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フリーライター井上理津子のなんだかんだ日記

2018-04-03 旧中杉通りの柏木堂書店

今日のお昼、ちょっと銀行まで、と歩いていて、びっくり。
中杉通りの「柏木堂書店」の店頭に、雑誌ラックが空っぽで。

どうしたんだろうと覗くと、店内に「閉店のお知らせ」の張り紙があって、
書棚にはふつうで、奥に店主がいらっしゃるのもふつう。

で、お尋ねすると、「トーハンの店売所が3月末で閉鎖されてね、仕入れできなくなっちゃたから」とおっしゃる。
あたしは、この街に越してまだ2年半だけど、
本はあちこちで買うし、アマゾンでも買うけど、
週刊誌、雑誌はこの店で、と決めてたんですよね。
いや、この間『おらおらで・・』もこの店で買った。この店にある本はこの店で買おうと。

店売所、というのは、
中小の本屋さんが、自力で仕入れに行く仕組みのところだそう。

店主、手にしておられた新書のカバーを取って、
代々木上原の「幸福書店」の左右社の本を出し、
「幸福さんも2月22日に閉められたけど、(トーハンの)店売所で、一緒だったんですよ。
でも、このところは20人くらいになってましたね、同じ店売所を使う仲間が。
うちは御茶ノ水までパス(定期?)買ってて、わたしか家内が通ってた。神田村の小取次も回って」

「『ワンピース』を置けば置くだけ売れた頃がピーク。店売所に、栃木とか関東一円から仕入れに来ていて。
整理券を配られて、『ワンピース』を一冊でも多く仕入れようと並びましたよ、置けば置くだけ売れたから」

じ〜んとする。「ちょうど90年」なんですって。
昭和2年に、今の西新宿創業。焼けて、戦後に阿佐ヶ谷へ。
店主は3代目。「わたしが継いで60年。もう後期高齢者ですしね」

来週、トーハンさんが引き取りにきて、返本。空っぽになるという。

そんな中、ふと「旅行読売5月号」が並んでいるのが見えて、
「ここに、昔、あたしたくさんたくさん原稿書いてたんです」とあたしもつい。
聞けば、店内にあるものは買えると。じゃあと旅行読売を1冊買う。
「え? 540円? 300円だったのに」とあたし。
「高くなりましたねえ」と店主とハモって、笑った。

幸福書店の閉店はニュースになってたけど、
今このタイミングで、
こうして静かに閉じていく小さな本屋さんが、山のようにあるのか。
あるのだろうな。痛いなあ。

2017-12-26

50分の3

A新聞をとっている。
と、別にイニシャルにする必要もないか。朝日なんですが。

つい先日、
集金に来た若者(新聞奨学生で、3月に卒業だそう)に聞いてみた。
「このマンションで、朝日をとってるの、何軒くらいです?」
おたく1軒だけです」
「まじ?」
「まじです」

ここ、3階建、50軒。
半分がファミリー使用(いちおうウチも)、もう半分がワンルーム

「じゃあ、他紙をとってるおたくは?」
「たしか、、、日経が1軒、読売が1軒。以上みたいです」
「まじですか?」
「まじです」

資源ごみの日、ゴミ置場が閑散としているので、
本当に今日でいいのよね? と不安になりながら、出していたけど・・・。

つまり、「50分の3」ですか・・・
先日の忘年会で、「斜陽産業さ」と某紙の方が自虐していたけど、
いやはやここまでとは。

オチなし。以上。

2017-08-26

なめたらアカン。

そういうわけで(⇩)、
まだまだ「靭帯損傷・実はあとから骨折も判明・足引きずり・杖生活」を送ってますが、
昨日、あれ(⇩)以来2度目の電車乗車。ちょっと、どうしてものコトがあって。

前回、ああこの国も捨てたもんじゃないな、と思った、
その舌の根も乾かぬうち(?)なんだけど。

帰り道。東西線木場駅から、JR乗り入れ三鷹行きに乗ったら、
ほどほど混んでいた。
あたしはなんとなく杖をアピールしたつもりなんだけど、
だれも席をかわってくれないから、杖ついて、しんどそうに立ってたわけ。
(だって、ほんとにしんどかったんだもん)

で、ようやく、大手町かどこかそのへんで、あたしの目の前の席が空いたわけ。
やれやれ、やっと座れるぞ、と思ったそのとき、
右隣に立ってた、ストライプのポロシャツ着た青年が、あたしを押しのけ、さっとその席に滑り込みやがった。どへ〜。
座ったそのストライプのポロシャツの青年、スマホでゲームだよ。どへ〜。
もちろん他の人もかわってくれないし。

たしか飯田橋で、4人ほど向こうの席が空き、
でももういいさ。とあたしは拗ねてた。
と、そのとき、空いた席の前に立ってらした、白髪まじりの男性が、
「ここ、どうぞ」と大きな声で、手招いてくださって。
ありがたいありがたい。ありがたかった。

と、オチにもなんないですが、
前回(⇩)がたまたま良かっただけなのか。なめたらアカンな、と思った次第です。

(あ。前回。ケガして初めて電車に乗ったら、優先座席でもないのに、ささっとお二人が席を立ってくださった。という話を書いたつもりだったが、なぜか消えてた。しつれいしました)

2017-08-14

ステッキとリズム音痴

大きな声では言えないのですが、
先週、自転車で転んで、、、(お察しのとおり、やっちゃいけない酔っ払い運転で)
靭帯損傷をやってしまい、
人生初のギプスと松葉杖生活に。

やっちまったのは左足首。
「骨折よりやっかいかも。ギプスは3週間」とのことで、、
最初のうちは、どんな動作しても「いたたたたた」で暗澹たる気持ちだったんだけど。

いえ、我ながらなかなかの回復力。結構もう大丈夫で、
松葉杖より、登山用のステッキ一本のほうが使い勝手がいいので、
このところはそちらを使ってるんですが。

慣れないもので、下手くそなのです。
傷んでいる左足を前に出すときに、ステッキつくべきなのに、
気がつけば、その反対をやってる自分に苦笑い。
つまり、大丈夫な足をかばって、傷んだ足を自立(?)させて。
意味ないでしょ。というか、ダメでしょ、それ。

で、ああこういうことあるよな、
と、(こういうの人生初のくせに)思い出したのが、
コンサートやライブに行ったときの、手拍子。

ほら、ノってきたら、手拍子するじゃないですか。
ふと気づいたら、周りの人たちと反対のタイミングで叩いていて、ハッとすることある。
のは、あたしだけですかね。リズム音痴だからですかね。昔から。
そういうとき、ハッとしたあと、アチャーと思って、シラっと直してきたのよ。

ああ。あれと一緒だわ。
と、今日も、ポストまで20メートル歩く間にステッキをつくタイミングを、変えたのだった。
誰にも見られていませんように、とちっちゃいこと思いながら。

2017-07-14

アホちゃう。

超久しぶりに、更新。
今日初めてお会いしたS社のSさんが「ブログ面白いですね」なんて言ってくださって、うれしかったから(単純)。

今月(7月)のトピックは、「作家ごっこ」したこと。
あまりにも進まない、とある原稿を前に、「環境変えたら進む」とよぎり、
「こういうときに、おすすめある?」と飯島さんに聞くと、
「⭕️温泉の⭕️ホテル」と即答が。
あ、飯島さんとは飯塚さんともいう、なが〜いおつきあいの旅行作家さん。

「ぼくの行きつけ」という飯島さんの口利きで、思い切って7泊予約。
ダンボール箱2つの資料を宅配便で送り、さっそくレッツゴーした。

それは山梨県のほう。中央線の車窓から、ぶどう畑が見えてきて、おお。
富士山も、いつもの新幹線と反対側から見えて、おお。
もう気分変わったぞ。もうするする書ける気分。

⭕️ホテルに着いて、源泉掛け流しのツルツルのお湯に入って、
ますます、もうばっちりの気分。
翌日は、2、3枚に終わり、「ま、徐々にエンジンかかるはず」。
翌々日は、1枚そこそこに終わり、「あれ? おかしいな」。
その翌日は、構成練り直しし、「これでいける、明日から」。
そしてその翌日は、「いや、きっと明日から」と思おうとするも、ぶつくさその状況のあら探し。。。

体重がめきめき1・5キロ増を確認。だって、食べて、動かないんだもん。
やっぱ、家で執筆・ときどきプール。のほうがいいかも。とかなんとか。
現地のショッピングセンターへ行き、水着を買う。

ちょうど一本、「用事あり」の連絡が入ったのをいいことに(のばせるのに)、
尻尾を巻いて、5泊で切り上げ、帰京した。

で、戻って飯島さんに報告すると、「前回、ぼくも戻ってから3週間かかったよ」って、
なんでそれを先に言ってくれなかったの。と、また人のせいにする。

⭕️温泉が悪いわけでも、⭕️ホテルが悪いわけでも、飯島さんが悪いわけでもない。
ぜんぶぜんぶあたしがダメ子だから。わかってる。わかってる。。。

「いいベンキョウできたじゃない」
と、心やさしき友人は言ってくれたが、
娘に報告すると「アホちゃう」とにべもない。

「作家ごっこ」おしまいの巻。