○走りについて。


◇走っている。土砂降りでない限りほぼ毎日。つまり走りはボクの日課になっている。はやめに夕飯とり、ネットやテレビを見たりした後「さぁ走ろうか」ってウェア着替えて出掛ける。走る前に我流のストレッチ体操をやる。脚と背中を中心に。休みの日は午前中走ることもある。けどまぁたいがい夜が多い。
5キロ走っている。ちょっと前まで4キロだった。5キロもそろそろイケそうだと判断し、そうした。割合すんなり走れている。

走るきっかけはダイエット。食事どんなに頑張っても効果がでない。「これは運動するしかないぁ」と始めた次第。最初はウォーキングな走りだった。ナイキの走り支援アプリ、こいつの恩恵もでかい。1キロあたりのタイムが出るし、それがずっと保存されいるのでトータル走った距離や走りの向上具合が一目で把握できる。元西武の清原や安田美沙子長谷川理恵の声で励ましが貰えるのも嬉しいもの。まぁ機械だけど。

1年前は1キロ6分前後で走っていた。今は5分30秒くらい。かなり快調に飛ばせるようになった。速く走るにはそれなりにコツがあるんだなと気づいた。

本エントリーでは主題は、走りに対するのボクの気分の変化。速く走るコツについてがまた別の機会に書くつもり。

「俺はクルマで、夜の町をドライブ的に流しいる」

走り初めた頃のボクはそんな体(てい)で走っていた。走り中iPodで流す曲も、キリンジ中心(たまにFPM、または大橋トリオ等)。ドライブ気分とキリンジはすごくマッチし「俺はクルマ」 感にドンピシャだった。けど実際ボクはクルマじゃないし歩道を走ってるわけだけど。要するに夜の散歩の延長。そんな塩梅の走りだった。気分はクルマで。

でも今はまったく違う。身も心も徹頭徹尾ランナーだ。体(てい)なんて微塵もない。ひたすら「走る人」として走っている。ナイキ走り支援アプリが教えてくれるタイムに心底一喜一憂したりしてる。

たぶん、以前のボクは走ることに夢中でなかったと思う。いま振り返って思うと、それはダイエットで走るという、典型的なメタボおじさんの有り様を素直に受け止められなかったのからだ。あるいは、「ダイエット目的で走る」というベタな行動パターンに照れがあったのかも。「俺はクルマだ!」という夜ドライブの体裁は、実は走るという行為を自分に納得させるボクなりの呪文みたいなものだったのだ。

でも今のボクに呪文はいらない。走ることにモチベーションがあるから。ナイキ支援アプリや痩せているという効果のモチベ維持に繋がっていることは間違いけど、けどボクの走りモチベはそれだけではない。走りたい!から走っているという気分がすごく在る。ボクは走ることに夢中だ。「クルマの体で走る」とかベタにジョギングおじさん化することを拒んでたボクが、走り自体に娯楽と感じ始めている!この変化に我ながら驚いている。驚きのあまり笑ってしまう。

走りにぞっこん。そんな自分に戸惑っているが、実際そうだから仕方ないなという感じ。走りの何がそんなに楽しいのか?速く走れるようのなったのが嬉しいのか?走りきった後の心地よい疲労感がイイのか?今ひとつ自分でもわからない。そういえば、走りなかで自分の知らない自分を発見することがある。「発見した自分」とは、もっとと速く走りたいという欲求だったり、老いだったり、ド根性だったりする。こんな多様な自分があったのかという驚きがある。それが面白いのかもしれない。

つまり、走ることが楽しいと感じ、ボクは走っている。いやぁ、クルマの体で走っていたアノ頃からするとずいぶん遠くまで到達たなぁと思う。で、今ランニングの伴奏ミュージックとして気になってるのは、ベースメント・ジャックスのニューアルバム「Junto」ですね。



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