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「たすくま」「習慣化」「整読」「願いごと手帖」「ライフログノート」「増田式・超絶技巧入力」 ※「断捨離」はLife版に移動しました(2014.12.20)

コメント歓迎!古い記事でもお気軽にどうぞ

2018年02月12日

あなたの人生を豊かにするのは「感情」ではなく「行動」☆☆☆


※Kindle版はありません
著者・冨山真由さんのことを知ったのは、昨年末、あるネットの記事だった。
“年末に1年を振り返り、来年の目標を立てる”という趣旨のものだったのだが、説明がとてもわかりやすかった。それで、著書があれば読みたい、と検索してヒットしたこの本。
期待を裏切らない、わかりやすい内容だった。


◆目次◆
まえがき
CHAPTER 1 感情に振り回されずに、行動しよう〜行動ができなくなる理由とは〜
CHAPTER 2 自己肯定感を上げて行動力をアップしよう〜素敵な女性はなぜ憧れの存在となるのか?〜
CHAPTER 3 「行動」を「コントロールする」コツを知ろう〜自然と動きたくなるヒントを学ぶ〜
CHAPTER 4 行動を続けて「良い習慣」をつくろう〜「見える化」が継続のカギ〜
CHAPTER 5 習慣化にチャレンジしよう〜三日坊主にならないためのコツとは?〜
あとがき

冨山さんは行動習慣コンサルタントとして活躍されている。私も何冊か読んでいる、行動科学マネジメントの第一人者・石田淳さんのお弟子さん(?)に当たる人だ。


この本では働く女性向けに、自分の行動を変えて「なりたい自分」になる方法を順を追って教えてくれる。

 本書でお伝えしたいのは、「あなたの夢や目標を実現するために、ちょっとずつ『行動』に変化を起こしましょう」ということ。
 あなたの人生は行動の積み重ねです。
 言い換えれば、「行動が人生を変える」といえます(P12)。


この「ちょっとずつ」が、本当に「ちょっと」で拍子抜けする。
しかし、これは著者自身が弱点*1を克服するのに実際に使った方法なので、効果は保証済み。

目標を小さく分け、適切なゴールを決め、できたらごほうび。できなかったらペナルティ*2。これを繰り返していけば、思い描いた「なりたい自分」になれる。

「細かく分けて、できたらごほうび」というのは、本当に動物に芸を仕込むのと同じ。
そして、自分で自分をほめるのも大きなごほうびになるという。
人間も動物なんだなあ、と妙に感心した。


ゴール設定の方法にも大きなヒントがあった。
「目標を具体的にする、客観的に見られる数字にする」というのはお約束だが、ここにも落とし穴が。
たとえばダイエットをする時、目標を体重にしてしまいがち。でも、これだと思うように減らなかった時にモチベーションが下がってしまう。
ゴールの数字は「達成すること」ではなく、「行動したこと」にすればいいのだそうだ。
ダイエットで走るなら、ランニングで走った距離や時間、週に何回走ったか、などを目標にしておく。たとえば週に3回走ると決めておき、3回走れたらごほうびに好きな○○を食べるなどにすれば、習慣になりやすい。


行動するための方法は今までもいろんな本で読んできたが、このあたりの解説が具体的でとてもわかりやすい。これならすぐできそうだし、挫折しにくいと思う。


個人的には「ライバル行動」という言葉が印象に残った。

「ライバル行動」とは、身につけたい習慣と敵対する行動のこと。
たとえば、読書習慣を身につけたいなら「スマホ」「テレビ」「飲み会」などが「ライバル行動」になる。

「ライバル行動」に流されないためにどうするか、を考えられれば身につけたい習慣に近づける。
スマホに時間を侵食されないために「電源を切る」とか「物理的に手に取れない場所に置く」、などの手段はいろんなところで見てきたが、「ライバル」と考えたらわかりやすい。

自分の時間が1時間ある時、それを「身につけたい習慣」と「ライバル行動」が奪い合っていると考えれば、両方やるのは無理だし、スマホを手に取ったらあっという間に貴重な1時間を消費してしまうことがイメージできる。

「ライバル行動」という言葉が行動科学の正式な用語なのかはわからないが*3、私にとってはストンと腑に落ちる、ありがたいものだった。


組織で働く若い人が対象のようだが、紹介されている事例は管理職の男性なども出てくるので、若い女性以外にも充分役に立つと思う。
いちから行動科学のプロセスをやってみたい人にはよさそうだ。

自分を変えたいけど何からやっていいかわからない人、やり始めても続かない、挫折してしまうという人はぜひ読んでみてください。
私のアクション:TODOリストを作る時、先に「今日やらなくていいこと」を決める
■レベル:守 

関連記事
読書日記:『「続ける」技術』※石田淳さんの本


※メモはのちほどUPします

*1:人前で話すのが苦手だったそうですが、今ではセミナー講師も楽しんでされています

*2:といってもそんなに厳しいものではありません。自分で決めるので、何にするかは自由

*3:定義や語句の説明ページにはありませんでした

2018年02月11日

因果関係かどうか見抜く方法☆☆☆



※ [Kindle版] はこちら

「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法
ダイヤモンド社 (2017/02/20)
売り上げランキング: 2,934

家族が借りてきた本。タイトルだけだと興味はわかなかったが、「面白いよ」という家族のすすめで読んでみた。
ひとつ賢くなった、と思える本だった。


◆目次◆
はじめに
第1章 根拠のない通説にだまされないために
「因果推論」の根底にある考えかた
第2章 メタボ健診を受けていれば長生きできるのか
因果推論の理想形「ランダム化比較試験」
第3章 男性医師は女性医師より優れているのか
たまたま起きた実験のような状況を利用する「自然実験」
第4章 認可保育所を増やせば母親は就業するのか
「トレンド」を取り除く「差の差分析」
第5章 テレビを見せると子どもの学力は下がるのか
第3の変数を利用する「操作変数法」
第6章 勉強ができる友人と付き合うと学力は上がるのか
「ジャンプ」に注目する「回帰不連続デザイン」
第7章 偏差値の高い大学に行けば収入は上がるのか
似た者同士の組み合わせを作る「マッチング法」
第8章 ありもののデータを分析しやすい「回帰分析」
おわりに

索引
参考文献
因果推論をもっと知りたい人のためのブックガイド

「因果関係」は証明しにくい。因果関係だと思っていたが、実は相関関係だった、ということはよくある。

基本的な定義は

 2つのことがらのうち、片方が原因となって、もう片方が結果として生じた場合、この2つのあいだには「因果関係」があるという。一方、片方につられてもう片方も変化しているように見えるものの、原因と結果の関係にない場合は「相関関係」があるという。相関関係の場合、何らかの関係が成り立っているものの、因果関係はない(P26)

という。

本文中にも出てくる「保育所を増やす」ことで「働く母親は増える」という説。
因果関係があると思って国や自治体は保育所を増やすことに邁進しているが、実は研究結果では増えていなかったという。


因果関係をきっちり調べようとしたら、「○○していたら」と「○○していなかったら」という状況(=反事実)を同時に作り出し、それを比較しなければならない。
しかし、それはほとんどの場合不可能だ。

そこで登場するのが「因果推論」という方法。
さまざまな加工により、「反事実」に近い状態をデータの上で作り出し、比較するという方法だ。
それを解説してくれるのがこの本だ。

各章ごとに違う手法を紹介してある。
共通した設定として「全国展開のジュエリーショップを経営する企業の広報部長が、広告を出すことで得られる成果をどう検証するか」というテーマがあり、さまざまな切り口で「因果推論」の考え方を学べるようになっている。


因果関係を知っておくと、どういうメリットがあるのか。

……私たちが何か行動を起こすときには、けっこうなお金や時間がかかることが多いということを忘れてはならない。因果関係があるように見えるが、実はそうではない通説を信じて行動してしまうと、期待したような効果が得られないだけではなく、お金や時間まで無駄にしてしまう。そのお金や時間をきちんと因果関係に基づいたことに用いれば、よい結果が得られる確率ははるかに高くなるだろう(P10)。

つまり、失敗や無駄な行動を減らすことができるのだ。


著者の中室氏は教育経済学者、津川氏は医師であり医療政策学者。
この本で例として挙げられているものがほぼ教育と医療分野なのは、著者のバックボーンによる。

著者は「ビッグデータ」についても警鐘を鳴らしている。

「ビッグデータ」が流行語となる現代、データを用いた分析は氾濫している。しかし、データはそれのみでは単なる数字の羅列にすぎない。データを用いた分析を「どう解釈するか」ということが極めて大切だ。相関関係を示しているにすぎないデータ分析を、因果関係があると誤認してしまうことは誤った判断のもとになる(P184)。


専門用語がたくさん出てきてややむずかしいところもあるが、入門書なのでできるだけ理解しやすく書かれている。
これは本当に因果関係なのか、ただの相関関係ではないのかと疑ってみるだけでも、失敗を減らせる。自分で判断するために、こういうリテラシーは持っていた方がいいと思う。
統計学を学んでいる人以外にも、たくさんの人に読んでほしい本です。
私のアクション:因果関係のように書いてある文章を読んだら、「本当に因果関係なのか」考えるくせをつける
■レベル:守

関連記事
読書日記:『コトラーが教えてくれたこと』※この本の帯を書いている西内啓さんの本*1
※この本のメモはありません

*1:本当は『統計学が最強の学問である』のリンクを貼りたかったんですが、読書日記を書いていませんでした

2018年02月01日

2018年1月に読んだ本

冊数は意識したので、今までよりは多く読めたものの、やはり読書日記が……状態になっております。
もうひとつ、「もしかして書けない原因はこれかな?」と思いついたことがあるので、今月から試してみています。
結果は来月のお楽しみ、ということで。

とにかく読書日記を書きたい!がんばります。

yasukoの本棚 - 2018年01月 (16作品)
陸王
池井戸潤
読了日:01月03日
評価4



寂しい生活
稲垣えみ子
読了日:01月19日
評価4

2018年01月19日

不便な生活で自由が増える?☆☆☆☆

寂しい生活
稲垣 えみ子
東洋経済新報社(2017/06/16)
¥ 1,512




※ [Kindle版] はこちら

寂しい生活
東洋経済新報社 (2017/06/16)
売り上げランキング: 43,018

家族が借りてきた本。稲垣えみ子さんのことは、以前報道ステーションでお見かけした時に髪型のインパクトがすごすぎて覚えてしまい、今でもコラムなどを見かけたら読んでいる。
なので、電気代が月に200円行かないような、ものすごいミニマムライフを送られていることは知っていた。
ただ、なぜそうしたのか*1、どういう経緯でそこに至ったのかを知りたいと思っていたので、喜んで読んだ。

手に取った時には予想もしない、ものすごく深い気づきの本だった。


◆目次◆
はじめに
1 それは原発事故から始まった(アナザーワールド)
2 捨てること=資源発掘?(掃除機、電子レンジ……)
3 嫌いなものが好きになる(暑さ、寒さとの全面対決)
4 冷蔵庫をなくすという革命(たいしたことない自分に気づく)
5 所有という貧しさ(果てしなき戦いの果てに)
6 で、家電とはなんだったのか(まさかの結論)

ご存じの方も多いと思うが、稲垣さんは元朝日新聞記者。もちろんそれは知っていた*2
ただ、3.11の時に大阪本社にいらっしゃったことはこの本で初めて知った。

自らが「原発がなくても大丈夫」と言えなければ説得力がない、と最初の目標は「電気代の半減」だったそうだ。
これは、関西電力が日本で最も原発依存度が高い電力会社で、当時50%を超えていたことによる。

半減のため、はじめは苦労と我慢で節電する。辛い。苦労する割には減らないので、稲垣さんはあまり使っていない掃除機を手放してみる。
次には電子レンジ。そうやって“便利な家電”を捨て、不便になるかと思ったら、違ったという。
なくても困らないどころか、生活が豊かになっていったというのだ。
たとえばエアコンをやめたことで、ちょっとした日陰に涼しさを感じるようになったり、秋の気配や春のおとずれを肌で感じるようになったという。
ずっと掃除が嫌いだと思っていたが、掃除機を捨てて箒とちりとりにしたら喜々として掃除するようになり、「嫌いなのは掃除ではなくて掃除機だった!」というエピソードも。


この「家電を手放していくプロセス」最大の山場は冷蔵庫だ。さすがに、冷蔵庫なしの生活は勇気がいる。稲垣さんご自身も命がけだったそうだ。
しかし、冷蔵庫をやめたことで、「今を生きる」に目覚めるからすごい。

 冷蔵庫をなくし、買い物の楽しみを奪われ、ふと気づいたのだ。
 もしや、これが「今を生きる」ということではないだろうか。
 将来(これから使うウキウキ食材)も、過去(買い置いておいたとっておきの食材)もない日々を、私は生きている。それは確かにつまらない。なぜつまらないのかというと、夢がないからだ。身もふたもない(人参と厚揚げしか買えない)「ちっぽけな今」を生きるしかないからだ(P136)。
※「人参と厚揚げ」は、その日食べる夕食のおかずに買った材料


そしてその気づきは、人生にも及ぶ。

……つまらない日々は、一方で心安らぐ日々なのである。
 慣れてくると、今日の献立だけを考える買い物はシンプルで迷いがない。お金もかからない。余分な食材の一切ない台所は実にすっきりしている(P136)。

 妙な話だが、私は冷蔵庫をなくして以来、ものを腐らせるということがほとんどなくなった。必要十分なものしか買わないから、いや買えないからである。
 考えてみれば、これまでアレヤコレヤの夢を冷蔵庫の奥にため込んで、どれほど腐らせてきたことか!それは私の人生も同じだったんじゃないだろうか?あれこれの夢をため込んではほったらかしにして、次々と腐らせてきたんじゃないだろうか?そんな暇があったら、今できることをシンプルに、とことんやり尽くせばよかったのではないだろうか(P137-138)?



実際には、ご飯を鍋で炊いておひつで保存すれば腐らないし、野菜が余ったらベランダで干せば長期保存もでき、結局は冷蔵庫がない時代=江戸時代の食卓に近づいていく。

「今を生きる」は宗教家をはじめいろんな方が繰り返し言われているが、実際にやるのはなかなかむずかしい。それが、冷蔵庫がなくなることで、否応なしに実感できるなんて、衝撃だった。そして、それが人生への考察にもつながるとは。


この体験を通じて、稲垣さんは「家電は本当に家事を楽にしてくれていたのか?」「便利を追求することは、本当に人を幸せにしてきたのか?」と問いかける。
「便利」というのは、何もしなくていいことを追求すること。それは行き着くと「寝たきり社会」なのではないか。
私たちは「新しいものを買うことが便利で豊かになることだ」と信じて来たが、実は違っていたのかも、と思う。
稲垣さんは、今は家事を楽しくやっているという。確かに面倒だけど、それをできるだけカットしたいとは思わないそうだ。


一番印象に残ったこと。
「物をたくさん持つのが幸せで素晴らしいこと、だからたくさん稼いでたくさん買わなければ」と思う。すると、仕事をする時間が「重要で価値のある時間」になり、それ以外の家事や生活にかける時間は「無駄な時間」に二分される。生きていくために必要なことを「無駄な時間」と嫌い、減らすことばかり考える。
それは正しかったのだろうか?という問いは私の心に刺さった。


今の生き方をちょっと考えたくなる本です。
私には電気代半分カットもアフロヘアもできませんが、もっといろんなものを削ぎ落とした生活ができる気がしてきました。
もちろん、稲垣さんもこの生活を人にすすめようとは思わない、と書かれていますが。

着地点はまったく違うものの、先日読んだ勝間和代さんの本にも通じるところが多いと思います。
ミニマリストに憧れている、という人はもちろん、来し方行く末を考えたい、という時期に来ている方はぜひ。
私のアクション:    
■レベル:離 ※かなり現実離れはしています…

関連記事
読書日記:『2週間で人生を取り戻す!勝間式汚部屋脱出プログラム』


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

*1:3.11の原発事故がきっかけ、ということはどこかで読んで知っていました

*2:テレビでお見かけした時はまだ退職前だったので

2018年01月08日

ロジカルな「片づけ」の方法☆☆☆☆



※ [Kindle版] はこちら

このブログを昔から読んでくださっている方は、私が以前「カツマー」だったことはご存知かもしれない*1
ずいぶん遠ざかっていたが、去年、勝間さんが実は一時期「汚部屋」に住んでいて、経済理論を使ってそこから脱出した、という記事をネットで読んだ。その記事がとても面白かったのだ。
この本があることもわかったので、読んでみたいと思って図書館で予約、ようやく順番が回ってきた。

私にとって背中を押してくれる、とてもいい本だった。


◆目次◆
はじめに
第1章 私が「断捨離」に目覚めた理由
第2章 捨てて得られる現世ご利益
第3章 まずはマインドを変える!
第4章 成功のための基本ルール
第5章 何を残して、何を捨てるか?初級篇
第6章 何を残して、何を捨てるか?中級〜上級篇
第7章 リバウンドしない生活習慣
第8章 汚部屋脱出で、行き詰まった人生も回りだす
おわりに
付録 勝間式 汚部屋脱出プログラム書き込み式シート

勝間さんはほぼひとりでお子さん3人を育て、家事も仕事も完璧にこなしていたイメージだったので意外だったが、片づかなくなってきたら「引っ越すことで強制的にものを減らしてリセットする」をくり返してきたのだそうだ。
今のお住まいはすぐに引っ越したくない事情があるそうで、そうこうするうちに片づけの“ティッピングポイント”を超えてしまったそうだ。
――こんな風に、さまざまな経済学や心理学といった専門用語で説明されているので、そういう分野が好きな人にとっては理解しやすい。


勝間さんによれば、捨てられない心を作る「3つの罠」というものがある。

  • 「ものぐさの罠」
  • 「バッチ処理の罠」
  • 「サンク・コストの罠」

「ものぐさの罠」は、「ラクをしたい」というものぐさな気持ちから、「便利グッズなどを買うだけで満足して何もしない」*2という、ものが増えるだけのパターンに陥ること。
「バッチ処理の罠」は、「まとめてやった方が効率的で経済的だ」と思い込んでいること。
「サンク・コストの罠」は、使っていないのに「買った時高かったから」という、購入時点の価値に縛られて手放せないこと。

私に一番刺さったのは「バッチ処理の罠」。
バッチ処理というのはシステム用語で、もともとコンピューターの性能が低かった時代にその都度処理することができず、まとめて処理していた方法だという。
CPUの性能が上がった今は、逐次処理(=リアルタイム処理)が当たり前になっている。
片づけでも買い物でも、実はその都度サッとやってしまった方が速いし効率的だ、というのが勝間さんの主張。
今はやりの「買い物は週に一度まとめて」というのも、本当に買ったものをすべて使い切っているか疑問だという。検証してみたら、実は廃棄しているものも多いのでは、と書かれていた。

確かに、まとめてやろうとすると大変でうんざりするし、だんだん手が回らなくなって放置、という悪循環を招きやすい。食材のまとめ買いも苦手なので、そういう考え方もあるんだ、とホッとした。
勝間さんは洗濯も食洗機をかけるのも、まとまった量になるのを待たず、すぐにやってしまうそうだ。
逐次処理することによって、数を持たなくてすむ、というメリットもある。


片づける場所の順序も独創的だ。「簡単で効果実感が高い場所から」がいいそうだ。
つまり

  1. 自分が長く過ごす場所、目につく場所(=効果を感じやすい)
  2. 目的のはっきりしている場所(=ものの要・不要の判断が簡単)
  3. もの自体が少ない場所・狭いスペース(=すぐに終わるので簡単)

という、3つの条件を兼ね備えた場所から優先して始めるとうまく行きやすいという。勝間さんは寝室から始めたそうだ。


この本の「2週間」というのはあくまで目安で、「1日目にここ、2日目にはここを片付ける」といったワークブックのような作りではない。
それは、人によってかけられる時間も気になる場所も違うからだ。
ただ、こんな風に具体的な順序も提示してあるし、ルールとおおまかなガイドラインは書いてあるので、自分なりに工夫しながら取り組める。

基本はとてもシンプル。

 とにかく、やることはひとつで、

・活躍しているものたちには、もっとお金とスペースを配分し
・活躍出来なかったものたちは、捨てるか、活躍先を探す

という当たり前のことです(P27)。



印象に残ったのは、精神面の効用。
汚部屋にいると、自己肯定感が下がるそうだ。

 汚い部屋に住んでいる最大のリスクは、「自分を信じられなくなる」ことだと思います。要は、自己管理が出来ない、という事実を常に目の前に見せ続けられるわけです。これは、象さん(感性)に毎日、毎日、じわじわ効いてきます(P158)。

※ここでいう象さんとは無意識のことで、「象使い(=意識)が象さんをコントロールしているが、象使いは象さんのすべてをコントロールできるわけじゃない」というたとえと思ってください。

なので、片づいた部屋に住み、思い立ったらさっと家事ができることで、幸福度が上がるという。勝間さんご自身は2割ほど上がったと感じるそうだ。
収入を2割上げるのは大変だが、きれいな部屋にいて家事がストレスなくできるようになるだけで、幸福度は簡単に上げられるのだ。


久しぶりに読んで思い出した。勝間さん、なんとなく理屈っぽいイメージ(すみません)なのに、実は文章はとても読みやすい。しかも、ご自身のことも偉ぶらずに素直に書かれているので、読んでいて楽しかった。
やはり体験から書かれた本は説得力が違う。これならできそう、と思えた。

合理的なことが好きな人にはきっかけになる本。ピンと来た方はぜひ読んでみてください。
私のアクション:もったいない本舗*3に回収を予約する♪
■レベル:離 



以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。
※後日UPします

*1:「年収10倍」というカテゴリーはその名残りです

*2:ダイエット食品・フィットネス器具などは、ここに訴えかけるように作られているものが多いそうです

*3:不要になった本・CD・ゲームなどを買い取ってくれるサービスです。サイトはこちら

2018年01月01日

2017年12月に読んだ本

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

先月は「12月ってこんなに慌ただしかったっけ」というドタバタぶり。あんまり数が読めてないな、という感覚はあったものの、いざふたを開けたらわずか9冊。しかも、読書日記は1冊も書けず…申し訳ありません。
体調が悪かったわけでもなく、大掃除に力を入れた訳でもないのに、なぜ*1


DaiGoさんの片づけの本は、いきなり購入して読み、「これで片づかなければ一生片づかない!」と自分に最後通牒を突きつけたくらい刺さる本でした。
今年はこの本に沿って片づけをしようと思っています。年末から少しずつものは減らしているのですが、まずは読書日記を書かないと。

読めても読書日記が滞る、というパターンは結局解決しないまま年が明けてしまったので、今年はいい流れを作るのが目標です。
DaiGoさんの本は「好きなこと・やりたいことに時間とお金を集中させるために片づける」というテーマで、私の場合は読書と読書日記(=このブログ)は“好きでやりたいこと”だと自覚が持てました。
片づけるうちにこのブログにかける時間は増やせるはず。そのためにも、片づけがんばります。


yasukoの本棚 - 2017年12月 (9作品)

*1:ひとつ思い当たるのは、パソコンのある部屋がものすごく寒くて、冬は「長い時間居たくない」と思ってしまうことでしょうか…

2017年12月01日

2017年11月に読んだ本

先月は、月末に駆け込みで読んで何とか10冊。フルマラソン出場*1と、翌週は別の大会に出場した友人や家族の応援に走り回っていたので、数が少ないのはまあ仕方ない。
内容が「暮らし編」に偏ってしまったのは、予約の順番によるもので、自分ではコントロールできないところが辛い。ただ、知的興味が湧く本と半々くらいの方が読むのも書くのも楽しいので、もう少し予約の時に工夫します。

あいかわらず、簡単に書ける本から読書日記をUPしてしまい、大物を残すクセは変わっておりません…すみません。ここもちょっと改善が必要ですね。
UPできたらまたお知らせします。


先月後半にまとめて予約の本が回ってきた反動で、今月はあまり図書館の本が期待できません。
この機会に積ん読本を読むか、古典的な本を借りて読むかして、数があまり減らないよう努めます。

yasukoの本棚 - 2017年11月 (10作品)

*1:無事3回目もゴールできました!