせて頂きました。すげーいい本だったので、他の本もちょっと期待して手をだしてみます。

yaneuraoyaneurao 2013/03/11 11:51
> 『寄せの手筋200』、勘違いでなkれば以前も紹介されていたと思うのですが

はい、一度絶版になって、長らくプレミア価格になっていたのですが再販されることになったので紹介した覚えがあります。

この本は、私が学生のときに何度も繰り返し解いて、その反復訓練が著しい棋力向上をもたらしたので万人にお勧めする次第です。

yaneuraoyaneurao 2013/03/11 21:26 はてブにコメント。
> hokaze153 将棋, 棋書
> ”棋譜一つ鑑賞するのに1時間40分もかかる”今は90分ですよ!

おお、そうなんですか。知りませんでした…。

kanokekanoke 2013/03/12 22:53 私はいわゆる「にわか」ですが、NHK杯は毎週楽しみに見ています。
先崎さんの解説は、リアクションが大げさ(?)で、にわかとしては注目すべきポイントが分かりやすく面白かったです。

楽しかったので、フリーの将棋ソフトと指すようになりました。興味を持たせる窓口としては機能してるんじゃないでしょうか。

yaneuraoyaneurao 2013/03/14 22:15 そうですね。高校野球を「筋書きのないドラマ」のように形容することがありますが、将棋の場合、トッププロ同士の対局ですとプロですら予想し得ないような指し手が数手含まれているのが普通であって、アマチュアからしてみれば、自分ではどうやってもたどり着けない指し手が5手ぐらいは含まれているので、そういう意味からすれば予想し得ない、もしくは予想をはるかに超えているという意味で、ドラマ性は極めて高いと言えるのではないでしょうかね。(要するに、娯楽としてはかなり質の高いエンターテイメントなのかなぁと)

2012-11-30 blogをメモ代わりに使う実験4

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ピアノソロ 魔法少女まどか☆マギカ

劇場版 魔法少女まどか☆マギカの楽譜が発売された。→ 「ピアノソロ 魔法少女まどか☆マギカ [楽譜](asin:B009RYY8JE)」

ClariS/Kalafinaのインタビューが掲載されているなど、ファンブック的な側面も強い。収録曲は以下の通り。


1. ルミナス(劇場版版前編で流れる曲)

2. ひかりふる(劇場版版後編で流れる曲)

3. コネクト(アニメ版OP他で流れる曲)

4. Magia(アニメ版ED)

5. CREDENS JUSTITIAM (クレーデンス・ユニティティアム:正義を信じる者) マミさんのテーマと呼ばれている曲

6. Sis puella magica!(シス・プエラ・マギカ:魔法少女になってよ!) エイギョウのテーマと呼ばれている曲


「コネクト」以外は書籍にピアノ譜が収録されるのは初めてではないかと思う。

難度は中級と書いてあるが、私が見た感じ、バイエル卒業〜ブルグミュラー程度。比較的易しいと思う。

2012-05-19 ノマドワーキング

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■ いまさらノマドワーキング


ノマドワーキングのブームもすっかり去ってしまった感はあるが、ファミレスが仕事場になっている個人事業主の皆さんに向けて、ちょっと思っていることを書いてみる。


まず、ファミレスで仕事をしようと思うと大きな問題は二つある。


一つ目はトイレの問題である。トイレに行きたくなったときに置いておいた荷物を盗られたりしないかということである。今回の本題とは関係ないので割愛する。


二つ目はPCの電源確保の問題である。より軽量でなおかつ長時間使えるパソコンが欲しいわけだ。



■ 10時間は使いたい


私はMacBook Airを持ち運んでいるのだが、バッテリーが3〜4時間ぐらいしかもたない。HyperJuiceの下から二番目の容量の製品(→ asin:B004PYU48A )で+8〜10時間ぐらい。合計12〜14時間。これだけあればまずは大丈夫なのだが、少々荷物が重い。


文字を書くだけなら、iPadに外付けキーボードをつなげればどうかと思う。Apple Wireless Keyboard(→ asin:B005DPEY8G )は、MacBook Airと全く同じキーボードレイアウトなのでMacBook Airを常用している私からすると大変素晴らしい製品だ。


しかしiPadの日本入力は今ひとつ。Google IMEは技術上の問題からか、iOSに移植される気配すらない。(Androidのほうには移植されたようなのだが) ATOKのiPad版であるATOK Padを使えば日本語は快適に入力できるようなのだが、個人的にはDropboxと連携できる他のテキストエディタが使いたい。


あとiPadだと画面が小さい。もう少し画面が大きくて10時間ぐらいバッテリーがもつといいのだが…。


最近発売になった東芝のREGZA Tabletの大きいやつ(→ asin:B008367PXS。Android 4.0/13.3型ワイド)はバッテリー駆動時間は公称13時間。(10時間弱ぐらいはもつ?) 実売7万強。これをApple Wireless Keyboardと組み合わせて使ったらいい感じのような気がするが少々お高い。あと、インターネットをしようと思うとWiFi Walker/Pocket WiFiのような製品が別途必要になる。



■ プリンター問題


私は書籍等はドキュメントスキャナーで全部電子化しているが、相手には紙媒体で資料を渡さないといけないことがある。


なので、ときどき出先で資料を印刷したくなる。セブンイレブンが近くにあるなら、netprintというアプリを使えば印刷が出来る。*1


そんなに印刷する機会がなく、プリンタを置く空間がもったいない&セブンイレブンが近くにあるなら、プリンタってもう要らないのかも知れない。



■ 以下、考え中


・Excelのようなアプリを使う上でマウスのほうが効率が良いことがある。AndroidだとBluetoothマウスが使えるらしい*2のだがiPadは…。


・iPad/Androidタブレット + Splashtopなどのリモートデスクトップアプリ + Amazonなどのクラウド環境でPCレスでの開発って出来ないものか…。[要検証]


・地デジ/動画を見ながら作業がしたい。持ち運び重量が増えるのは嫌&事前にiPhoneに転送するのは面倒。iPhone + Air Video(というアプリ) + 遠隔PCのHDDに動画入れておくのがベストかと思うけど、iPhoneのバッテリーすぐなくなる&WiMAXぐらい回線が速くないと再生カクカク。[要検証]

*1: Dropboxとネットプリントの組み合わせが便利すぎてプリンター捨てようと思う
http://delaymania.com/201205/webservice/dropbox_netprint/

*2http://itfun.jp/2011/12/android.html

yaneuraoyaneurao 2012/05/19 12:36 ↓素晴らしいノマドワーキングのアイデアが続々とコメントされる!(といいなぁ…)

ぽぺぽぺ 2012/05/19 12:40 ネットプリントが便利すぎるんでプリンタ捨てちゃったんですが、最近は、ちょっとセキュリティが気になるところ。
仕事の書類をネットで送って印刷って、何か一つでも間違いが起こると大セキュリティ問題になりそうで・・・

ネットプリントで一つだけ気に入らないところは、利用中のヘルプページとかが、このご時世にすごくしょぼいところです。あんまり利用者いないから適当でいいや、って感じなんですかねー?

karmenkarmen 2012/05/19 13:07 ファミレスでドリンクバーでノマドするんですか、盲点だったなー。
僕はミスタードーナツで隅の席でコンセント借りてカフェオレおかわりしてました。
迷惑なのは仕方ない感じですが。
なんばパークスの近くのマクドは2階席ぜんぶコンセント付きの店あったような。

パーセニーパーセニー 2012/05/19 14:36 お邪魔しますはじめましてー

USBメモリを持ち込む形式でならローソン等他のコンビニでも印刷が出来る所はありますよー。
詳しく調べておかないとファイル形式の指定等問題はありますが、手元にプリンタ置かないでいいのは便利ですよね

割愛されたトイレについては、携帯出来るほど軽いノートブックならトイレまで持ち込むとか・・・あ、注文していた物などは仕方ないとして。(流石においといたら勝手に食べられてるとかはないと思いますが)

地デジ・動画については外部からダウンロードして再生する場合、再生に対する電圧消費とダウンロード(保存・通信)に対する電圧消費の両方がかかるので、バッテリ消費が大きくなるのは仕方ないかと…面倒でも事前に入れておくか、バッテリ充電出来る環境でやるか、バッテリの予備を持ち歩くかくらいしか思いつきません・・・

コメント書いてはみたけどあまり良い案が出ない…すいませんですorz

yaneuraoyaneurao 2012/05/19 17:57 ↑*3 なるほど。ネットプリントで情報流出とか考えると怖いですね。
↑*2 マクドナルドは「マクドナルドforモバイル」とか言って、コンセントを提供しているお店がありますね。一覧 → http://mac.af-e.net/
↑*1 ローソンでの印刷サービスはUSBメモリ経由なので私は使ったことないですが、USBメモリに書き出せるなら(ノーパソを使っているなら)使えますね。

オクタンオクタン 2012/05/22 17:12 ノマドでは無くなってしまいますけど・・・
http://office.katana.bz/

syabosyabo 2012/05/23 02:41 レッツノート…(ぼそ).
僕もMacBook Airをファミレスで使ってましたが,あまりに電池が持たないのでレッツJ10に変えてしまいました.
デザインがいまいちですが,それさえ目をつぶればかなりいいです.
小さいからトイレまで持って行っても違和感ないですし.
思えばダイナブックRX2はノマドに最適でしたが,後継が出ない….

画面を増やしたいor動画を見るならiPad+DisplayLink,あとWIMAXルータで.
J10はWIMAX内蔵型なので無線ルータ化させれば荷物が一個減ります.今のところなぜか不具合が出て成功してませんが….

yaneuraoyaneurao 2012/05/23 11:52 ↑*2 レンタルオフィスは最近いろいろ選択肢があって利用料金も安く便利になってきましたね。
↑*1 Let's Noteは昔は愛用してたのですが、最新モデルに関して言えばSSDを選択できないのが残念な感じですね。あとは…MacBook Airのトラックパッドが便利すぎていまさら他の環境には戻れない感じです。

文具屋の回し者文具屋の回し者 2012/06/01 21:14 ものすごく単純に文字書くだけの用途なら
キングジムのポメラが非常にお勧めです。
これは一例→http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20111108_489292.html

yaneuraoyaneurao 2012/06/02 00:10 ポメラは結構いい製品だと思います、はい。
機能はもう少しあってもいいと思いますが。

 

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