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2018年01月08日

ロジカルな「片づけ」の方法☆☆☆☆



※ [Kindle版] はこちら

このブログを昔から読んでくださっている方は、私が以前「カツマー」だったことはご存知かもしれない*1
ずいぶん遠ざかっていたが、去年、勝間さんが実は一時期「汚部屋」に住んでいて、経済理論を使ってそこから脱出した、という記事をネットで読んだ。その記事がとても面白かったのだ。
この本があることもわかったので、読んでみたいと思って図書館で予約、ようやく順番が回ってきた。

私にとって背中を押してくれる、とてもいい本だった。


◆目次◆
はじめに
第1章 私が「断捨離」に目覚めた理由
第2章 捨てて得られる現世ご利益
第3章 まずはマインドを変える!
第4章 成功のための基本ルール
第5章 何を残して、何を捨てるか?初級篇
第6章 何を残して、何を捨てるか?中級〜上級篇
第7章 リバウンドしない生活習慣
第8章 汚部屋脱出で、行き詰まった人生も回りだす
おわりに
付録 勝間式 汚部屋脱出プログラム書き込み式シート

勝間さんはほぼひとりでお子さん3人を育て、家事も仕事も完璧にこなしていたイメージだったので意外だったが、片づかなくなってきたら「引っ越すことで強制的にものを減らしてリセットする」をくり返してきたのだそうだ。
今のお住まいはすぐに引っ越したくない事情があるそうで、そうこうするうちに片づけの“ティッピングポイント”を超えてしまったそうだ。
――こんな風に、さまざまな経済学や心理学といった専門用語で説明されているので、そういう分野が好きな人にとっては理解しやすい。


勝間さんによれば、捨てられない心を作る「3つの罠」というものがある。

  • 「ものぐさの罠」
  • バッチ処理の罠」
  • 「サンク・コストの罠」

「ものぐさの罠」は、「ラクをしたい」というものぐさな気持ちから、「便利グッズなどを買うだけで満足して何もしない」*2という、ものが増えるだけのパターンに陥ること。
「バッチ処理の罠」は、「まとめてやった方が効率的で経済的だ」と思い込んでいること。
「サンク・コストの罠」は、使っていないのに「買った時高かったから」という、購入時点の価値に縛られて手放せないこと。

私に一番刺さったのは「バッチ処理の罠」。
バッチ処理というのはシステム用語で、もともとコンピューターの性能が低かった時代にその都度処理することができず、まとめて処理していた方法だという。
CPUの性能が上がった今は、逐次処理(=リアルタイム処理)が当たり前になっている。
片づけでも買い物でも、実はその都度サッとやってしまった方が速いし効率的だ、というのが勝間さんの主張。
今はやりの「買い物は週に一度まとめて」というのも、本当に買ったものをすべて使い切っているか疑問だという。検証してみたら、実は廃棄しているものも多いのでは、と書かれていた。

確かに、まとめてやろうとすると大変でうんざりするし、だんだん手が回らなくなって放置、という悪循環を招きやすい。食材のまとめ買いも苦手なので、そういう考え方もあるんだ、とホッとした。
勝間さんは洗濯も食洗機をかけるのも、まとまった量になるのを待たず、すぐにやってしまうそうだ。
逐次処理することによって、数を持たなくてすむ、というメリットもある。


片づける場所の順序も独創的だ。「簡単で効果実感が高い場所から」がいいそうだ。
つまり

  1. 自分が長く過ごす場所、目につく場所(=効果を感じやすい)
  2. 目的のはっきりしている場所(=ものの要・不要の判断が簡単)
  3. もの自体が少ない場所・狭いスペース(=すぐに終わるので簡単)

という、3つの条件を兼ね備えた場所から優先して始めるとうまく行きやすいという。勝間さんは寝室から始めたそうだ。


この本の「2週間」というのはあくまで目安で、「1日目にここ、2日目にはここを片付ける」といったワークブックのような作りではない。
それは、人によってかけられる時間も気になる場所も違うからだ。
ただ、こんな風に具体的な順序も提示してあるし、ルールとおおまかなガイドラインは書いてあるので、自分なりに工夫しながら取り組める。

基本はとてもシンプル。

 とにかく、やることはひとつで、

・活躍しているものたちには、もっとお金とスペースを配分し
・活躍出来なかったものたちは、捨てるか、活躍先を探す

という当たり前のことです(P27)。



印象に残ったのは、精神面の効用。
汚部屋にいると、自己肯定感が下がるそうだ。

 汚い部屋に住んでいる最大のリスクは、「自分を信じられなくなる」ことだと思います。要は、自己管理が出来ない、という事実を常に目の前に見せ続けられるわけです。これは、象さん(感性)に毎日、毎日、じわじわ効いてきます(P158)。

※ここでいう象さんとは無意識のことで、「象使い(=意識)が象さんをコントロールしているが、象使いは象さんのすべてをコントロールできるわけじゃない」というたとえと思ってください。

なので、片づいた部屋に住み、思い立ったらさっと家事ができることで、幸福度が上がるという。勝間さんご自身は2割ほど上がったと感じるそうだ。
収入を2割上げるのは大変だが、きれいな部屋にいて家事がストレスなくできるようになるだけで、幸福度は簡単に上げられるのだ。


久しぶりに読んで思い出した。勝間さん、なんとなく理屈っぽいイメージ(すみません)なのに、実は文章はとても読みやすい。しかも、ご自身のことも偉ぶらずに素直に書かれているので、読んでいて楽しかった。
やはり体験から書かれた本は説得力が違う。これならできそう、と思えた。

合理的なことが好きな人にはきっかけになる本。ピンと来た方はぜひ読んでみてください。
私のアクション:もったいない本舗*3に回収を予約する♪
■レベル:離 



以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。
※メモは近日中にUPします

*1:「年収10倍」というカテゴリーはその名残りです

*2:ダイエット食品・フィットネス器具などは、ここに訴えかけるように作られているものが多いそうです

*3:不要になった本・CD・ゲームなどを買い取ってくれるサービスです。サイトはこちら

2011年03月03日

記憶の仕組みを知って効率よく暗記する☆☆

記憶力を強くする (ブルーバックス)
池谷 裕二
講談社(2001/1/19)
¥ 1,029

ノーベル賞に最も近いと言われている脳科学者・池谷裕二さんが2001年に出した本。鹿田尚樹さんが薦めていた*1ので、図書館で借りて読んでみた。

ブルーバックスは主に科学を扱う新書で、中高生向けとも言われている。そのためか、記憶力を高めるための脳の仕組みがかなりわかりやすく書かれている。といっても、記憶するコツは“学校卒業後”についてもくわしく説明されているので、大人でも役に立つ。


よく“脳細胞が減るので歳を取るほど記憶力は悪くなる”といわれるが、著者によればそれは間違いなのだそうだ。記憶力よりも、加齢とともに意欲が下がることが大きな要因になっているという。
このような「常識の間違い」をただしながら、希望が持てるさまざまな話が展開する。


ただし、この本を手に取った人が最も読みたい内容は第6章「科学的に記憶力を鍛えよう」まで待たなければならない。5章まではひたすら脳の機能の話なので、そういうジャンルが苦手な人には少し辛いかもしれない。5章までの内容が6章の前提になっているため、いきなり6章を読んでもむずかしそうだ。ななめ読みでも5章まで目を通したいところ。
私は脳科学系の話が好きなので抵抗なく読めたが、著者の書く文章は頭のいい人独特の難解さがあり、好みが分かれそうだ。


個人的には、参加していたビジネスセミナーの主催者が著者の学外弟子だそうで、聞いたり読んだりした内容がこの本で深く理解できたので面白かった。
また、よく「ティッピングポイント」とか「ブレイクスルーの法則」と言われる“ある時点で爆発的に成果が出る”しくみは、実は「べき乗」というもので説明できることがわかったので、それだけでも読んだ価値があった、と思った。それがわかっていれば、何かをやり始めてすぐに成果が出なくても辛抱できる。


効率よく記憶したり、身につけるにはコツがある。そのコツを知っているのと知らないのとでは結果が大きく変わってくる。がんばっているのに結果が出ない、という人はぜひ読んでみてください。
私のアクション:忘却曲線を考え、復習する機会を増やす

関連記事
読書日記:『海馬』
読書日記:『単純な脳、複雑な「私」』

以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。

刺激の多い環境は記憶力を強くする(P35)

…できれば刺激の多い環境で、常に脳を活気づけることがよいと思います。もしそれが無理であれば、積極的に周囲の出来事に興味を持ち感覚のアンテナを張り巡らせましょう。それはおのずと海馬を活性化させ、記憶力の向上につながるのです。

シータ波を有効に使う(P82)

記憶力を高めたければ、覚えたいものに興味を持ってシータ波を発生させ、海馬をより強く活動させるよう心がければよいのです。

海馬の顆粒細胞を増やすには(P88)

※顆粒細胞の増殖能力が高い方が記憶力が強くなる
…顆粒細胞の増殖を高める因子として、適度に体を動かすこと(ランニングなど)や軽いダイエットなどが知られています。反対に増殖を低下させる要因としては、心身へのストレスや麻薬などが挙げられています。

なぜ歳を取ると記憶力が低下するのか(P191)

歳を取ると、しばしばものごとに対する情熱が薄れてきます。ひとつのことに集中できなくなります。感動も薄くなってきます。すると、記憶力はてきめんに低下します。じつは、歳を取って記憶力が落ちたように錯覚してしまう最大の原因はここにあるのです。…常に環境の刺激に対して敏感になり、海馬にシータリズムを作るだけの緊張感を保ち続けなければ記憶力は増強しません。

ものごとの奥にひそむ真理を発見すること(P198)

が、学習にとって重要なのです。法則性を見抜くこと、そして、法則性を見つけ出す能力が必要なわけです。…理解していなければ、仮に覚えたとしてもまったく役に立ちません。理解するということは、自分なりに消化するということです。

声に出して覚える(P200)

語呂合わせにもコツがあります。ただ見て覚えるのではなく声に出してみるということです。なぜなら、目の記憶より耳の記憶の方が心に残るからです。
(中略)
…長い歴史進化で、動物は目よりもむしろ耳をよく活用してきたわけです。したがって、歴史が長い分、耳の記憶は目の記憶よりも強く心によく残ります。

忘却曲線を考慮に入れた復習スケジュール(P208)

科学的に最も能率的な復習スケジュールは、まず1週間後に1回目、次にこの復習から2週間後に2回目、そして、最後に2回目の復習から1カ月後に3回目、というように、1回の学習と3回の復習を少しずつ間隔を広くしながら2カ月かけて行うことです。そうすれば、海馬はその情報を必要な記憶と判断してくれます。

学校卒業後の学習のコツ(P208)

本人が意識していなくても、学校の授業にはそれなりの復習効果があります。ですから、学校を卒業したあと、何かものごとを習得したいと考えている人は、くり返し学習をするという習慣を身につける必要があるでしょう。

失敗したら「後悔」ではなく「反省」(P214)

大切なことは、失敗して「後悔」することではなく、失敗して「反省」することです。失敗を次に活かせることが、曖昧な記憶をする(ファジー率の高い)人間の脳の素晴らしいところなのです。

学習手順を踏んで覚える(P214)

一見、遠回りに感じるかもしれませんが、しっかりと学習手順を踏んだ方が失敗の数も少なくてすみます。ですから、いきなり高度なことに手を出すよりも、基礎を身につけてから少しずつ難易度を上げていった方が、結果的には早く習得できるのです。
(中略)
授業に頼らず何かを独学で習得しようとする人は、学習手順には慎重に気を配った方が賢明です。

まずは大局を理解する(P214)

一般にものを習得する時には、まずは大局を理解しておくことが大切です。はじめは細部を気にせず、大まかに理解するのです。細かいことは、その後で少しずつ覚えていったらよいのです。
(中略)
とにかく、大まかに似ているものを区別せず一緒にまとめてしまうのが記憶の性質ですから、はじめは区別できなくても当然です。それは決して恥ずかしいことではありません。わからなくても気後れする必要はありません。手順さえきちんと踏めば、誰でも、いずれ細部まで理解できるようになるのです。

脳は使えば使うほど性能が向上する(P216)

…ひとつのことを記憶すれば自然と、他のことの法則性を見出す能力も身につくというわけです。つまり、記憶には相乗効果があるのです。したがって、多くのことを記憶して使いこなされた脳ほど、さらに使える脳となります。

*1:『10分間リーディング』読書日記はこちら

2006年05月19日

藤沢メソッドの真骨頂

夢をかなえるオーダーメイドの方法

夢をかなえるオーダーメイドの方法

私は藤沢優月さんのファンだ。本も何冊か読んだし、手帳も使い始めて3冊目になる。「まいにち60%の法則」なんてコロンブスの卵だと思う。

「藤沢メソッド」というのは今私が勝手にそう呼んだだけだが、この本は藤沢さんの時間の使い方、どういう人生を送るのかという考え方をしっかり教えてくれる名著だと思う。もちろん手帳術の本や手帳のワークと同じことが書いてあるのだが、まとめてきちんと読むのもいいなあと思った。
手帳を買ってみたけどもうひとつ使いこなせない、という人にもいいと思う。自分が目指すのがどこなのか、今どういう船に乗っているのかがよくわかる。

以下は私のメモなので興味のある方はどうぞ。

人生は夢をかなえるための旅

この本には「アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)」が出てくる。人生もこの少年の夢をかなえる冒険の旅と同じかもしれない。もう一度読んでみよう。

 なぜなら、夢はあなたの魂に栄養を送るものだからです。空腹は食べ物で満たせても、魂の空虚感はなくなりません。あなたのスピリットはそのことを知っている。だから、頭に思い描いている夢と現実のギャップに苦しい思いをするのです。

quality of life(人生の質)

日本人の多くは人生のほとんどを仕事に費やし、自分のためには残った時間しか使っていない。でも、藤沢さんはそんな生き方ではなく、ヨーロッパの人たちのように「仕事も大切だけれど、仕事はあくまで人生の一部。人生にはもっと大切なことがたくさんあるのよ」というライフスタイルが本当は自然なんじゃないかと考えた。
たとえば家族/自分の世界/仕事/世の中と関わることがほぼ等分。確かにそんな人生は理想。なるほど、私はそういう人生が手に入れたいんだ。

幸せな時間を今すぐ生き始める

一生という時間を使って、夢を生きてゆくことは、タマネギの皮をむいてゆくことに似ています。「夢がかなった!」「女優になった」「ミュージシャンになった」「本が出た」でも、かたちのある成功は「得た!」と思った瞬間に手をすり抜けていってしまいます。まるでタマネギの皮が次から次へとむかれてゆくように、かたちあるものはすぐに去ってしまうのです。(中略) まず自分のことを「好き」と思えれば、一緒にいるのが楽しくなる。そして「今、ここ」に自分といるのが楽しくなったからこそ、夢に向かって一緒に手を取り合えるのです。なんだかまるで、禅問答みたいですね。
人生を生きるのを、好きなことの上でやるか、嫌いなことの上でやるかの違いは大きい。もちろん、好きなことの上でやれた方が豊かです。
 でも、いつか虹が出るのを待つのではなく、最初から虹が出やすいところに自分を連れて行ってあげる。「今、ここ」に穏やかなパラダイスを作るために、今すぐできることを尽くすのです。すぐに去ってしまうタマネギの皮に幸せを託すのではなく、皮むきのプロセスを好きになりましょう。すると、今すぐにでも幸せになれます。

「先天の気」と「後天の気」

「先天の気」と「後天の気」、これは中国の「気」の考え方の一部です。人間の気は2つの部分で出来上がっていて、「先天の気」は生まれた時にもらったもの。
一方で「後天の気」とは、毎日の食事や休息、楽しく穏やかな時間や宇宙、大地からもらう「気」のこと。
この先天・後天の2つをあわせて「気」と呼ぶそうです。
毎日セカセカ生きていて、心が安まるヒマがない時。食べるものにもぞんざいになり、目の前の予定に振り回されてしまう時。エネルギーがどんどん漏れいてるような気がします。こんな時はまず「後天の気」、出し入れ可能な気が放出されているそうです。ところが、あいかわらずせかせかして、休むヒマも気を補うヒマもないと、だんだんと後天の気のストックが尽きてくる。すると、体はあなたを支えるために、先天の気に手をつけてしまうのです。
しかし、ここで問題が。「先天の気」とは虎の子貯金みたいなもので、これに手をつけてしまうと体が機能しなくなってくる。事故にあったり燃え尽きたり、病気になってしまうのです。
つまり、健やかに生きる上でベストなのは、先天の気を使わなくていいように、後天の気を充実させておくこと。仕事を楽しみ、休み、笑い、自然の中に出かけてゆき……。まるで「癒された」と感じることと共通しているようで、おもしろいですよね。

「まいにち60%の法則」の考え方

藤沢さんのお師匠さんの考え方。

「まいにち60%の法則」で生きるのは、ママチャリに乗っているようなもの。ペダルを止めてもチェーンはから送りされるので下り坂ではタイヤが勝手に走ってくれる。疲れたらペダルをこぐのをやめればいい。どこまでも自分のペースで走れるので、周りの景色を楽しみながら旅が続けられる。

競輪用自転車は言わば「120%の力を出す用」の自転車。足はペダルに固定され、チェーンのから送りはなし。足とチェーンが遊びのないように動くため、車輪が回れば回るほど早くこがなければならない。体を鍛えに鍛えた選手が試合という短い時間、特殊なコースの中で全力を出し切るために作られた特殊な自転車。

競輪用の自転車に乗っていないだろうか。それで毎日フル出力で疾走しなければならないと思い込んでいないだろうか。人を120%まで駆り立てる原因は「不安」。

人生は短距離走ではない。「一生」という長い距離を、景色を楽しみながら走る旅。落ち込んだり焦っている時も60%で走り続けるには自分を信じる強い力が必要。「不安」という気持ちに打ち勝たなければならない。
だが、勇気を持って60%に速度を落としてみると今までには見えなかった生きていることの素晴らしさが心に届く。

自分の内なる声を聞く

自分の中には声があるが、藤沢さんは3つあるという。
ひとつめは裁くの大好きな声。超ネガティブなことをささやく。
ふたつめは超ポジティブな声。
ふたつめの声を自分の声として聞いてしまう人が多いが、実はひとつめとふたつめは表裏一体、正体は同じなのだとか。
みっつめの「本当の直観の声」は、ひとりになって静かな場所で、リラックスして待つと聞こえてくるそう。超ポジティブと超ネガティブの闘いがすんで、頭も体も落ち着いた頃聞こえてくるのがそれ。

なんとなくひらめいたり、思ってもみなかった方法を突然思いついたり、ずっと忘れていた人の名を思い出したりという方法であらわれるかもしれない。錬金術師の言う「魂が急に、宇宙の流れに侵入する」状態が起こっているそうだ。

そういう声を聞くために「灯台の時間」が必要ってこと。

「戦うか逃げるか反応」を解除するには

昔、人間が生きて行くには危険がいっぱいだった頃の名残で、危険を察知すると生き延びるために身体にアドレナリンが駆けめぐり緊張する。これは逃げるために当然の反応。でも、緊張しっぱなしだと身体のアンテナは機能できなくなってしまう。緊張したなと思ったらほぐすことが必要。身の危険を感じることは今はあまりないが、常にストレスにさらされているのは身体に緊張を強いることになる。

そのため、意識的に身体をゆるめることが必要。
歩いてみるとか「灯台の時間」の他にいいのは、植物を育てたり、部屋の掃除をしたり、料理を作ったり、わたしたちが「もし時間があればやるのに」と言って、効率のいい生活のために泣く泣く切り離している多くのこと、そして古来から女性が愛し続けたことは、身体のためにとても必要なのだ。

夢の見つけ方

これも藤沢さんの師匠の言葉。
「自分が持っているリソース(資源)から探すのがいいわよ。もう当たり前と思っているぐらい、詳しくて楽しく思えることがいいわよ」
当たり前すぎて、持っていることにすら気づかない、そういうところに自分の探す夢はあるのだそうだ。

因数分解のあとは

細かく分解した夢のかけらをスケジュール帳に落とし込む。
スケジュールに空き時間に
「英語を勉強する時間」
「きれいな雑誌を読む時間」
「カフェで留学についてじっくり考える時間」
とスケジュールしてしまう。
楽しいことを毎日少しずつ、がポイント。

詰め込みすぎのデメリット

スケジュールをいつもいっぱいに詰め込んでしまうデメリットは、忙しいこと自体ではないそうだ。一番破壊的なこと、それは「いつも追われている」という心理的な負担。やってもやっても仕事は減らない。だからもっと早く!ギリギリ進行の仕事はだいたいパニックで綱渡りをしているような心境。そういう人の自己イメージは「仕事って大変。わたしは仕事をちゃんとできたためしがない!」
こんなメッセージをずっと与え続けていたら、一体自分をどんな風に考えるようになるだろうか。

人は自分で決めた通りの人になる。だから一番大切なのは、あなたが自分自身を信頼できることなのだ。

ブーメランの法則

1のていねいな仕事は5の信頼を連れて帰ってきてくれる。しかし、1の雑な仕事は10の厄介ごとを連れて帰ってくる!忙しい時ほど、意識的にていねいに仕事をする。その結果、ミスなく仕事が片付くし、実は一番早かったということにもなる。

結果よりもプロセスにポイントを置く

失敗は失敗として受け入れるが、それを「自分を責める道具」として使うのではなく、ちょっとだけ視点を変えて冒険の一部と考えてみる。
現実をしっかりと生きながらも、自分のことを「賢者の石を探す冒険者」として見てみる。プロセスを楽しむ冒険者になれば失敗はたちまち立派な勲章。

表の目標、影の目標

「大きな目標を立てる時には、影の目標も一緒に立てる」これだけで世界観が変わる。達成したい本来の目標=表の目標の他に、「とにかく楽しむ」とか「自分を出す」とか、プロセスそのものも楽しめる影の目標も決めておく。
それが達成できれば自分をほめる。そうすればすべてが成功になる。

失敗こそ最良の経験

成功より失敗の方がたくさんの学びを与えてくれる。その学びを吸収するのが「反省」という行為。失敗すること、反省することが怖くなくなった時大きな翼を手にしたのと同じ。
反省は、またひとつ新しいことを学べたと自分をほめてあげるチャンス。
この発想の転換で、どんなに激流のターニングポイントでも、新しい世界にチャレンジしてゆく勇気が持てる。

冷静に判断できるのは3日後

3日後日記をつけてみる。
「今この瞬間」は気持ちが舞い上がっていて本当に感じていることがわかりづらいので、心が落ち着いた3日目にも日記を書く。
その日思ったことを書いておき、隣のページに3日後の日付を書いておく。3日後になったらそのページを書く。

記録し、さらに3日の間を空けると、3日前の自分の動きを冷静に観察できるので、さまざまなサインや心の揺れが手に取るようにわかる。

目標を達成したら

どんなに小さなことでも、目標を達成したら自分にご褒美をあげる。
さりげないけど、目標の大きさに合っているもの。

書類整理が終わったら、夜はとびきりのバスソルトを入れてゆっくり入浴。
ワインを飲んで1時間読書。

目標を達成したら、大まじめにご褒美をあげる。ちゃんとバスソルト入りの風呂を味わい、ワインを飲んでゆっくりする。目標を達成して、大切に扱われているという幸せな感触をかみしめること。
自分との信頼関係をちゃんと築くことが大切。

情報の取捨選択法

藤沢さんはどんな情報化ということと同じくらい「誰が言ったか?」を大切に考えているそう。
情報を発信した人が信頼できて、感じのよい人ならオッケー。豊かな気持ちになるから採用。それ以外は雇ったスフィンクスに食べてもらう。
また、「正しい人」よりも「豊かな人」から受け取るようにしているそうだ。

この世界は奇蹟に満ちたワンダーランド

人は信じたものになるし、目の前には思ったものがあらわれる。
「自分がほしいのは、こういう質の情報」
「こういう人から、こんなタイミングでほしい」
そう決めるだけで、不思議と誰かがピッタリの情報を連れてきてくれる。なぜなら
それはあなたがそう決めたから。宇宙という巨大なくもの糸にオーダーしたからだ。
そんな奇蹟を生きた方が豊かで楽しい。

ネガティブなサイクルにいる時は

頭を低くしてひたすら逃げる!そんな時はいつもより多くのトラブルのネタを踏みがちで、リスクも被害も数倍になる。大きいのを踏む前に逃げる。
逃げた時間は自分のために使うのがいい。
人生という時間には、人智では計り知れないサイクルがある。そんな時の「逃げるが勝ち」。これを古代の人々は『勇気ある撤退』と呼んでいた。

グレー時間をターンするには

ティッピングポイント」とは「積み重なったものがあるポイントに来ると大転換する」こと。
うちへうちへ向かうグレー時間にこそ、新しいティッピングポイントを目指す。
こういう時こそひとりになり、心の声を聞く。グレー時間で埋まっていた場所を本当に好きなことを一人きりでする時間に差し替えてみる。ワクワクリストを見てやりたかったことをやってみる。


少しずつグレー時間を好きなことの時間に変えて行く。その量が少しずつ増えるとある日突然、大転換の魔法が起こる。これがティッピングポイント

超ネガティブな声が聞こえたら

今この瞬間から、全く違う未来を選択できる。

恐れの声をノートにメモして、太陽の下にさらしてしまう。恐れの声は正体をつかまれるとサラサラと消えてしまう。
今まで自分を守ってくれた古いやり方は、新しいステージでは足かせになってしまうかもしれないのでそっと手放す。

風が吹き始めたら、少し恐ろしくとも身を任せる。風に逆らうのをやめると楽に歩けるし、遠くへ行けるから。

夜明け前が一番暗い

あなたがもし、「どうにも乗り越えられない」と思うくらい濃い闇の頂きにさしかかったら、乗り越えられない試練は、あなたにもわたしにも与えられないことを思い出してください。濃い闇への恐怖のあまり、「これはわたしには無理!」のサインと取り違えて、ターンして戻ってしまわないように。
 真っ暗な闇の中で、まるでほふく前進しているような気持ちの時。状況が一気に進んでくれず、苦しい状況の中にとどまらなくてはならないのには理由があります。それは、来たるべき光の重さに耐えられるだけの、強い筋力をつけるため。
今のわたしは、そのことがとてもよく理解できます。
暗闇は、もっと明るい光に備えるための「高地トレーニング」のようなもの。もっと明るい光に備えて、もっと高みに登るために、身体を強くしておかなければならないのです。
暗闇という高地では、酸素も薄く、身体は重く感じられるかもしれません。でも、暗闇という高地トレーニングを乗り越えると、まるで生まれ変わったみたいに身体が軽い。まばゆいばかりに輝く光が訪れても大丈夫です。あなたはまたひとつ上のステージへと、自信を持ってジャンプできる力を身につけたのです。