[社会}地方の幸せ

著者は富士宮市長を2期勤め、独自のフードバレー構想を展開。食による産業、地方の活性化に成功した。キーワードは農業の6次産業化、循環社会の形成、食育。先行していた富士宮やきそばに続いてニジマスを特産品とする。東京の価値観を押しつけるのではなく、地方住民の幸せとは何かを問い詰める。アンケート結果等を見ると着実な成果はでているものの、まだまだ市民への浸透は充分ではないと自覚している。追随する他地方とのネットワークも強化中。新しい地方活性の方向性をしめす一冊。

地方の幸せ 富士宮フードバレー物語

地方の幸せ 富士宮フードバレー物語