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2018年02月12日

あなたの人生を豊かにするのは「感情」ではなく「行動」☆☆☆


※Kindle版はありません
著者・冨山真由さんのことを知ったのは、昨年末、あるネットの記事だった。
“年末に1年を振り返り、来年の目標を立てる”という趣旨のものだったのだが、説明がとてもわかりやすかった。それで、著書があれば読みたい、と検索してヒットしたこの本。
期待を裏切らない、わかりやすい内容だった。


◆目次◆
まえがき
CHAPTER 1 感情に振り回されずに、行動しよう〜行動ができなくなる理由とは〜
CHAPTER 2 自己肯定感を上げて行動力をアップしよう〜素敵な女性はなぜ憧れの存在となるのか?〜
CHAPTER 3 「行動」を「コントロールする」コツを知ろう〜自然と動きたくなるヒントを学ぶ〜
CHAPTER 4 行動を続けて「良い習慣」をつくろう〜「見える化」が継続のカギ〜
CHAPTER 5 習慣化にチャレンジしよう〜三日坊主にならないためのコツとは?〜
あとがき

冨山さんは行動習慣コンサルタントとして活躍されている。私も何冊か読んでいる、行動科学マネジメントの第一人者・石田淳さんのお弟子さん(?)に当たる人だ。


この本では働く女性向けに、自分の行動を変えて「なりたい自分」になる方法を順を追って教えてくれる。

 本書でお伝えしたいのは、「あなたの夢や目標を実現するために、ちょっとずつ『行動』に変化を起こしましょう」ということ。
 あなたの人生は行動の積み重ねです。
 言い換えれば、「行動が人生を変える」といえます(P12)。


この「ちょっとずつ」が、本当に「ちょっと」で拍子抜けする。
しかし、これは著者自身が弱点*1を克服するのに実際に使った方法なので、効果は保証済み。

目標を小さく分け、適切なゴールを決め、できたらごほうび。できなかったらペナルティ*2。これを繰り返していけば、思い描いた「なりたい自分」になれる。

「細かく分けて、できたらごほうび」というのは、本当に動物に芸を仕込むのと同じ。
そして、自分で自分をほめるのも大きなごほうびになるという。
人間も動物なんだなあ、と妙に感心した。


ゴール設定の方法にも大きなヒントがあった。
「目標を具体的にする、客観的に見られる数字にする」というのはお約束だが、ここにも落とし穴が。
たとえばダイエットをする時、目標を体重にしてしまいがち。でも、これだと思うように減らなかった時にモチベーションが下がってしまう。
ゴールの数字は「達成すること」ではなく、「行動したこと」にすればいいのだそうだ。
ダイエットで走るなら、ランニングで走った距離や時間、週に何回走ったか、などを目標にしておく。たとえば週に3回走ると決めておき、3回走れたらごほうびに好きな○○を食べるなどにすれば、習慣になりやすい。


行動するための方法は今までもいろんな本で読んできたが、このあたりの解説が具体的でとてもわかりやすい。これならすぐできそうだし、挫折しにくいと思う。


個人的には「ライバル行動」という言葉が印象に残った。

「ライバル行動」とは、身につけたい習慣と敵対する行動のこと。
たとえば、読書習慣を身につけたいなら「スマホ」「テレビ」「飲み会」などが「ライバル行動」になる。

「ライバル行動」に流されないためにどうするか、を考えられれば身につけたい習慣に近づける。
スマホに時間を侵食されないために「電源を切る」とか「物理的に手に取れない場所に置く」、などの手段はいろんなところで見てきたが、「ライバル」と考えたらわかりやすい。

自分の時間が1時間ある時、それを「身につけたい習慣」と「ライバル行動」が奪い合っていると考えれば、両方やるのは無理だし、スマホを手に取ったらあっという間に貴重な1時間を消費してしまうことがイメージできる。

「ライバル行動」という言葉が行動科学の正式な用語なのかはわからないが*3、私にとってはストンと腑に落ちる、ありがたいものだった。


組織で働く若い人が対象のようだが、紹介されている事例は管理職の男性なども出てくるので、若い女性以外にも充分役に立つと思う。
いちから行動科学のプロセスをやってみたい人にはよさそうだ。

自分を変えたいけど何からやっていいかわからない人、やり始めても続かない、挫折してしまうという人はぜひ読んでみてください。
私のアクション:TODOリストを作る時、先に「今日やらなくていいこと」を決める
■レベル:守 

関連記事
読書日記:『「続ける」技術』※石田淳さんの本


※メモは近日中にUPします

*1:人前で話すのが苦手だったそうですが、今ではセミナー講師も楽しんでされています

*2:といってもそんなに厳しいものではありません。自分で決めるので、何にするかは自由

*3:定義や語句の説明ページにはありませんでした

2017年11月05日

「あな吉手帳術」で、家も片づく!☆☆☆☆☆

フセンと手帳で今度こそ、家が片づく
須藤ゆみ
朝日新聞出版 (2017/04/07)
¥ 1,296


※ [Kindle版] はこちら

フセンと手帳で今度こそ、家が片づく
朝日新聞出版 (2017/05/19)
売り上げランキング: 23,925

ネットで見かけて「『フセン』と『手帳』で片づけできる?こんなに私に合う方法があるなんて!」と興奮しながら図書館で予約した本。
手に取って気がついた。この本はあな吉さんこと浅倉ユキさん監修の本だった。
つまり、あな吉手帳の進化版というか、あな吉手帳を片づけに特化したもの。

あな吉手帳をやめてしまった私は複雑な気持ちになったが、読んでみたらぐいぐい引き込まれた。


◆目次◆
はじめに
片づけフセン術のここがすごい!
プロローグ 片づかない本当の理由
PART 1 片づけフセン術の極意
PART 2 魔法の片づけフセン術・実践編
PART 3 ずーっと片づいた家をキープするコツ
PART 4 フセンでみんなが動く!家族の片づけ
体験談 片づけフセン術で部屋も収納もスッキリ!
監修者のひと言
あとがき

著者の須藤ゆみさん(通称すどゆみさん)は、当然あな吉手帳術ディレクター講師でもあり、整理収納アドバイザー1級もお持ちの人だ。
もともと片づけは苦手だったが、結婚後このままではいけないと思い整理収納アドバイザーの資格を取得。家はいったん片づいたが、出産後片づけまで手が回らなくなり、家が荒れ放題になった、というエピソードは強烈だ。
いくら片づけのノウハウを知っているプロでも、片づけなければ散らかるのだ。当然のこととは言え、衝撃を受けた。


そんな汚部屋を脱出できたのは、あな吉手帳術を知ったからだという。

 私はこの段取り術に出合ったことで、毎日の家事や仕事がスムーズに回り始め、時間管理も上手になり、やりたいこともサクサク実現できるようになりました(P18)。

さらに、「この段取り術が全部片づけにも生かせる!」と気づいたそうだ。

「忙しくて片づけている時間がない」と思っていたけれど、仕事や家事と同じように、「片づけ」という作業も、しっかりスケジュールに落とし込んでいければいいということがわかりました(P18)。

つまり「あな吉手帳術」は“フセンと手帳で行う段取り術”であり、それを片づけに応用したやり方がこの本に書いてあるのだ。


片づけをはじめ、タスクを実行するのに最も重要なのは「細分化」。フセン+手帳の組み合わせは細分化し、それをスケジュールに落とし込むのに最強のツールになる。
この本では「細分化」に特に力を入れて解説してある印象だった。実際に行動するには、行動できるようにタスクが細分化されていなければならないからだ。
著者によれば細分化のコツは、「フセンに書くTODOは、1枚をやりきれる量にする」こと。

あな吉手帳術の本に「おばけフセン」というワードがあるが、それは「いつまでもはがせない」=実行できず手帳に残ってしまうフセンのこと。
この本にも登場する「おばけフセン」は、つまり適切に細分化できていないフセンなのだ。
ここに書いてある細分化の方法をしっかりやれば、おばけフセンを撲滅できそうだと感じた。


また、「まとまった時間ができたらやろう」という考え方は、現代人には無理、と断言してあったのも新鮮だった。現実的ではないという。それなら、スキマ時間にできるところまで細分化しておき、ちょこちょこと片づける方が前に進める。なるほどなあ、と納得した。


「目標設定」についてもわかりやすい。まず「ゴール地点(理想像)」を決めるのだが、ここを具体的に答えられる人は少ないのだそうだ。
「あなたにとって片づけのゴール地点は?」とたずねると「きれいな家にしたい」「リビングをスッキリさせたい」といった、漠然とした答えが返ってくることがほとんど。

そこで「具体的な答を導き出す」ために著者が考え出したのは「困っていること、ストレス」を書き出し、ひっくり返す方法。
例)
× 「クローゼットを片づけたい」
○ 「クローゼットが散らかっていて、毎朝着たい服が見つからない」

スタート地点 「クローゼットが散らかっていて、毎朝着たい服が見つからない」
ゴール地点  「毎朝着たい服がすぐ見つかるクローゼットにしたい」


一番印象に残ったのは次の言葉だった。
「リバウンドはちょい置きから始まる」
ひとつだけならいいだろう、ちょっとだけならいいだろう、という油断があっという間にまた散らかる原因になるのだそうだ。
さらに、「ちょい置きしてしまいやすいもの」というのは、決めた「住所」が合っていないというヒントにもなるという。
この考え方は私にはなかったので、これならリバウンドしかかっても、プラスにできそうだ。


これならできるかも、というのが読後の感想だった。
さすがは片づけが苦手で汚部屋出身の人だ。かゆいところに手が届く内容。わかりにくい、むずかしい部分を徹底的に「細分化」してある。

記事には書けなかったが、他にもいろいろな工夫がたくさん。本もカラーで読みやすく、とてもわかりやすかった。
ちゃんと取り組むには、ぜひ買って始めてほしいと思い、☆5つにした*1


あな吉さんが監修されていることもあり、「あな吉手帳術」の入門編としても使えそう。
ただ、私はあな吉手帳術をしばらく実践していたこともあってすんなり納得できたが、「あな吉手帳術は初めて」という人がこの本を読んでどこまで手帳を使いこなせるかは未知数。

「片づけたい!」が最優先の人はこの本から読んで、よくわからないと思ったらあな吉さんの本を読む、という順番で読めばいいと思います*2

私のアクション:「あな吉手帳術」を再開する♪
■レベル:離 「片づけの本」としては変わったアプローチなので。
関連記事
読書日記:『人生が輝く!主婦のための手帳術』


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

『フセンと手帳で今度こそ、家が片づく』メモ

よく使うカテゴリ(P34)

・外出のついで
・スマホ、パソコンでやること
・夫のいる時にやること→「夫がゴキゲンな時」もおすすめ
・家で5分以内でやれること
・家で時間がある時
・考えること

フセンに書くTODOは、自分がやりきれる量にする(P46)

細分化と言われてもピンと来ない場合は、「そこを片づけるには、実際にはどんな作業が必要になるか」で考える。
「一番最初にやる作業は何だろう?」とリアルにイメージして、ひとまず最初の一歩目だけをフセンに書き出すのがコツ。

時間に追われている現代人は、“まとまった時間”ができるのを夢見るのではなく、スキマ時間でちょこちょこ片づけていくのが、結局一番の近道P50)

「モノの適量」を決めるには、新生活をイメージする(P66)

今は何も持っていない状態だと思い、これから1個1個買い足して新生活を始めるとして考える。

モヤモヤ気になっていることはそのままにしない(P76)

リアルなシチュエーションを想像したり、調べられることはフセンに書いてさっさと調べてしまう。
例)著者はなかなか来客用の布団が処分できなかった。レンタル布団があることは知っていたが、なかなか一歩が踏み出せないまま。
「レンタル布団の知識がないから決断できないんだ!」と気づいた著者は「レンタル布団について調べる」とフセンに書き、やることシートの【パソコンでやること】のカテゴリに貼っておいた。

パソコンを立ち上げたついでにレンタル布団を検索し、「いざとなったらレンタルでいいや!」と納得できたので、布団を手放せた。

「そのうち…」ではなく、フセンに書く(P78)

観たいDVDがいつまでも観られないのは、存在を忘れてしまうから。
「○○○のDVDを観る」とフセンに書き、手帳に貼っておく。「そのうち」ではなく、しっかりスケジュールに組み込んでしまう。
やることシートに【家で時間がある時に】というカテゴリを作り、そこに貼っておいてもよい。

何度もフセンが視界に入っても実行されずにいるなら、大して観たくない時。その時は潔く手放す。
フセンの粘着度が落ちてはがれるようになったら、ちょうどいいあきらめ時かも。

捨てるモノを探すのではなく、残すモノを選ぶ(P80)

まず先に全部出して、その空間を空っぽにする。
捨てるんじゃない。本当に必要なモノ、大事なモノを選び取る。
(中略)
空っぽになったスペースに今後も使うモノだけを戻していく作業だと、不思議と1つひとつちゃんと吟味する。

たとえタダであっても、一度自分の所有物になったモノを捨てる時は、ものすごい決断がいる(P87)

まだ使えるモノを捨てるというのはとても心が痛むし、エネルギーが必要な作業。だったら、最初からもらわないこと!

使い回しフセンを作る(P90)

著者は月末はサンプルを使う日と決めて、週間ページの月末に「化粧品サンプルを使う」という使い回しフセンを貼っている。

使い回しフセンの例
・レシートの整理(毎晩)
・名刺の整理(月1回)
・カバンの中の整理(週1回)
・ホコリを払う(週1回)
・古紙をまとめる(月2回)
・観葉植物の水やり(週1回)
・お金を下ろす(月1回)

リバウンドは「ちょい置き」から始まる(P120)

今日から「ちょい置き禁止令」を発令しよう。まずは、「1ヵ月だけちょい置きしない!」と心に決めてみる。たとえば、テーブルの上だけ、キッチンのカウンターだけ、になど。

頭では「ちょい置きしちゃいけない」とわかっていても
・いつもそこらに置いてしまうモノ
・いつも本来の住所に戻せないモノ
は、「住所」が悪い可能性がある。
どこだったら、戻しやすく、出しやすいかをもう一度考える。

*1:電子書籍の購入を検討中です

*2:具体的なノウハウを知るにはこの本がおすすめですあな吉さんの主婦のための幸せを呼ぶ!手帳術 カラー実践版 (別冊すてきな奥さん)

2017年10月30日

『毎日が充実している人の手帳&ノート術』メモ

行動記録は夜、ブログは朝と分けている/竹内智香(ソチ・スノーボード銀メダリスト)(P8)

心身の疲れが蓄積している夜は、ブログやメールを書かないのがルール。朝のフレッシュな気持ちで前日を振り返り反省しつつ、“今日はこうしよう”と改善案を考える方が前向きでいられる。

ストレスのない生活のために、夜は脳をリラックスさせていい睡眠を得るのがモットー。その日のできごとを手帳に書き写して振り返るだけにとどめ、反省や改善案を考えるのは翌日に。

まず休みの予定から手帳に書き込む/陰山英男(立命館大学教授)(P22)

そうすることで、限られた時間で成果を出そうという意欲が高まる。結果的に1日の生産性が高まる。
(中略)
できれば、睡眠時間もしっかりと予定に組み込みましょう。

使った時間の色分けで自分時間を確保(P23)

水色は勉強、ピンクは習い事と決め、その色で線を引いておく。色分けすることで、自分の時間を取れているか一目瞭然。

オフの時間のToDoリストでダラダラ防止(P37)

手帳のマンスリーにプライベートのToDoリストを書きはじめてから、オフ時間をダラダラ過ごすことがなくなった。

マンスリーの予定の横に、出費の予定も書いておく(P42)

「飲み会5000円」などと書いておくと、あらかじめ月単位で調整しやすい。

アイデアはウィークリーのメモ欄に書く(P72)

いつ頃思いついたかは意外に覚えているので、その日の欄に書き留めていると、あとで見つけやすい。

2017年07月21日

人生だってリストで変えられる☆☆☆



※ [Kindle版] はこちら

ネットで見かけて面白そう、と思い、図書館で借りて読んでみた。
オーソドックスな内容だったが、リストの作り方や使う時のポイントがおさらいできてよかった。


◆目次◆
はじめに――リストがわたしの人生を変えた!
第1章 さあ、リストで自分の人生を取り戻そう!
第2章 リストの定番! ToDoリストをつくろう
第3章 ToDoリストを使ってビジネスで成功する!
第4章 夢をかなえるためのリストいろいろ
第5章 リストを使えば、家庭もうまくいく!
第6章 人づき合いもイベントもリストにお任せ!
第7章 人生をアウトソーシングしよう!
第8章 今すぐ、デジタルで行こう!
おわりに――最後のリスト
巻末付録 あなたにもきっと役立つリスト

著者はアメリカのTVプロデューサー。職業柄、チェックリストは欠かせないという。
ある時、引っ越しをするためにチェックポイントをリスト化して持っていったところ、いい物件を契約できたことから、仕事以外にも「チェックリスト」を使うようになり、今では「リストマニア」を名乗るまでに。

チェックリスト好きのバイブル『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?』も登場するので、チェックリスト本の基本はほぼカバーしていると思う。

仕事には使えても、日々の生活にチェックリストをどう使うのかがむずかしいところだが、著者の工夫を見せてくれるので参考になる。
問題は、この本がアメリカ人向けであり、日本人の生活にはあまりフィットしていないこと。巻末にきっかけとなった引っ越しリストを始め、さまざまなリストの例を載せてあるのだが、あまりピンと来ないものが多かった*1

これだけスマホが普及した時代なので、デジタルで使えるリストアプリも複数紹介してくれている。併用することも可能だそうだ。
ただ、著者自身は手書きすることが好きで、毎日のリストはノートに書いている。
読みにくくなったらこまめに書き直す、手で書く方が脳の助けになる、という言葉が印象に残った。


今までチェックリストはたくさん作ってきたが、なかなかうまく使いこなせなかった。
日々をシンプルにするためにリストを作り、使うんだなという当たり前のことに気がついた。
著者によれば、ありとあらゆることはリストにできるという。自分の性格の問題点をリスト化し、少しずつ克服した人の例も出ていた*2

すでにリストを使いこなしている人にはもの足りないかもしれませんが、基本的なところから見直したい、うまく使っている人の方法を知りたい、という人には役に立つはずです。
私のアクション:書き込みが増えてリストが読みにくくなったら、こまめに書き直す
※いい書評記事があったので参考に貼っておきます。
ポーラ・リッツォのリストマニアになろう! の書評――徳本昌大の書評ブログ!毎日90秒でワクワクな人生をつくる。
■レベル:守

関連記事
読書日記:『しないことリスト』
読書日記:『「仕組み」仕事術』


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

『リストマニアになろう!』メモ

TODOリストの作り方「5つのステップ」(P56)

1.ひたすら書き出す
2.リストを整理する
やらなければならない多くのことがわかったら、リストを整理する。仕事、家庭、子供、娯楽というように、種類別に中身を分ける。生活の領域ひとつひとつについて専用のリストを作る。

たいていの場合、私はそれぞれの項目にふさわしい場所にリストを置いている。仕事のリストは職場のデスクの引き出しに、家庭に関するリストは我が家のデスクの引き出しにある。リストがどこにあるか、どんな種類のことが書いてあるか、把握しておく。

3.優先順をつける
4.リストを書き直す
著者はリストにたくさんの項目がごちゃごちゃ載っているのが苦手。リストが雑然としてくると作り直す。

5.何度でも繰り返す

物事を覚えておくには、手でものを書く方が、ただ入力する場合よりも脳の助けになる(P72)

ノートの左下の隅に「待機中の項目」として余白を取っておく(P79)

もし作業の途中で邪魔が入ったら、何をしているところだったかを素早くメモする。そうすれば、また取り掛かれる時間になった時、作業していたところへ間違いなく戻れる。

「今日中に全てをやり遂げるなんて無理」と悟ってから、人生が変わった(P130)

*1:海外ウエディングリストが役に立つ人がどのくらいいるんでしょう。しかも目的地がカリブの島とか

*2:できたら、もう少しく書いてほしかったが、さらっとしか触れてなくて残念です

2017年06月03日

『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』メモ

スタンフォード大学の学生が成功する秘訣は「失敗を厭わない姿勢」(P12)

「すべての経験から学習する」という哲学が根づいていて、成功の階段を上っていくためには「リスクを取ること」「居心地のいい領域から抜け出すこと」「失敗に前向きであること」が不可欠。

「完璧にやらない」ことが、すべてをこなす秘訣(P27)

生産性を上げる一番のコツは、計画的になったり、時間管理をしたりすることではない。何かをやり遂げるために「こうあらねばならない」といった杓子定規なやり方でやるのではなく、自分らしく仕事をすることを許してあげる。
私は、物事をやり遂げる上で邪魔になる「自分の癖」を受け入れ、その癖を利用する方法を学んだ。
・夜型なので、「朝に大事な仕事をこなそうとする」ことをやめた。
・「仕事を受けすぎる」という自分の性格も受け入れている。

人間は「忙しい」方が幸せを感じる(P29)

たとえ本人が望む以上に強制的に忙しくさせられても、人間は忙しい方が幸せに感じる。

「生産的先延ばし」で効率を上げる(P30)

※スタンフォード大学哲学科名誉教授ジョン・ペリー氏から著者が学んだこと
ToDoリスト」の中に負担に感じる難題がひとつあると、他の「やらなければならないこと」が輝いて見える。もっとも気がかりに感じていること以外のタスクを「休憩(ブレーク)」と位置づけ、やるべきことを終わらせる“絶好のモチベーション”と考えればいい。

タスクをこなした評価方法を変える(P33)

「その日のToDoリストをすべて完璧にこなしたかどうか」で自分を評価するのではなく、「ToDoリストが自分の生き方を反映しているかどうか」「自分が貢献したいことを反映しているToDoリストかどうか」で評価してみる。

「創造性」とは“心の状態”である(P51)

「創造性とは、ある人が持っていたり、欠けていたりする『才能』や『個人的気質』ではない。創造性とは『心の状態』であって、その状態にアクセスするには、助けが必要だ」
→そのために、創造性が豊かだった時にしていた姿勢を再現することで、その時の記憶が呼び覚まされて、“今の創造性”にアクセスする助けになる。

「定番のポーズ」を決めて、成果を上げる(P52)

著者は創造的な仕事をする時に「床に横たわる」動作を行い、画学生だった当時と同じスケッチブックにフェルトペンを使って書く。

体の姿勢や物理的環境を変えることで、マインドセットは変えられる(P54)

妬みの感情をプラスに変えるルール(P203)

・妬みは「欲しいものを示すサイン」だと知る
→妬みの感情を抱くと、「自分が本当に欲しいもの」が明確になり、その「欲しいもの」をエネルギッシュに追い求め、ふだんなら尻込みしてしまうようなチャンスに挑戦する勇気が湧いてくることもある。妬みという「強い感情」を持ったことこそが、「あなたがそれ、もしくはそれに似たものを作り上げることができる」証明。この真実に気づけば、「自信喪失」「敵意」という2つの“妬みの感情が持つもっとも悪い効果”から解放されやすくなる。

不安はエネルギーに変えられる(P223)

「不安は活力を与えてくれるものだ」と考えることを選択すれば、燃え尽き症候群を防げる。

リスポン大学の研究で、学生たちにある知能テストを行った。
テストを受ける前、1つのグループは「不安を感じたら、自分が(このテストで)ベストを尽くす気持ちになるように、その不安を利用するようにしなさい」とアドバイスを受けた。
ありふれたアドバイスを受けたもうひとつのグループに対し、このグループの学生は、ほとんど疲れを感じなかった。
彼らが不安を「抑えるべきもの」としてではなく、「利用できるエネルギー」として捉えることを選んだ結果、疲れ果ててしまうことはなかった。

不安やイライラを感じたら、それを「ワクワクする」という興奮として解釈する(P226)すると、より自信にあふれ、準備が整ったように感じやすい。

「45分単位」で作業し、「15分」は楽しいことをする(P245)

※著者が学生時代参加したワークショップで聞いた言葉
「…どんなに時間が足りないと思っても、『45分単位』で作業をしなさい。そして1時間のうち15分は必ず、楽しいことや、心の肥やしになるようなことをしなさい」

ストレスとつき合うためのルール(P263)

ストレスから逃げない
・ストレスを避けようとする人は、不安や気分の落ち込みを感じやすい
・ストレスを避けられないのは「普通のこと」と考える

「思いやり」には3つの要素がある(P291)

※「スタンフォード 思いやりと利他心の研究教育センター」による定義
・相手のニーズ(要求・要望)を満たし、苦難に配慮すること
・相手を思いやり、強い関係を築くこと(相互依存の気持ちを持つこと)
・相手の必要を満たし、苦しみを軽減させ、幸せになるためにサポートすること

2017年02月15日

人生を加速させるPDCAの技法☆☆☆☆

鬼速PDCA
冨田 和成
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2016/10/24)
¥ 1,598


※ [Kindle版] はこちら

鬼速PDCA
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2016/10/24)
売り上げランキング: 478

去年、ネットで見かけて面白そうと思い、調べてみたら図書館の予約待ちの人数がすごかった。
あきらめてそのままになっていたところ、家族が借りてきたので喜んで読んだ。かなりの力作で読みごたえがあった。


◆目次◆
はじめに
1章 前進するフレームワークとしてのPDCA
2章 計画初級編:ギャップから導き出される「計画」
3章 計画応用編:仮説の精度を上げる「因数分解」
4章 実行初級編:確実にやり遂げる「行動力」
5章 実行応用編:鬼速で動くための「タイムマネジメント」
6章 検証:正しい計画と実行の上に成り立つ「振り返り」
7章 調整:検証結果を踏まえた「改善」と「伸長」
8章 チームで実践する鬼速PDCA
おわりに

付録 鬼速PDCAツール
10分間PDCA記入例

著者は野村證券を経て独立。入社1年目からトップの成績を上げる、と目標を定めてほぼそのとおりの成果を上げてきたという。その助けになったのがこの「鬼速PDCA」だ。

著者がPDCAを始めたきっかけは大学3年生の時の就活セミナーだそうで、そこから試行錯誤を繰り返して練り上げたもの。著者は「まったくの我流」と書かれているが、ビジネス書に書かれているさまざまなメソッドが取り込まれ、この通りできれば人生が加速しそうだ。

 PDCAが「前進を続けるためのフレームワーク」である限り、それを、高速を超える「鬼速」で回し続けることで、会社、部署、そして個人が圧倒的なスピードで成果を出し続けることができる。さらに、前進していることを実感することで自信が湧き、モチベーションにドライブがかかり、さらにPDCAが速く回る。
 これが鬼速PDCAの真髄である(P4-5)。

著者はビジネスだけでなく、人生全般にこの手法が使えると書いている。
もともと、人は無意識にPDCAを回しているのだという。好きな女性をデートに誘うのでも、ランチをどこに食べに行くかを決めるのでも、実はPDCAを使っているのだとか。
だから、この技法を磨けば、ありとあらゆることに速く結果を出す人になることも夢じゃない。

 PDCAは対象を選ばない。
 上司や部下との関係を良くする、日々の時間の使い方の無駄をなくす、人脈を増やす、プレゼン技術を高める、交渉力を強化する、家族サービスの質を高める、恋愛上手になる、趣味で上達するでもいい。
(中略)
 ゴールを定め、そこへの最短距離を探りながら前進を続けるための原動力となるのがPDCAである。個人レベルで、そしてプライベートな目標でも積極的に活用できるのである(P30)。


もちろんメインは仕事で使うことだが、単なるマネージメント手法として捉えがちなPDCAを、著者はビジネススキルとして考えるよう提案している。

「PDCA力」をビジネススキルとして考えたらどうだろうか?
(中略)
 PDCAは対象を選ばない。どのような業界、どのような業種であっても応用できる。これほど万能なビジネススキルは存在しないと言っていい(P23)。

このように、著者が使っている「鬼速PDCA」は、一般的なPDCAよりも深く、濃いものだと言える。


印象に残ったのはPDCAのAが「ACTION」ではなく「ADJUST」ということ。調整して、また次のサイクルを始める。
また、毎回Pから始めなくてもいいし、きっちり最初に計画を立てておけば(=P)、Aを経て次のD、となるのがいいPDCAなのだそうだ。
こんな風に、著者が試行錯誤を続けて洗練された方法なので、「PDCAなら知ってるよ」という人にこそ読んでもらいたい。


付録として出版社のサイトから鬼速PDCAのためのシートがダウンロードできるようになっている。
その中に、原田隆史先生の講演を聞いて作ったというチェックシートがあった。
著者は「実践」できる人なのだ。
本を読んでもそこから行動に移し、習慣化できるのはわずか5%と聞いたことがある。
それができる人だったから、これだけ結果を出し続けているのだ、と感じた。

個人的には、「DOとTODOの違い」というところが、チャンクダウンの重要性をいろんな本で説かれても実行できなかった弱点をクリアできそうでありがたかった。


KGI、KPIなど略語が多かったり、この本ではこういう意味で使う、と定義される用語が多かったり(ラップタイムなど)、ちょっととっつきにくい点もある。
また、PDCAを順番に教えてくれる作りにはなっていないので、いざやろうと思ったらどこを見ていいかわからない、になりそうなのが気になった。

例はすべて、組織の場合と個人の場合の両方が出ているのでわかりやすい。
ただ、組織の場合は要素が増えるので、まず個人で取り組んでみるほうがやりやすそうだ。


人生を高速化したい人、充実させたい人は必読です。
私のアクション:DO→TODOに噛み砕くことを意識して計画を立てる
■レベル:破 手取り足取り、のマニュアル本ではないので「破」にしました。 
関連記事
読書日記:『大人が変わる生活指導』※原田隆史先生の本。著者が野村證券時代に聞いた講演は、この本の内容に近かったのでは、と思います。


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

『鬼速PDCA』メモ

PDCAの5割は計画で決まる(P32)

人が不安や疑問を感じ、歩みを止めてしまう理由は3つしかない(P43)

・「自分はどこへ向かおうとしているのか?」(ゴールが見えない)
・「果たして今の努力は意味があるのだろうか?」(道が見えない)
・「この方法のまま続けていていいのだろうか?」(手段が見えない)

実行する時は自信満々で、検証する時は疑心暗鬼で。これがPDCAの基本(P55)

定量化されたゴールKGI(P63)

Key Goal Indicator
本来は定性的な目標であっても、それを数値化し、具体的に把握しやすい状態に置き換える。
・「痩せたい」→「体脂肪率20%未満」
・「会社を大きくしたい」→「売上100億円」
・「上司に認められたい」→「人事評価A」

課題の優先づけのヒント「インパクト(効果)」「時間」「気軽さ」(P76)

1.インパクトの最も高いものを最低でもひとつ選ぶ
2.インパクトが劣っても短い時間でできそうなものがあれば選ぶ
3.同列の課題が並んでいたら、気軽さを優先して絞り込む

結果目標KPI(P79)

Key Performance Indicator
検証フェーズで客観的に進捗状況を把握するためのものであり、ゴールに近づくための「サブゴール」のこと。

因数分解の「テーマ」(=お題)と「ゴール」は別(P108)

例)経営者が「経常利益10億円を目指す」とゴールを立てたら、因数分解をする時のテーマは「利益構造」にする

深掘りをする時の深さの基準は5段目(P110)

そこまで行くと課題が具体化しているので解決案も具体的なものが思いつきやすい。
ただし、ロジックツリーをすべて5段目まで埋める必要はない。課題になりそうな箇所だけを5段目以上をめどに深掘りする。

因数分解の課題を深める時は「WHY」ツリーか「HOW」ツリーの二択(P112)

ロジックツリー1段目だけは「MECE」を徹底する(P112)

最上端のテーマを分解する1段目だけは、MECEを徹底する。この段階で「抜け」が発生すると、その下位に来るすべての課題が検討対象から外れてしまうので、最初の計画段階での精度が落ちる。

切り方で悩んだらプロセスで切る(P114)

ロジックツリーの最初の切り方が重要だ、と言われるが、最も確実で簡単な方法はプロセスで分解すること。
例)メールアプローチをプロセスで切った場合
リスト準備→送信→アポ取り→ニーズ喚起→提案→検討→成約→リピート

「質」とは必ず「率」で考えることができる(P120)

メモ書きはアイデア出しのため、マインドマップはアイデア出しプラス、思考の整理のため使い分ける(P124)

解決案を分解したものがDOで、DOを分解したものがTODO(P133)

例)
解決案「会社の数字に強くなる」
DO「簿記の本を読む」→DOのままでは行動しづらい
TODO「今日中に駅前の本屋で簿記の本を3冊買う」「1週間ですべて読む」

タスクレベルまで分解したものがTODOTODO化されたかどうかの基準は「スケジュール帳に書き込めるレベルになっているかどうか」
「DOまでは考えたが、まだTODOになっていない」と気づくきっかけになる。
DOの状態で抱えっ放しになることを避ける。

完成型のDOか、継続型のDOか(P141)

たとえばスキルアップを目指す時に「セミナーを受講する」というDOは1回で終わる完結型であり、「1日10分トレーニングをする」というDOは継続型。
また、「ハキハキしゃべる」といった定性的なDOも、KPIを達成するまで毎日続けるので継続型に属する。

KDIの設定:DOを定量化する(P146)

どれだけ計画を実行できたか、を表す指標

週1回のペースで検証を行うのなら、KDIもその周期に合わせて分解しておくことが重要。

例)1000ページの大作を読むDO
「本を読みきったかどうか」という0か1かの数値にしたり「全体の何ページ読んだか」という達成率にしてしまうと、週に1回の振り返りをした時に、「その週の目標」が達成できたかどうかが不明瞭。
→「毎週200ページずつ読む」といったこまめな行動目標を立て、毎週その達成率を確認しながら軌道修正をしていくことが必要。

この検証サイクルごとに細分化した目標のことを「ラップタイム」と呼ぶ。

計画を立てる時に「ラップタイム」まで決めておく(P148)

DOに最終的に達成したい数値目標があったとしても、検証サイクルに応じて「ラップタイム」を計算しておくことがコツ。

終わらなくていい(P164)

ただし、「優先順位の高いことから順番に着手している」ことが前提条件。

TODOを詰め込みすぎて結果的に完遂できないことが増えると、人によっては自己不信に陥る。
PDCAをドライブする源泉となるやる気を大きく削ぐ結果になりかねない。

タイムマネジメントの3大原則(P170)

1.捨てる
2.入れ替える→「重要・緊急マトリクス」で優先度を比較し、DOを入れ替える
3.圧縮する→一緒にしてしまえること、時間を短縮する方法を考える
この順番で行うことがポイント。

3つの指標(P186)

KGI:ゴールの達成率
KPI:サブゴールの達成率
KDI:行動計画の達成率

できた要因も分析する(P207)

PDCAを回す時は、「できなかった要因」だけではなく「できた要因」も分析すべきである。
できなかった要因を見直す=「改善案」
できた要因を踏まえてさらに上へ=「伸長案」と呼んでいる。

できたことを振り返る行為は創作料理をレシピ化するのに似ている(P208)

料理をする前に分量や手順を書いておくメモのようなもの。適当にスパイスや隠し味を入れて作った結果、とんでもなく美味しいカレーに仕上がったとしてもメモがなければ再現できない。
再現を繰り返していけば、そのレシピはデフォルト化する。

気づきはC。PDCAのスタートになる(P211)

ふだんの生活の中で「なるほどな」と思える気付きがあったら、それはPDCAを回すきっかけになる。今ままで気づかなかった自分の弱点が見つかったからだ。
これはPDCAで言えばCにあたる。
さらにそこから踏み込んで「なるほどな。じゃあ、自分もやってみようかな」と思えたら
PDCAのAとPの領域に入り、実際に行動に移したらD。さらにその成果があったかどうかを振り返ったらC。立派なPDCAサイクルの完成である。
→PDCAは、何も計画フェーズから始める必要はない。

大きな失敗をして自分の弱さに気づいたり(C)、本を読んで今すぐ実践したいことが見つかったり(A)すれば、PDCAの種は植えられたのである。

「10分間PDCAシート」(P257)

あるゴールに対して
1.課題を書き出す
2.課題を絞る
3.解決案を書き出す
4.解決案を絞る
5.TODO化する
究極的にシンプルだが、PDCAから実行サイクルだけを抜いて単純化したらこの形に行き着く。

2015年07月31日

あとから活用できる手帳はこう書く☆☆☆

速攻で仕事をする人の手帳のワザ (アスカビジネス)
佐久間英彰
明日香出版社(2014/11/21)
¥ 1,512

そろそろ来年の手帳をどうするか、考える時期になってきた。
私の候補は2つ。どちらも、A5、方眼、11月始まりというポイントを押さえているので、あとは見比べて決めようと思っている。

その候補のひとつが何度も手にとっては敗退してきた「ジブン手帳」*1
ウィークリーの文字フォントがどうにも好きになれなかったのが、今年から変更されたようだ。もともと3冊分冊なのは魅力的、と思っていたので一気に候補に浮上。

ちょうどタイミングよく、家族がこの本を借りてきた。表紙にはまったく出ていないが、実は「ジブン手帳」の作者の書いた本だったのだ。
「ジブン手帳」がどういう手帳なのか、コンセプトがよくわかる本だ。


◆目次◆
はじめに
第1章 やっぱり紙の手帳!編
第2章 手帳は選べ!編
第3章 スケジュールの書き方編
第4章 プロジェクト管理編
第5章 メモ編
第6章 徹底活用編
第7章 人生編
第8章 手帳周り術編
おわりに

最初に書いてあるが、この本のテーマは「ジブン手帳」の使い方ではない。他の手帳でも使えるポイントが紹介してある。
とは言っても、ここに書かれたあれこれを全部取り入れたい、と思ったらジブン手帳を買った方が早いのも確か。

著者の考え方は明快だ。「あとから活用できる情報を貯めるもの」、それが手帳だという。だから、天気も書くし、食べたものも記録するのを勧めている。


面白いと思ったのは、「手帳のルールは片づけと同じ」ということ。
つまり、「(片づけ)置き場所を決める=(手帳)どこに何を書くか決める」のルールを作ってしまえば、毎日きちんと書けるようになる、という考え方だ。
「ジブン手帳」は好みが分かれる手帳で、好きじゃないという人はだいたい「自由度が低い」ことを理由に挙げる。
でも、逆に言えば、天気の欄、今日の気分の欄、食事メモの欄があることで、忘れずに記録できるということでもあるのだ。
そういう考え方は今までしたことがなかったので新鮮だった。


ジブン手帳を今年また候補に入れたのは、こちらのブログがきっかけだった。
藍玉スタイル――ジブン手帳の使い方 Category

この中のある記事で、著者のトークショーの内容と、ジブン手帳の記入例ページが紹介されているのだが、そこで面白いと思ったことがこの本でもくわしく説明されている。

  • マンスリーページを「3行日記」にしてしまう
  • 理想の1週間の時間割を書いてみる


また、手帳だけではなく、著者が実践しているプロジェクトの進め方や、タスク管理・実行方法も載っているのでお得感があった。


残念なのは、面白い本なのにいろいろと詰めが甘いこと。あれだけ売れている手帳の作者が書いた本にしては地味すぎる。それに、巻末に便利な文房具などが紹介されているのだが、品番や価格が載っていない。
出版社が実用書メインのところなので、限界なのだろうか。

ジブン手帳を買う前に、読んでおくと参考になります。
私のアクション:マンスリーで3行日記を書く

関連記事
読書日記:『ゼロから始める手帳活用術』※美崎栄一郎さんの本
手帳術・私の変遷


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

手帳は、あとで活用されてナンボ(P2)

予定だけでなく、結果まで書き、時々見返し、またそれを次に活かす。そこまでできて初めて手帳。活用されない情報は「ない」も同然。

部屋の整理整頓と、手帳の整理整頓は同じ(P3)

(ものを片づけて整然と生活できるのは)、ルール化されているからできること。置き場所が決まっているので、使い終わったらすぐにどこに片づけていいかわかる。
手帳も同じ。どこに何を書くか決めておけば、1年後に手帳を見てもすぐに思い出せる。

予定は矢印、結果は枠で囲む(P70)

予定時間は上下矢印で書いておき、あとで実際にかかった時間を蛍光ペンで囲む。こうすれば、予定よりも長くかかったことが可視化できる。

プロジェクト/ゴールに向けてタスクを決める(P82)

付せんに、ゴールに向けて何をすべきか1枚にひとつ、思い浮かぶ限り書き出す。できるだけ細分化する。
「いつまでに、何をしなければならないのか」「どれくらいかかるのか」「誰が責任者なのか」など。
その中には、自分の作業だけでなく、他者への作業も含まれる。「いつまでに誰に何を発注するか」「その人が作業を完了するのにどのくらいかかるのか」など。

次に、付せんをつなげる。この時、注意する点として、他の作業と並行作業できるのか、それとも他の作業が終わってからでないとすすめられない直接作業なのかを意識しながらつなげる。
できあがったら、その通りにガントチャートに記入する。

付せんを使って「ToDoリスト」の実行力UP(P96)

やるべきことを書き出し、優先順位をつける。
リストを付せんに1枚1件ずつ書き出す。手帳やPCに、優先順位の低いものから順に重ねて張り、最終的に優先順位の高いものしか見えないようにする。終わったら1枚ずつめくってタスクを処理する。

思い出せないメモに価値はない(P106)

思い出すために「人」と「場所」を書いておくとよい。
・誰と一緒にいた時に書いたメモなのか?
・誰から聞いて書いたメモなのか?
・どの雑誌に書かれていたことか?
・どこで書いたメモなのか?
などなど。

理想の1週間の時間割を考える(P150)

使っていないウィークリーページに書けばOK。
7日間全部が理想だが、むずかしければまずは平日/休日から。

理想を一度可視化することで、実際の行動も少しずつ修正される。

*1:A5にはなっていますが、ちょっと細かったような…