2007-06-14 螺旋階段のアリス 書評 早期退職して開業した素人私立探偵と、美少女助手の安梨沙(ありさ)が日常のちょっとした謎を解決していく連作集。ベースには題名通り「不思議の国のアリス」の登場人物と物語が流れる。まあ肩肘を張らずに単純に楽しめる1冊。最後の一遍で主人公が日頃すれちがいの妻との情愛を確かめる部分が印象的。可もなく不可もなく読後感はきわめて軽い。螺旋階段のアリス (文春文庫)作者: 加納朋子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/11/08メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (47件) を見る