あと1%だけやってみよう。

JR九州の列車デザインを長年手がけ、七つ星を世に送り出した著者の仕事哲学。異空間を作り出すためにデザインには徹底的にこだわる。工業デザインとしての真髄はむしろ関係部署とのコミュニケーション。目的を明確としたグランドデザインへはあらゆる業種に通じる。経済効率万能で疲弊した日本社会に警鐘を忘れない。引退を意識し後進の育成にも力を注ぐ。読むたびに九州へ行ってみたくなる。

  • 仕事とは相手と感動を共有すること。
  • コピーする以上進化させる義務がある。
  • デザインの99%は理屈。最後の1%で感性を入れる。
  • 無邪気な楽観=誠意を持って信頼関係を築く。
  • 全員が1%いまの能力を上げれな問題は解決する。