船着場―みずほHAPPYフォトコンテスト入賞

初挑戦となったみずほHAPPYフォトコンテスト

入賞しました。対象となったのは、2001年3月、単独卒業旅行中に訪れたラオスのコン島付近で撮影したこの一枚。

昼下がりのメコン川。物資や郵便、そして人を満載した船が小さな村の船着場に入ります。船の上で暑さにやられていた僕は、無数の目に見つめられていることに気づいて、思わずシャッターを切りました(咄嗟のことだったので、隣にいたカナダ人の肩が・・・)。こんな小さな川沿いの村では、一日一便の船が、最大のイベントなのでしょう。

5枚まで応募できたので、インド(ラダック含む)で撮影したものを中心に臨んだのですが、これはおまけ扱いで潜り込ませた一枚でした。そういうことは往々にしてよくあることなのですが、正直なところ、ちょっと意外でした。

入賞作品グランプリを見ても、最初は???と思うことも少なくなかったのですが、審査員の一人高橋ヨーコさんの

今回、個人的な審査基準として特に気をつけたことが一つありました。それは、写真を一枚だけ見たときにそこに至るまでの過程だったり、その後の心の動きみたいなものまで色々と想像できるような、あるいはしたくなるような写真を選ぶということです。

というコメントを見て、今回の選考の基準が何となく分かったような気もしました。そういえば、最初にこの写真を現像したときに、写真屋のおっさんが「良かったよ、これ」といって、タダで大判に焼いてくれたんですよね。

各賞に選ばれた写真を見ていると、旅においては、狙いすぎずに素直に、自然にシャッターを押しなさい、ということなんでしょうか(これはこれで難しい!)。
そう考えると、バックパッカーと思しき人の入賞が少ないのは、多分偶然ではないのかもしれません(ANAの客層に近いところから選んだ、というのは穿ちすぎでしょうけど)。