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2018年08月14日

ストレス+リラックス=フロー☆☆☆☆




※ [Kindle版] はこちら

この本の著者・石川善樹さんは、東大医学部卒のお医者さん。なのに、医師らしからぬ幅広い活動をされている*1
何度か雑誌などで見かけて面白そうだなと思っていたところ、著書『疲れない脳をつくる生活習慣 働く人のためのマインドフルネス講座』があることを知った。さっそく図書館で予約したが、人気が高くなかなか順番が回ってこない。たまたま地元の図書館でこちらはすぐ借りられたので、こちらから読んでみた。

思いがけず深いテーマまで展開し、薄いのに読みごたえのある本だった。


◆目次◆
第1章 集中できないのは意志が弱いからではない
第2章 嫌いな上司を思い浮かべると仕事がはかどる?
第3章 「小さな目標」をつくり続ける
第4章 「考えるためのプロセス」を定型化する
第5章 人生100年時代の働き方

この本のテーマは「“フロー”や“ゾーン”と呼ばれる状態に、どうやって意識的に入るか」。
そんなことできるの?と思いますよね。実は、可能なのだそうだ。
石川さんによれば、フローには強いフローと弱いフローがあり、強いフロー*2は再現がむずかしいが、弱いフローなら自覚的に入れるようになるという。
オリンピックに出るならともかく、日常の仕事で集中したいというレベルなら、弱いフローで充分。


まず、フローに入るためには、いい状態で仕事を始めることが重要。そのためのポイントは3つある。

  1. 気を散らせるモノを遠ざける
  2. いやいや始めない
  3. 終わりの時間を決める(P70)

タイトル『仕事はうかつに始めるな』はここから来ている。
よく、不眠の人に「眠くなるまではベッドに入らない」「横になっても寝られなければいったん起きて違うことをする」よう指導すると聞くが、あれは寝室=不眠という不快な結びつきにならないためだそうだ。
「うかつに仕事を始めない」というのもそれと同じで、気分よく、集中できる状態で始めることが大切だという。


さらに、この本で一番驚いたのは、フローに入るにはストレスも必要だという話。
ストレスとリラックスの両方が揃った状態が、フローなのだそうだ。
小林弘幸先生の「交感神経と副交感神経が両方高いレベルの時がいい状態」というのと似ているな、と思った。

具体的には、「プレッシャーのかかる状態に身を置き、呼吸法でリラックスする」のがおすすめだそうだ。
その点では「上司に怒られた」とか「失敗できないぞ」とか「先輩に何か言われて腹が立った」という場面は、フローに入るチャンスとも言える。


とはいえ、軽いフローに入れるようコントロールするのは「ゼロをプラスに持っていく」ようなもので、やはり上級編にあたる。
もう1冊の『疲れない脳をつくる生活習慣』の方は、マイナスをゼロにする方法なので、こちらの方が、やればすぐ結果が出せるそうだ。
私は逆に読んでしまいましたが、できれば『疲れない脳をつくる生活習慣』から読むのがおすすめです。


最終章のテーマは「人生100年時代の働き方」とある。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』がブームになって以来、「人生100年時代をどう生きるか」というのがあちこちで語られるようになったが、もうひとつピンと来ない、という人も多いのではないだろうか。
この章は、それについてひとつの「解」をとてもわかりやすく説明してくれている。
なぜフローの入り方からそんな壮大な話になるのかはよくわからなかったが、もし「人生100年時代」をうまくイメージできない、もう少し具体的なことを知りたい、という人にはその目的だけでこの本を読むのもいいかもしれない。


著者によれば、どんなにがんばっても「高い集中力を発揮できるのは4時間が限界」だという。
ただ、4時間集中できる人はほとんどいないので*3この本を読んで数時間集中できるようになるだけで、大きなアドバンテージになるはず。


こんな内容なのに、装丁も女性向けのようにかわいらしく、小さくてすぐ読める本です。
脳科学系の本は苦手、という人もぜひ読んでみてください。
私のアクション:フローに入るための3つのポイントを意識する
■レベル:守 脳科学にくわしくなくても読みやすいです。 

関連記事
読書日記:『「これ」だけ意識すればきれいになる。』※小林弘幸先生の本
読書日記:『神の肉体 清水宏保』※「強いフロー」とを自ら作れる清水さんの本
※メモは近日中にUPします

*1:主な研究テーマは「リバウンドしないダイエット」だそうです

*2:たとえば、プロ野球選手が「打席でボールが止まって見える」といった強い集中状態

*3:あるデータによれば、現代人が連続して集中できる時間は2015年のデータで8秒だったという。金魚は9秒らしいので、ついに金魚以下に!

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