クラウンノナミダ。

クラウンは正直になれない。だから、おどけ、ふざけ、笑われようとする。不器用な小心者のねじれた日常。

歪んでバランスを保つ己の恋愛話

結局、朝ぬべーっとて寝て、昼前に起きて、のそのそ仕事に行く。
持って帰っても仕事しないなぁと思う。だめだ。

そして、そのままポックリ大好きなあの人の仕事を忘れるっていう。
ささっと書きゃいいのに。
内容は決まってたけど、乗り気じゃないんだ、最近。
夕方に何とか書き上げて送った。
深く考えてないから、返りが楽しみだ。
結局楽しみだ 笑


ちょっと今、気持ち複雑なんだと思う。


取り留めもなく書こう。

自ら望んで恋愛話を掘り下げたことはないんだ。



一昨年だ。
初めて大きな打ち上げ以外の酒の席で、少人数で飲んだ日。

相手との喧嘩が堪えない話を聞いて、
『あ、この人相手いんねやー』ってのが最初。
自分でも驚くほどに、あっけらかんとしたものだったよ。
もっと、こう、ショックなものだと思っていたから。
10年以上も好きだった気持ちが、
恋じゃなかったんだってその時の自分は思った。
仕事柄相手がいないわけがないってどこかではわかってたよ。

「・・・ま、そうよね。」って妙に納得して。

向こうがこちらの恋愛事情を凄く聞きたがるから、
ダメなやつばかり好きになると、
悲惨な笑い話ばかり並べて話して 苦笑
しっかり苦笑いされて… 苦笑

最終的に「仕事と私どっちが大事なの!?」
って相手に言わせた話で意気投合するってカオスだった。

自分も今の仕事は一生ものだと思っているし、
向こうも今の仕事に命かけてるのは知ってたから、
やっぱそうなんだと妙にキラキラした。それが最初の恋愛話だ。

所詮、好きって事だったんだと思う。
頭おかしくても魅力的に見えるんだよ・・・恋するって恐ろしい。

その時に言われた「え、もう一緒に住も!!」って言葉に
胸キュンした時が一番純粋だったと思う。

確か「いやいやいやいや!!」って断ったんだけど
「何がアカンの!?」ってゴリ押しされた記憶。
「田舎から出てきたらええやん!」って何度も言われた。
冗談ってわかってても、ノったらダメだって
頑なに誠実に対応した選択は、今も間違いじゃなかったと思う。
それに、あの時は本命がほかに居たし、
単純に互いにそこまで本気じゃなかったからの軽さで
済んだのだと思うのだよな。

あれは絶対、今の関係に繋がってる・・・良くも悪くも。

そして、そういう話を、
俺みたいな関係性の人間にしちゃうんだって思った。

都合よく捉えれば、
あの時点で恋愛話を外に出してたってのは、
ただ好きで追いかけてる人から仕事相手になってないとなかったと思うし、
(それは今の鉄壁具合を見てもわかる。客には絶対言わない、あの人は。)
その状態の異性だからこそ、どうなん?って聴いたんだと思うのよな。

ある意味、信頼関係は出来てたんだと思うんだけど、
今思えば、こっちが昔から追っかけ的に好きなのは知ってるわけだから、
それ自覚してても無自覚だとしても、恐るべきたらしだと思うよ 笑

ある意味、無自覚に試されてたんやと思う。

相手と喧嘩してて魔がさしかけてたんだと思うし。
2人きりじゃなくてよかったと心底思う。


あの頃から多分結構な人数相手にしてると思う。
本命も、遊びも。


ただ、そういうのの目覚めがスゲー遅かったって話も
なぜか聞いてるのだ、自分は。
だから、違和感がないというか、腑に落ちたというか。

我がことじゃないから、こんなにのほほんと受け取っている
というのも大きいのかもしれない。

星が好き過ぎて、部屋の中にも星空を入れられないかって、
蛍光テープを小さく小さく刻んで
部屋の壁いっぱいに貼ってたって話を聞いたことがあって。
そんな子どもだったんだって。大きくなるまで。
だから、悶々とした時の処理も知るのはずっと遅かったって。
(ちなみにまだこの頃は、こんな話してごめんねなどと言われていた)

なんてあの人そのまま、絵に描いたような子どもだったんだって思ったよ。

きっと…今も、ずっと、あの人は、子供なんだろうと思う。

家庭環境も影響してるのかなとか、いろいろ考えたこともある。
愛に飢えてる感じがするから。
あんなに愛を語れるのに。
キラキラ輝いた愛を、ロマンチストに語れるってのは、
その分の闇がデカいんだろうね。理想がキラキラしすぎてる。
だけど、どうしたらいいかわかんないんだろうな。

しばらく「恋ってどうやってするの!?」と
連呼していた時期も知っている。

実はかなりゆがんでる人なんだと、自分は感じてる。

今も昔も仕事が一番な人だから。
そこへの愛情が一番だから。

そんなのは、あなたと逢う前から知ってる。
そこへ一番愛情を注ぐあの人が好きなのだ。
仕事を一番にするあの人が、自分は愛しくてたまらない。


で、先日、どっちも本命事件とその余波ってのがあって・・・

もーこれもおかしいからいつか多分どっかで話せたら話すけど、
あれが結構自分にはショック度合いがひどかったらしい。

あれに笑ってた自分も、だいぶ頭おかしくなってると思うんだが。
あれもあれでとても腑に落ちたのだよな・・・。



で、結果、今、本当に独り身らしいんだよね。
遊んでる相手はいるらしいんだけど(マジでヨメよ、シバいてくれw)

その状況把握した後に酒の量と共にボディタッチ増えてくから、
あーもーこれ、完全に寂しい子だと思って。
とりあえずアチコチべたべた触って、
最終的にそれはあかん!ってとこで頭バシコーン!はたくっていうコント。

そんな完全セクハラでも許してるのは、
自分があの人の事を好きだからというのはもちろんだけど、
あの人が、ギリギリのラインを踏み越えないからというのが強い。
好きなのに、踏み越えないことを褒めるって、すごく、おかしいけど…。

昔、それで痛い目でも見たのかもしれない 笑

「抱くわ!!」
『おう!抱いてみろや!!』
「あかん!それしたら、周りに怒られるもん…」

これもコントだな。
まぁ、自分が自ら色気や雰囲気を
わざとぶち壊しているというのが正しい。

仕事相手(身内)には、手を出さないぞ!って
意思表示をはっきりするんだよね。
それは客も同様みたい。いいことだ。
自分も、かつての客で、今は同志で、
まだ利用価値があるからなんだろな、と歪んだ心持ちで構えている。

怒られようがなんだろうが良い、お前が好きだ!ってなったらいいのに…
とは、密かに思っているが、まぁ、無理だろう。

そう、ある意味、その線を越えることはないポジションなのだ。



話がだいぶズレた。



とにかく、今、独り身で寂しいらしい。

目の前に人がいたら触りたくもなろう。

結構お酒が入っていたし、自分も珍しく酔っていたので、
この前、初めて、触ることを拒否しなかったんだ。

「嫌じゃないの?」って。

試されてんだってわかってたけど、

『今、酔ってるから許してあげてんだよ!』
って強がって言ってしまって。
『ここで、真顔でされたらいややけどな…』
って言っちゃったんだよなぁ…もう、これ激しく後悔してて…
お願いだから酔ってて忘れててほしいんだが…
「えっ…そうなん…?」
ってすげーショボンさせちゃったのよ…

なんだ、この、俺、悪くないのに、

ス ゲ ー 罪 悪 感 。

これで、身をゆだねりゃ良かったじゃんって思うでしょ!?
・・・無理よ。

それをじっと横で見てる、
あの人の付添みたいな
結構酒の強い冷静な後輩がいたからさ…!

… 色 ん な 意 味 で 無 理 や ろ ! ! 爆

クチの軽い子じゃないけど、今後仕事しづらいやんか…無理!
(あの人よりやりとりが多いのはその後輩なのだ)

結局帰ってから
自分が言った事に後悔した反動も手伝ってしまい、
酔った勢いで
「好きでもない人に揉ませんからね!」
と文字で残すっていう・・・

これが一番反省点・・・なんやそのツンデレ・・・。

それから、どこかやりとりしづらい。

でも仕事はせねばならない。

地獄のようだよ・・・ここ数日。

酔ったその場はどーとでもできても、その後な・・・

己が気にするからなんでもかんでも歪んで聞こえてしまう。

最悪。己が最低。







・・・・・というわけで、禊かのごとく、

髪をバッサリ切って、反転の気分。



それでも、
「髪切ったん!?」
って触られるんだろうと想像する自分が切ない。


好きなんだな、この人はってのが本人にも周りにもだだ漏れなのに、
これは追っかけとして好きなんです〜って貫き通すのは
いったいいつまで通用するのだろうか。

そして、あの人がこちらを好きになることが、あるのだろうか。

流されちゃいけないって頑なすぎるのか。
流されてみた方がいいのか。
遊ばれた方がすっきりして仕事に向き合えるのだろうか。


わからない。


恋と仕事と周りの目とお客さんと本人とヨメさん(※ホントの嫁ではない)と
すべてのバランスが絶妙に歪んで成り立っている。

髪を切ってさっぱりしたつもりだったが・・・

そう簡単ではないようだな。やはり。