「啓蟄」、「ナツボウズ(夏坊主)」も咲いて…。

「ナツボウズ」が開花。(29.3.5)

二十四節気啓蟄」の朝、曇り空ながらかなり冷え込みました。
アメダス、最低気温は4.9度(6:30)、日中は気温が上がる予報です。
地面も柔らかくなって餌があるんでしょうか、「ヤマバト・キジバト」が歩きながら何かを啄んでいます。
ナンテン南天)の株元に、「ナツボウズ(夏坊主)の黄色の花が開きました。

ずいぶん早くから蕾が膨らんで、すぐにも開きそうだったんですが…。
沈丁花」の仲間らしく、膨らんだ蕾の状態で寒さに耐えてきたのです。
「オニシバリ(鬼縛」」とも呼ばれます。『俳句歳時記』より引用します。
ジンチョウゲジンチョウゲ属の落葉低木。樹皮が強靭で、鬼をも縛ることができるという意のなである。葉は秋に生じて冬を越し、夏に落葉するのでえ夏坊主とも呼ばれる。雌雄異株。春、葉腋にジンチョウゲに似た黄緑色の小花をつける。(以下略)
午前中に、地区の公民館で「人権学習会」があり出席しました。
講師の用意した資料に、2017.1.31付け「読売新聞・編集手帳」の記事がありました。
自由の女神像」に関するもの、一部を引用します。
〜すべての人間は平等につくられている…。建国の精神を高らかにうたった独立宣言書である。〜像の台座には、詩人エマ・ラザルスの詩が掲げられている。〈貧困に苦しむ世界中の人々を、自由を奪われた人々を、わがもとに来たらしめよ〉〜
もう一例、医者と患者との対話に関するもの、一部を引用します。
♦がん手術で活躍していた医者が、胃がんと診断された。今週BS日テレの報道番組に登場した、金沢赤十字病院長西村元一さんである。転移の具合から「自分の場合は明らかに治らない」と冷静な口調で語った。♦闘病の中で得た知見を、講演や著作を通じて発信している。治療する側と受ける側の思いのずれに気づいた。医者が説明して、患者から質問が出ない。すると、「分かってくれているんだなということで、ものごとが進む」。実は「患者さんは何を聞いたらいいのか分からない」という場合も多い。対話がかみ合うためには、どんな工夫が求められるのか〜(以下略)

病院のお医者さんに対して、患者の立場は実に弱い…。
患者が心にある確かめたいことを、遠慮しながら恐る恐る尋ねても、医者からは、まったく相手にされないことば…。
やっぱりそうか、聞いても無駄だったのか…。

しかし、立場をかえてみれば、自分も相手に対してこんな言動を取っているのかも知れない…。
今日の学習会、いろいろ考えさせられた、地域住民にとって大切な集まりでした。

図書館から、「ネット予約の本が用意できました。」と、メールが入りました。
昨日、土曜日の「落合恵子の絵本の時間」で紹介された絵本・『たんぽぽ』です。
作・絵「かいのぶえ」の名を聴いた時は、すぐに気づきませんでした。
「蔵書検索」しながら、以前に紹介された絵本・『雑草のくらし』の甲斐信枝さんを思い出しました。
ページをめくると、雑草らしい「たんぽぽ」のたくましさが…。

みんな めを さましたのに、
ひとつだけ めを さまさない たんぽぽがある。
からだを よこにして ねたまま。
どうしたのかな?
 ああ、この内容だ、「たんぽぽのちえ」、確か国語の教科書で習ったけ…。

親も子も、自然の草木に関心が薄れている昨今です。
絵本を見たり読んだりしたら、実際に草木のたくましさ・強かさを観察し、学んでほしいな。

午後は、すっかり曇りました。
明日は低気圧が通り、お天気は下り坂、春は目まぐるしく変わります。
テレビの気象情報です。

アメダス、最高気温は13.8度(14:20)、気分も晴れない一日でした。