【告知】「知」が拡散する時代の「公」と「私」:図書館をめぐって

石けんブラザーズプレゼンツ第3弾は、トークイベント@第13回図書館総合展です。当日はモデレータとして登壇する予定です。一人でも多くの方のお越しをお待ちしています。

石けんブラザーズは、昨年の L-1 グランプリにおいて、現在の情報・知識の流通を巡る状況を「拡散する知」としてとらえ、それらへのアクセスポイントとしての図書館のあり方についてプレゼンテーションを行いました。続く石けんブラザーズ企画のトークイベント「「知」が拡散する時代のアーカイブ・キュレーション」(平成 23 年 2 月 16 日、於国立国会図書館)では、「拡散する知」の格納及び再編集のあり方についてディスカッションを行いました。これらの試みの中で、キーワードとして浮かび上がってきたのは、

という、「公」と「私」の関係性です。図書館は、「私」の蔵書を「公」のものとしたところにその起源を持ちます。しかし、そこに格納されるのは(様々なフォーマットを持つ)「私」の結晶であり、それら無数の「私」を、様々なサービスチャネルを通じて文脈に乗せて、時には「公」に還元するのは、司書という「私」です。
図書館をめぐる「公」と「私」の関係は、ソーシャルメディア隆盛の現在こそ、問い直されなければならないのではないでしょうか。
本フォーラムでは、図書館業界のみならず広く教育、メディア、アート、出版等の隣接業界の関係者をターゲットとして、次に掲げる方々をお招きしてパネルディスカッションを行います。図書館、メディア、建築、アート、アーカイブなどの視点からの一連の対話を通じて、図書館を題材に「公」と「私」の関係性を問い直し、そしてこれからの図書館のあり方を考えてみたいと思います。