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2011年07月29日

三題噺(?)から生まれた短編集☆☆

東京奇譚集
村上 春樹
新潮社(2005/09/15)
¥1,470

村上さんの今のところ一番新しい(といっても発売は2005年)短編集。
これもインタビュー集『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』からの受け売りだが、短編集を書く時に必ず何か課題を決める村上さん、この本の課題は“まったく無関係な3つの言葉を組み合わせて3日でひとつの短編を書き上げる”だったそうだ。

確かに、ちょっと不思議な独特の世界を持つ作品が多い。その辺が「3つの言葉を組み合わせる」から来ていそうだ。
だが、ちっとも不自然な感じがないのだ。するすると読めてしまう。きっと、村上さんの磨き上げられた筆力によるものだろう。

例によってテイストの違う作品がいろいろあるので、人によって好みは分かれると思う。私は『神の子どもたちはみな踊る』に収録された「蜂蜜パイ」につながるとされていた「日々移動する腎臓のかたちをした石」を楽しみにしていたのだが、それよりも最初の作品「偶然の旅人」の方が心に残った。もちろん、どれも面白かったんですが。

いきなり『1Q84』はハードルが高い、という方にはこの辺から読んでみるのもお勧めです。