水力発電が日本を救う

日本が唯一世界に誇れる水力エネルギー。豊富な降水量と急峻な地形を生かして、再生エネルギーの柱とする。発案は元河川局長の竹村氏。既存のダムの効率化と嵩上げにより、現状の倍近い発電量が見込める。バラ色の話だが現実はさまざまな障壁。まず河川法の改正が必要。送電コストも気になるところ。経済性の前提は固定買い上げ制度だがこの持続性は疑問。本書は続編で福島では産官あげて特区とし、実証に移る計画。理論的には間違いなく正しく刺激的な提案。ぜひ応援したい。