「夏日」、「アシナガバチ(脚長蜂)」も営巣中…。

キウイ棚の「雌花」(20.6.16)

今朝もまた、ご親切に「キウイの雄花」を届けてくださいました。
画像、「キウイ棚の雌花」は、連日次々と花を開いています。
今日は、毛筆を使って、人工授粉を行いました。ネット検索すると、人工授粉は、半開きの雌花に行うと効果的…、とありました。
まだ、蕾がちらほら見えます。まだ数日のチャンスがあります。
とにかく、うまく結実することを願うばかりです。
キウイ棚の下に、ブルーシートをかけたハウスがあります。
なんと、天井支柱に、「アシナガバチ(脚長蜂)」が営巣中です。

(昨夜、この続きを書いたのですが、パッと消えてしましました。
コメントで、aymaderaさまに約束したので、今日、一日遅れで書き足すことにします。)
世話をしているのは、意外にも、たった1匹の親蜂でした。ayamaderaさまのコメントによると、女王蜂?かも知れません。
佐久市では、平成4年から3年ごとに、「緑の環境調査」という市民参加・協力型の調査を実施しています。このアシナガバチ(脚長蜂)」も指標生物にされています。厳密に言えば、セグロアシナガバチやキアシナガバチなど数種類の仲間があります。しかし調査では分けずに、対象になりました。
昨年度、第5回まですんだところで、総括・報告(まとめ)がありました。一部を引用します。
〜第1回の計画段階で、その頃、アシナガバチのうち、家屋などの木質部を選択し、この場所のみを営巣場所としていたセグロアシナガバチが、人家の改築にともなって、順次営巣場所が少なくなるにつれ、ハチの数も減少傾向示していました。そこで、このハチを調査対象にすることにしましたが、アシナガバチ類の中から、セグロのみを選ぶことには、少々の困難もありましたので、一般にいうアシナガバチ(方言で、「あしっつるし」)とした経過があります。従って、調査結果も最低2種類の混同がされることになりました。
その後、ハチの方も、懸命に木質部のある家屋を探したり、家の木質部が老朽化傾向にともない下見板などでの、セグロの営巣が見られるようになってきました。そのためか、一時期の減少が止まり、極度の低落をしないで、マクロ的な考察では毎回の調査結果では、横ばい状態であるように推測されます。セグロの比率がどのくらいか判断できませんが、したたかに生きる自然界の生物の生きざまを、アシナガバチにも、一層強固に持ってもらいたいと願っています。

というわけで、画像の我が家の「アシナガバチ」の巣は、ビニールハウスの鉄パイプに作られているので、したたかな姿といえます。
子どもの頃には、アシナガバチは毎日のように見られ、巣の数も多く大きなものでした。
子どもは、巣を、長い竹竿で落とし、中の幼虫(うじ虫)を飲み込みました。たまに潰れると、ちょうど溶き卵の味がしました。たくさん採れると、フライパンで炒って食べました。これは、珍味でしたよ。
方言で、「あしっつるし(脚吊るし)」と呼んで親しんでいました。
刺されることだって日常茶飯事の出来事…。「すぐに、おしっこをつければいい。」気楽なものでした。懐かしい思い出です。
近年、蜂と聞けば、「危険だから殺せ。」という風潮があります。
でも、アシナガバチ類は、特に攻撃性はなく、害虫の青虫を食べてくれる益虫です。
我が家のアシナガバチさんと、共存するつもりです。

夜になって、旧暦、「五月十三日」のお月様が、南の中空にかかりました。
(22:09)