世界は分けてもわからない

科学エッセイ。専攻の分子生物学を題材に、人工的な分解による科学の解明は、自然界の因果関係を無視することに繋がることに矛盾に警鐘を鳴らす。1980年代にアメリカで起こった科学スキャンダルを詳述。恩師の期待に応えようとした若手研究者が理論に沿ったデータを捏造する。理研の小保方問題と酷似する。科学者を誘う誘惑は共通。吉田のお義母さんのお勧め。

  • 世界は分けないことには若ならい。しかし分けてもほんとうにわかったことにはならない

世界は分けてもわからない (講談社現代新書)

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